2013年10月27日日曜日

平成25年度の長野県「県民協働による事業点検」

1週間前のできごとを報告します。
この日は、松本大学は大学祭の真っ最中。雨の1日でした。

私は、県民協働による事業点検に有識者という立場で参加していました。

この事業点検は、長野県が「長野県総合5か年計画2013~しあわせ信州創造プラン~」の着実な推進に資するよう、県民と協働で事業の点検を実施し、将来に向けた事業の改善を図る「県民協働による事業改善制度」に基づいて行うものだそうです。

過日、事前説明会があり、そこで提供された資料をもとに質問事項を提出し、先週末がその実施日だったのです。

私が出席したのはD班。
株式会社エムウェーブ 代表取締役社長の土屋龍一郎様がコーディネータを務めてくださり、決められた時間枠のなかで、適切な進行を図ってくださいました。

D班が担当した分野は、「信州ブランドの確立とマーケットの創出」、「保健活動の推進」、「豊かな心と健やかな身体の育成」の3分野でした。農政部、健康福祉部、教育委員会に関わる一部の事業でした。

午前中はいずれも農政部の事業である下記の3つ。
○信州の伝統野菜認定・支援事業
○信州のおいしい牛肉認定事業
○ 「おいしい信州ふーど(風土)」プロジェクト推進事業

コーディネータを除いた有識者のうち私以外の方は、どちらかというと、この分野の皆さんでしたから、貴重なご指摘が多く出されました。
私は予算額の大きい部分について事前に質問させていただいたのですが、国からの予算との関連で組まれている事業であり、フレキシブルに運用するのは難しい面があるようでした。

県政モニターの皆さんからのご意見も有意義だったと思います。

午後は、保健活動推進と食育に関連する事業でした。
○すこやか信州食育発信事業
○体験的食育推進事業
○学校・家庭・地域全体で取り組む食育推進事業

良く分かっている分野だけに指摘がしにくい感じもありましたが、意見は述べさせていただきました。

資料を見せていただいているときに、予算枠が小さいのに(残念ながら!)、どうしてこの分野が対象になったのかしらと不思議に思っていたのですが、うかがったところでは、同じような事業を担当する部署がたくさんあるので、見直しができないかということだったようです。

食育は間口が広くて、担当部署が多岐にわたるのは、県レベルだけはありませんが、他の分野の皆さんからするとそのあたりに違和感があるようでした。
行政において、一つの事業を部局横断的に進めるのは難しいようですが、食育ではそれが不可欠だと思っています。

この点検を良い機会として、長野県において多面的な食育が一層推進されますよう期待していたいと思います。

ずっと椅座位のままの慣れない業務で疲れましたが、食育に関わる関係者として、皆さんの理解が得られるように活動し、評価し、公表していかなければならないと反省する機会を得たことは、私にとっての収穫でした。

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