2013年1月28日月曜日

信州大学医農連携市民講座

信州大学大学院農学研究科教授の大谷 元先生から、信州大学医農連携市民講座で話題提供をしてほしいというご依頼を受けていました。大谷先生には、長野県栄養士会の研修会やセミナーでお世話になっていたので、お断りすることもできず・・・・・。
本日、その講座が松本市内のホテルモンテーニュ松本で開催されました。

テーマは、「長寿で健康であるための食生活と運動の役割」 
自分流に解釈して話の内容を設定したので、企画された先生のご意向に沿っていなかったり、話がダブっていたりするのではないかと思っていました。
当日資料を見ると「やっぱり・・・」でしたが、いただいた時間が短かったので、私の次にお話された信州大学医学部教授の野見山哲生先生にお願いしてしまった部分もあり、結局、ぶっつけ本番でよかったのかもしれません。
    
信州大学農学部長の中村宗一郎先生のご挨拶のあと、大谷 元先生が「生きる上での食物の役割」というテーマで、食物の機能、栄養素摂取、特定保健用食品などについてまとめてくださいました。2番目が私でしたが、大谷先生の講演を踏まえてお話させていただいたので、とても助かりました。
私のテーマは、「長野県人の食生活から考察する~伝統的な日本食と長寿~」。話の筋は食育の講演などで扱う内容とそう大きくは変わりません。
なぜ、長野県民の野菜摂取量が全国一多いのかについて触れましたが、ご質問、ご意見、ご提言をいただき、いろいろなヒントを得ることができました。今回、お誘いいただいて良かったと思いました。
私のあとは、野見山先生が「長野県民の栄養摂取の現状と疾病について」というテーマで、県民健康栄養調査や各種公衆衛生指標をもとに、長野県の特徴についてまとめてくださいました。
最後は、信州大学大学院医学系研究科教授の能勢 博先生と同大学院学生の森田淳美さんが、「運動を驚くほど楽にする食品成分が存在する!?~5-アミノレブリン酸の場合~」という最新の研究知見についてご紹介くださいました。とても興味深いお話でした。

この市民講座は、(財)長野県テクノ財団 伊那テクノバレー地域センター、信州機能性食品開発研究会および次世代工業化農業研究会の共催ということです。これまでは研究会の会員を対象とした講座を開催していたそうですが、本日は公開市民講座という形でした。一般の方も50名程参加されていて、全部で120名程の聴講者だったそうです。盛会でなによりでした。

講座のあとの懇親会にもお邪魔させていただいたのですが、次から次と長野県内の食品関連の皆さんが挨拶に来てくださり、皆さんから興味深いお話をうかがうことができました。
まむしは卵胎生で子へびの形で生まれてくるとか(皆さん、ご存知でしたか?)、食用ミドリムシの研究をなさっていた方のお話とか、野菜のジュースをつくっていらっしゃるメーカーの方からは絞るときのミネラルや食物繊維の損失についてお話を伺ったり、お世話になったことがあるキノコやワサビのメーカーの方とお話したり・・・etc 
「へぇ~?!」というお話がたくさんうかがえて楽しい懇親会でした。

ただ、たくさんの皆さんと名刺交換していたら、会の締めの時間になってしまって…おいしそうなバイキングのお料理は一皿いただいただけで終わってしまい・・・ちょっと(いや、かなりかな)残念!! やはり、私、食いしん坊(いや“坊”じゃなくて“嬢”、いや、“マダム”にしておこう)のようです。

0 件のコメント:

コメントを投稿