2012年9月13日木曜日

日本栄養改善学会1日目

昨日、第59回日本栄養改善学会がスタートしました。

評議員会、総会のあと、徳留裕子先生の学術総会会長講演がありました。

「食事調査法の評価と課題」というテーマで、来年度の学術総会会長に決まっている伊達ちぐさ先生が座長を務められました。
お二人とも食事調査の分野では日本の研究者のリーダー的立場にある先生方ですが、この3月まで厚生科研でいっしょに研究を進めさせていただいておりました。

3年間の研究期間中に先生方に教えていただいたこと、ともに考えてきたこと、悩んだことなどを思い出しながら、講演を拝聴しました。

座長の伊達先生もおっしゃっていましたが、徳留先生はアイディアがとても豊かで、研究を進めるにあたって先生のアイディアが活かされたところがたくさんありました。

“チャーミング”という表現がとても似合う先生です。

その後の文化講演は、国際日本文化研究センター名誉教授の山折哲雄が「日本人の生命観ー信ずる宗教と感ずる宗教ー」という演題名でお話しくださいました。エネルギー制限・飢餓と精神の清浄化などについて、今後深く考えてみたいテーマをいただいたように思います。

京都大学霊長類研究所教授の松沢哲郎先生の講演「想像するちから:チンパンジーが教えてくれた人間の心」も、とてもよいお話でした。
先生の研究を紹介していただきつつ、人間の特徴として、「あおむけ姿勢」「おばあさん」「教育」「言語」などの項目に沿ってお話してくださいました。
「人間の特徴は、想像するちからの時間の広がりと空間の広がり」だそうです。「へえ~」とびっくりする知見をたくさん教えていただきました。

とても素敵な文化講演2本でした。

その後は、自由集会で勉強し、ここでも今後の研究に向けて、多くのことを考えることができました。

充実した学会1日目でした。

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