2012年6月7日木曜日

ジビエの調理学実習

    松本大学の健康栄養学科では、調理学の石原三妃先生が担当される2年次の応用調理学実習で鹿肉を調理します。本学特別講師の藤木徳彦シェフが直接学生に指導してくださるのです。藤木シェフは、長野県内はもとより日本において、信州ジビエ料理のシェフとして著名なかたです
(藤木シェフは「ジビエ料理だけ提供しているわけではないんだけど・・・」とおっしゃいますが・・・)

    学生たちは、鹿肉の解体にチャレンジし、それをミンチにしてハンバーグをつくります。たぶん、そんな調理学実習をしている管理栄養士養成大学は、日本のなかでも本学くらいかもしれません。

    今日はその授業がある日でした。藤木シェフが学生たちに学ばせたいのは、現在、野生鹿が農業生産に大きな被害を与えるため捕獲が進められているが、それをきちんと食することで農業を支える姿勢を意識すること、「いのちをいただく」ということを管理栄養士としてどう伝えていくべきを考えること、ジビエは美味しいということを知ることなどではないかと思います。  

    藤木シェフが理事、私が監事を務めている信州ジビエ研究会のこと、藤木シェフと本学との関わりなどについては下記をご覧ください。---------
給食経営管理実習で提供された食事
(写真をとるのが遅くなりました。
食べかけですみません)

 
鹿肉のハンバーグ。
今日は盛り付け方は二の次です。
    今日は、3年生の給食経営管理実習の授業日ですので、昼休みには3年生が給食の実習でつくってくれた給食をいただきました。今回は事業所を想定した給食だそうです。タニタ食堂のヘルシーメニューなどが注目されているので、学生も事業所給食の提供に力が入ったことでしょう。
    それをいただいているときに、応用調理学実習でつくった鹿肉のハンバーグが届きました。助手の先生お二人と3等分していただきました。やわらかく美味しく仕上がっていました。
    学生たちは、今日の授業でどんなことを学んでくれたでしょう? 今日、感じたこと、学んだことを管理栄養士として働くことになる日まで、忘れずに持ち続けていてほしいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿