2013年3月3日日曜日

全国研究教育栄養士研修会報告

3月2日・3日(ひな祭りですねえ!)に開催された全国研究教育栄養士研修会は、充実した研修会でした。

初日の「健康日本21(第2次)について 平成25年4月~改正点の特徴」という特別講演、「これからの臨地実習および校外実習を考える討論会」、2日目のオープンディスカッション「多職種協働の栄養ケア、食育について」の全てにおいて、松本大学はどんな管理栄養士養成をめざしていけばいいのか、とても考えさせられた研修会でした。

“全ての国民が共に支え合い、健やかで心豊かに生活できる活力ある社会の実現”をめざして、「健康寿命の延伸」と「健康格差の縮小」を掲げた健康日本21の基本理念
2日目に神奈川県立保健福祉大学学長で日本栄養士会の名誉会長でもある中村丁次先生がお話しくださった「ヒューマンサービス」についての考え方

この二つのベースには、中村先生のお話の中にあった「一人ひとりが人格を持った大切な人として生かされ、生きがいを持ち、その人らしく生きられるように」、「人が、人として、人らしく、他の人を支援していく」という考え方が横たわっていると思いました。

現代社会において、ヒューマンサービスを行う専門職にはIPW(Interprofissional Work 専門職連携業務)の実践が求められ、IPWを進めていくにはIPE(Interprofissional Education 専門職連携教育)が必要であるというお話のなかで、本学がめざしていくべき教育の方向性について考えました。

同じ方向で考え、実践してしてみていること、来年度取り組もうとしていることもありましたが、これから考え進めなければならないことも、たくさん!たくさん!あります。

夢と希望を持って入学してくる学生たちが、松本大学らしい学びの中で、有為な人材として成長していってくれるよう教育の進化を図っていきたい、大学教員としてそれを忘れることなく進もう・・・というお土産を携えて帰路につきました。

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