2015年12月29日火曜日

2015年の年末

今年も残すところ3日となりました。

松本大学は、今年度は25日が御用納めでした。
私は、25日は東京出張、26日はゼミ生とのアウトキャンパスステディでした。

仕事の区切りがついていなかったので、週明けの28日(月)は大学に出勤しました。

晴れ渡った寒い日でした。
その分、松本からは白い北アルプスがくっきりと見えました。

御用納めの後だったので、暖房は入らないだろうと覚悟していたのですが、その覚悟は必要ありませんでした。

学内には出勤している教職員が結構いらっしゃったようです。

あれこれしていたら、あっという間に夕方になってしまいました。
積み残し状態です。
いろいろ持ち帰るものを確認して・・・。後は来年になってからにしましょう。

2015年12月27日日曜日

今年最後のゼミナール活動

12月26日 ― 3年ゼミ生と松本市にある丸の内病院の開設70周年記念病院祭へ ― 2015年を締めくくるゼミナール活動でした。

会場のまつもと市民芸術館にはコバルトブルーのTシャツ姿の病院スタッフの皆さんが大勢。
病院に残っている方もいらっしゃると思いますので、病院ではこんなにたくさんの方が働いていらっしゃるのかとびっくりしてしまいました。

周年事業としての病院祭は「市民とともに 食と健康」という統一テーマということで、ずいぶん前に病院の栄養科さんからのご依頼を受け、ゼミナールの学生に活躍してもらうことになったのです。

食育SATを活用したブースの運営とミニステージでのペープサートを用いた栄養教育の2本立て。

市民芸術館のシアターパークと呼ばれるフロアにはさまざまなブースが開設され、その一角にステージが設けられていました。
明科竜神太鼓、ヴァイオリンスクールの子どもたちなどの演奏と、格調高いプログラムの中に、私たちのペープサートが組み入れられていました。

今年の栄養教育実習の中で開催した「おいでよ♪ 松大健康教室」の時のプログラムの中から二つを選んで行うことになっていました。

数回、練習はしていましたが、こんな立派なステージが用意されているとは思っていなかったでしょうから、学生たちも気後れしたことでしょう。

でも、ゼミ長を進行役にして即興で上手に対応できていました。
頑張りましたね。立派だったと思います。

食育SATのほうのブースも大賑わい。
参加させていただいた甲斐がありました。

SATはでICチップのついているフードモデルを機械にのせると栄養価が表示されます。
その結果についての指導は丸の内病院の管理栄養士さんがなさってくださいました。
その様子を見聞きしていたゼミ生はとてもいい学習をさせていただいたようです。

めざそうとする像を間近で見させていただくのはいいことですね。

午前中で各コーナーは終了し、食育SATを片付けて昼食休憩。

市民芸術館の楽屋に初めて入りました。
楽屋部屋はいくつもありました。

私たちは楽屋No.11を利用させていただいたのですが、この部屋は、午後から基調講演をなさることになっていた松本大学の根本賢一先生のための楽屋でした。

根本先生とスポーツ健康学科のゼミ生の皆さんは昼前に到着。
私たちは「おじゃましまーす」という感じでした。

昼食をいただいて帰るという私のところのゼミ生と別れて、私は根本先生の基調講演をお聞きするため、メインホールに向かいました。
根本先生のご講演の前にスポーツ健康学科の学生の皆さんの体操指導があったのですが、私が席についたときには学生の皆さんは舞台を降りてしまっていました。残念!!

根本先生のご講演は楽しく学術的、しかも日常にすぐに活かせる内容で、ホールにいた皆さんが熱心に耳を傾けていらっしゃいました。

聞かせていただくたびに、「栄養の話もこんなふうに受けとめてもらえるといいのだけれど」と思いますが、今回もです。
栄養分野の話は、スポーツのような日常でやろうとする意欲に働くかけるためのワクワク感を演出するのが難しいと感じます。

その方途について考えていこう思います。

皆さん、ご苦労様でした!!

2015年12月26日土曜日

Christmas week 2015

今年のクリスマス前後・・・

12月22日(火)は今年最後の授業日。
火曜日は担当授業がないので、なんだかほっとして出勤しましたが会議がありました。
のんびりし過ぎて遅れてしまい・・・メンバーの先生方にご迷惑をおかけしてしまいました。
本当に申し訳ないことでした。
午後にも会議。こちらはちゃんと出席しました。
学内をあちこちしているうちに1日が終わってしまいました。

23日(水)・・・天皇誕生日の祝日。
今度、3年ゼミ生が栄養サポートをすることになった高校運動部の身体計測日でした。
午前中、ゼミ生2名と打ち合わせをし、準備を整えて出かけました。
選手の皆さんも女子マネージャーさんもとても気持ちのいい生徒さんです。
監督の先生のご指導の賜物でしょう。

後日、先生からメールが届きました。

「次回お会いできる時には、全員が数値を高められるよう、一層追い込んでいきたいと思います。
是非楽しみにしていて下さい。」

怪我の無いようにしていただきたいですが、私たちもサポートし甲斐があるというものです。
ゼミ生の頑張りを認めていただけたようで、うれしいことでした。
・・・ということで祝日は終わりました。
24日(木)のクリスマスイブ。
午前中は大学院生と研究のまとめ方についての話し合い。
お昼に韓国KBSの取材。
長野県の長寿に着目した番組制作のためとのこと・・・先日、スポーツ健康学科の根本賢一先生とゼミ生の皆さんを取材にいらっしゃったのですが、こちらにも飛び火してきました。

今回、連絡をくださったのがそのとき同席されていた新聞記者の方だったので、新聞の取材だと思ってお受けしたのですが・・・。
行ってみると、カメラマンさんがいてびっくり。

テレビの取材はお断りしたいと申し上げたのですが、「ほんの少しだけ」と言われ、対応しました。
日本では放映されないでしょうから、いいとしておきましょう。

午後はセンター入試関連打ち合わせと全学協議会と会議が続き・・・その後、夕方からは、もう一人の大学院生と研究のまとめについて話し合い。
終わったときには21時を過ぎていました・・・長い1日でした。

翌日は次年度出版をめざしているテキストの編集会議。
その準備の原稿を出発前に整えないといけなかったのですが、全く進みませんでした。
帰宅してから取り掛かり、なんとかまとまったのは午前3:30.

25日(金)クリスマス。
睡眠不足のまま、7:40の新幹線で東京に向かいました。
編集会議を終えた後、あずさに乗車して塩尻に向かいました。
今年唯一のクリスマスらしい時間を過ごすためです・・・忙しい1日でしたが、この時ばかりはとても楽しい時間となりました。

そして、本日26日(土)。
松本市にある丸の内病院開設70周年を記念する病院祭に、3年ゼミ生とお手伝いに伺うことになっており、またまた朝早く家を出ました。
その報告は、後程・・・。

2015年12月21日月曜日

長野県栄養士会研究教育事業部の研修会

卒業研究発表会の翌日、12月20日(日曜日)は松本大学で(公社)長野県栄養士会研究教育事業部の研修会を開催することになっていました。

私、事業部長を務めており、企画・運営役でした。
午前中から準備のために大学に出勤。
よく晴れた寒い朝で、子どものように霜柱をつぶして歩きました。

案内のポスターを貼り歩いたり、講師接待用のお茶請けなどの買い出しに出かけたり、謝金を用意したり・・・昨日の卒研発表会まではそんなことをするゆとりもなかったので、午前中に一気に準備を進めました。

参加人数は少なかったのですが、いい研修会になったと思います。
講演2本で組み立てました。

後半は、長野県健康福祉部健康増進課 食育・栄養係の管理栄養士さんに、「長野県県民健康・栄養調査を踏まえた今後の健康づくり施策について」というテーマでお願いしました。
新しい研究成果や取組をご紹介いただき、研究者としても得るものがたくさんありました。
長野県の行政にいらっしゃる管理栄養士の皆様は、とても優秀な方々だと思います。

前半は、松本大学教職センターの藤枝充子先生にお願いしていました。
ご講演のテーマは、「子ども、家庭、教育」

藤枝先生が、「家庭教育」ではなく、「家族や家庭の中で行われる子どもに対する教育的営み」と表現するこだわりについて、納得することができました。
「家庭教育」という言葉は、近代の学校教育を補てんするために新しく作られた概念であると教えていただきました。(もしかしたら、違ってとらえているかも・・・。)

そして、お話のまとめのなかで「社会的オジ」のお話をしてくださいました。
「親に叱られた時に慰めてくれる地域の身近な大人。親が適切な子育てをできない時に手を貸してくれる大人」のことを指すのだそうです。
これからの社会にはこれが必要なのではないかとまとめてくださいました。

私たちの分野で注目されている「ソーシャルキャピタル」(地域の絆力といえばいいでしょうか)という考え方とつながっているように思いました。

異なる研究分野の先生のお話の中に、私たちの分野にも活かせる題材がたくさんあったように思います。

朝からの準備、終了後の片づけなどで疲れましたが、いい学習の機会となりました。

お世話になりましたお二方の講師の先生方に感謝したいと思います。

無事終了! 2015年度卒業研究発表会

先週末の19日(土曜日)、松本大学人間健康学部健康栄養学科の2015年度卒業研究発表会が終了しました。

基礎系、実践系、そして、食をめぐる社会科学や人文科学までを含めた幅広い研究分野から、口頭発表14演題、ポスター発表34演題の発表がありました。

口頭発表では誠実に研究に取り込んだことが伝わってくる発表がたくさんあり、とても気持ちのよい研究発表会になったと思います。

ポスター発表会場でも積極的な質疑応答がなされていました。
この後に所属ゼミナールを決定していく2年生にとっては、よい情報収集の場になったのではないかと思います。

発表会が終わった後の4年生は、いい顔をしていました。
発表会に向けて集中して取り組んだ日々を忘れないでほしいと思います。

私のゼミナールでは、夕方から打ち上げ会がありました。
毎年、繰り返すことではありますが、皆と話をしながら、あと3か月で卒業していってしまうのかと、ちょっぴりさみしくなりました。

気がつけば、2015年度も2週間足らずです・・・。

2015年12月18日金曜日

明日は卒業研究発表会

松本大学人間健康学部健康栄養学科の卒業研究発表会は、例年、各ゼミ1名が口頭発表、他のメンバーはポスター発表ということになっています。

私のところは基本的には一人1テーマということにしていますので、各自が自分のテーマをもち異なった研究を進めてきました。

口頭発表を担うことになった卒研ゼミ生もプレゼンテーションのスライドがほぼ完成。
ゼミの皆が代表者の発表を聞いて、あれこれ意見を出して修正を加えていくというのも通例になりました。

皆でより良いものにしようとしている姿をうれしく見ています。
そういうところがすばらしいです。

今日の午後も皆であつまって発表練習をしていました。
お互いの研究を十分にわかっていたわけではないので、すぐには理解できなかったようですが、何度も聞いているうちに研究の目的や手法がわかってきたようです。

私は、5時限目に授業があったので、最後の確認が遅くなってしまったのですが、皆の意見を取り入れてわかりやすく修正が加えられていました。

別のゼミのメンバーと同じ教室で発表し合い、質問事項を確認したりなどしていました。

いよいよ明日が本番です。
落ち着いて発表できますように!!

2015年12月17日木曜日

Happy news No.3 !!!

今週の12月15日火曜日。
ゼミ生の卒業研究論文作成最終段階の作業に追われている中、うれしい訪問者がありました。

2013年3月に卒業生したゼミ生でした。
同級生の男子学生と2人で訪ねてきてくれました。
「結婚することになりました!」という報告。

数日前に、「先生のところに伺いたいのですが・・・」というアポイントメントをとるための電話をいただいたときから、予感はあったのですが“当たり!!”でした。
大学生のときから、ずっと続いていたのですね。

彼に「もっと早くプロポーズしてあげればよかったのに」と言ったら、
彼女が「そうなんですよ。ずっと待っていたのに」と・・・。
そして、プロポーズした時の話などもしてくれました。

幸せオーラいっぱいの二人でした。
彼女は、来年、軽井沢でJune Brideになるのです。

おめでとう!!

2015年12月16日水曜日

目がショボショボ・・・

松本大学人間健康学部健康栄養学科の2015年度卒業研究発表会は12月19日(土曜日)です。
いよいよ間近となりました。

論文と抄録の提出日は昨日でした。
このところ、学生の論文の読み込みで“目がショボショボ”します。
疲れました。

赤ペン1本を使い切りました。2本目の芯もあと1㎝位で終わりそうです。

PCモニター上の校閲モードで校正するのが便利な時もありますが、「タイプミスを見つける」、「文章の構成などを考えながら読む」には、やはり紙にプリントアウトして読むのが一番だと思うのですが、この感覚は世代によって異なるのでしょうか?

たぶん人間の本質に関わる問題なのだろうと思うのですが・・・。

ゼミの学生たちにも「紙に出力して批判的に読んでから、持って来てね」と伝えているのですが、これがなかなかできないようです。

読み返すたびに修正点が見つかるのです。
私自身が直したところをまた修正したりしてしまうこともありますが・・・。

でも、やはり、この方法で読み込んであげようと思うのです。

ともあれ、皆、頑張りました。

大型プリンタのある栄養教育実習室は発表用のポスター印刷に向けての作業をする学生でにぎわっています。

金曜日は授業で使うので、明日が踏ん張りどころ・・・さあ、もう一息です!!

2015年12月15日火曜日

Happy news No.2 !!

先日、お伝えしたのですが、ドバイで開催されているバドミントンのスーパーシリーズファイナルで、私の教え子(といってもりっぱな栄養教諭ですが・・・)のお嬢様である長野県大町市出身の奥原希望さんが活躍しています。

そして、女子シングスで優勝
す、す、す、す、すばらしいです!!
と、と、と、と、とってもうれしいです!!

長野県の地方新聞である信濃毎日新聞では、第1面に写真入りの記事を載せていました。

お母様も喜んでいることでしょう。

小さな体ですが、フットワークがすばらしくいいのだろうなということは、シャトルを拾う瞬間の写真から伝わってきます。

「羽根つきよりはちょっとマシ」という程度にバドミントンをしていたことがあるので、あのフットワークにはほれぼれしてしまいます。

これからの活躍も見守りたいと思います。

2015年12月12日土曜日

Happy news !

うれしいニュースが続きました!!

もちろん、日本人の2名の研究者がのノーベル賞を受賞したこと。
金星探索機「あかつき」が再チャレンジで、見事に金星の周回軌道に投入されたこと
(とても難しいミッションだったそうですから、「やったー!」という感じですね。)

そして、昨夜は・・・
長野県川上村出身の油井亀美也さんが5か月近くにわたる国際宇宙ステーションの滞在を終え、無事、地球に帰還したこと。
今朝のニュースで、油井さんが卒業した高校のある佐久市で、市民有志の皆さんが映像を見ながら、その帰還を見守っている映像が流れました。
目を輝かせながら見つめる子どもたちの姿が印象に残りました。
自分の地域から宇宙飛行士が誕生したからこそ、心に残る感動を得たのだろうと思います。

そして、もう一つ・・・
アラブ首長国連邦のドバイで開催されているバドミントンのスーパーシリーズ年間上位8人によるファイナルの女子シングルスで、長野県大町市出身の奥原希望さんが世界選手権2連覇中のカロリナ・マリンさん(スペイン)を破り3連勝としたというニュース。
すごいです。

実は、奥原希望さんのお母様は長野県の栄養教諭で私の教え子なのです・・・というわけで、希望さんのことは身内のことのようにうれしいのです。
昨シーズンは、怪我でたいへんだったようですが、それを乗り越えて大きく成長したのですね。

「世界1位になったら」と考えると、ドキドキしてしまいます。
精一杯戦ってくれたら、それでいいのですけれど・・・。

2015年12月10日木曜日

ノーベルウィーク

今年の大きなニュースの一つが、日本の研究者お二人のノーベル賞の受賞!!

現在、スウェーデンのストックホルムでは、さまざまなセレモニーが開催され、毎日お二人の様子が伝えられます。
この後、間もなく授賞式が開催される時刻になります。

授賞式とその後に続く晩さん会の様子に親しみが湧くのは、それだけ日本人の受賞が続いているということでしょう。

医学生理学賞を受ける大村智先生と物理学賞受賞の梶田隆章先生・・・それぞれに研究者として素晴らしいだけではなく、その人柄もとても素敵な感じがします。

大村先生の妻・文子さんは、他界されているそうですが、「夫はいつか必ずノーベル賞を授与される」と信じて研究を支えていらっしゃったとか・・・亡くなる前に式典で着用する燕尾服も用意されていたと知って、すごい方だと思いました。
すばらしいご夫婦だったのでしょう。

そんなニュースを聞くと、だれもがいっしょに授賞式に参加させてあげたかったと思いますよね。
きっと天国からうれしそうに、見つめていることでしょう。

大村先生、梶田先生、本当におめでとうございます。

2015年12月8日火曜日

月曜日、新しい週です

ゆとりのない週末が明け、新しい週が始まりました。

4年生は、卒業研究論文を今週中にはほぼ書き終わらなければいけません。
健康栄養学科の提出締め切り日は15日。
少し、あせっっている様子も見えますが・・・、
このハードルを越え、新年を迎えてくれると思います。

私も仕上げてしまいたい仕事があり・・・気がつくと22時を回っていました。
今週も目いっぱい仕事に励む日々が続きそうです。

まあ、師走ですから・・・ね!!

2015年12月7日月曜日

安曇野市→大町市

安曇野市役所での講演を終え、午後に開催される長野県栄養士会中信支部主催の糖尿病公開講座の準備を進める皆さんを会場に残し、私は最寄りの豊科駅に向かいました。

3年ゼミ生と、これから卒業研究として活動していく予定の高校に伺うためです。
電車に乗ってきた学生たちを車に乗せて、北に向かいました。

大町高等学校は次年度から大町北高等学校と統合されるそうです。
現在新校舎の工事中。

一部の校舎は出来上がっていて、その新しい校舎で今後の活動に関するミーティングをしました。
2名の学生たちもいろいろ質問し、よく準備をしてきたようです。

高校での活動については、またいずれお伝えしましょう。

電車で松本に向かう学生たちを大町駅まで送ってから、私は大町から直接長野に向かいました。

若いころ、冬になるとスキー場へ向かうためによく通った道です。

以前あった大町スキー場の手前から旧美麻村の峠を越えるまで、あたりの草原や畑には雪が積もっていました。
こちらは結構雪が降ったのですね。

先日、冬用のタイヤに履き換えてはいましたが、幸い、道路には、雪はありませんでした。

これから、日を経るごとに「冬に向かうんだ」と、、気持ちが引き締まりました。

2015年12月6日日曜日

安曇野市役所にて講演

12月6日日曜日の本日は、長野県栄養士会中信支部の研修会で講演を頼まれ、会場の安曇野市役所に向かいました。

新築の安曇野市役所は、木の良さを活かした外装と内装で、とても落ち着いた感じのする庁舎で、写真をとりたくなってしまいました。

日曜日なので、もちろん市役所職員の皆さんは不在なのですが、会議室と展望スペースのある最上階と1階エントランスフロアは、休日でも開放されているようでした。
こういうオープンスペースのある市庁舎もいいですね。
 
1階エントランスフロアでは、高校生が一人で丸テーブルを確保して、学習していました。

講演は予定時刻を数分過ぎてしまいましたが、なんとか無事に終わりました。

ご出席された皆さんに役立てていただける内容になっていたのかどうかはわかりませんが・・・。

松本大学の卒業生も何人か参加してくれました。
皆、それぞれにしっかり歩みを進めているようです。
頼もしいことです!!

金曜日は長野県栄養士会、土曜日は大学でした。

12月4日金曜日。
(公社)長野県栄養士会の理事会でした。
卒業研究のまとめ真っ最中の4年ゼミ生には申しわけなく思いつつ・・・。

この日は、今年、栄養士会の新規事業として進めてきた長野駅ビルの「長野県長寿食堂」への献立提供の契約延長に関する案件などもあって、欠席というわけにもいかず会議に出席しました。

予定にそって審議が進められ、次年度の事業等に関する議案等が決まっていきました。
来年度は役員改選の年ですが、もう半年ほどは今の役目を果たすべく頑張りたいと思います。

翌土曜日は、大学・・・でした。
午後はインフルエンザの予防接種をすることになっていたのでもともと大学に行く予定ではあったのですが、翌日に予定されていた講演の準備が整っていなかったので、いつものように午前中に出勤し、仕事に勤しみました。

大学院生と研究の打ち合わせをすることにもなっていました。
それを終えたとき、16時を過ぎていました。

19時からは長野市で、理事を務めているNPO法人の理事メンバーによる忘年会が予定されいました。

院生との打ち合わせが終わって、翌日の講演資料の準備をして・・・急いで、長野市に戻りました。
車を自宅においてから出かけようと思っていたのですが、時間がなくなってしまったので、アルコール飲料はあきらめて、おいしい和食だけを楽しみました。

シメのざるそばも美味でした・・・本格的なそばをいただいたのは、久しぶり・・・。

そして、夜遅くに講演のプレゼンファイルは完成しました。

2015年12月2日水曜日

走らないと・・・師走

師走に突入しました。
私も走らないといけないでしょうか?
そんな“つぶやき”をするまでもなく、日々走っている感じですが・・・。

12月の初日は、「日本きのこマイスター協会」が実施している「きのこマイスター認定講座」の講師会議でした。
認定講座は、入門(ベーシック)コースがあり、その上に探求(マイスター)コースがあり、さらに専門(スペシャリスト)コースも設けられています。

私は、探求コースで栄養学の講義を担当しています。

昨年は講師会議に出席できなかったため、講師の皆様がたにお会いするのは久しぶりでした。
熱意のこもった議論が展開され、皆さんのきのこへの思い入れを感じました。

いろいろ教えていただいたり、情報交換をしたり、有意義な会でした。

翌日の今日は、来年1月に実施される大学センター入試に向けての監督者会議。
もうそんな時期になってしまったのですねぇ・・・。

そして、4年生は卒業研究のまとめに勤しんでいます。
大学の学びの中で、一番の頑張りどきです・・・少しは「走らなければ」というところですが、「しっかりまとめる」を大切にしてほしいものです。

2015年11月29日日曜日

学会発表終了!

岡山市で開催された第62回日本学校保健学会での発表が終わりました。
2日間、心配したほどには寒くならなくてよかったです。

昨夜、研究チームのメンバー3名で、ホテルのフロントで教えていただいた和食処に行き、瀬戸内海の海の幸を堪能しました。
店主のやわらかい対応と心配りで、とても素敵な時間を過ごしました。

旅先の印象というのは、接した人によってある程度決まってしまいますね。
私が宿泊したホテルのフロントの方々もとても印象がよく、気持ちのよい2日間でした。

ホテルのドアには、小さなリースが飾られ、クリスマスモードを演出していました。
地下街にもクリスマスツリーがありました。そんな季節になってしまったのですね。

食育は、この学会では主流ではないと思いますが、昨日は学校における食物アレルギー対応に関するシンポジウム、本日の午前中には、SSS(スーパー食育スクール)事業に関するシンポジウムという興味深いプログラムもあり、参加した甲斐がありました。

私が発表した食育の研究発表分科会も聴講してくださる方が結構いらっしゃいました。

まだ、学会プログラムは続いているのですが、一足早く会場を出ました。

明日はまた通常の授業があり、月が変わる前にしなければならない仕事もあり、できるだけ早く、学会モードから通常モードに切り替えなければなりません。

そう、来週には、「師走」になってしまうのですね・・・あわただしいこと!!

2015年11月27日金曜日

各地で、冬の嵐

岡山市におります。
こちらに向かう途中、木曽が吹雪だったことはこの前の記事でお伝えしましたが、今日は全国的に荒れ模様で冬の嵐だったようです。

西日本でも雪が積もったところがあるのですね。
長野県でも木曽だけではなかったみたいです。

岡山市も寒いです!
明日と明後日は少しあたたかくなってくれますように。

昨夜は発表準備であまり寝てないので、今は下瞼と上瞼が仲良くなってきてます。
プレゼンファイルはほぼできたので、今日は寝ることにしましょう。

木曽は吹雪!

岡山に向かっています。
週末に開催される日本学校保健学会に参加するためです。

名古屋に出るまでの中央西線・・・塩尻で雪がちらつき始め、木曽福島までの間は吹雪のようでした。一気に冬です。
まだ積もるという感じではありませんでしたが、横殴りの雪でした。

木曽福島を過ぎると雪模様ではなくなりましたが、寒い日です。
どんな服装ででかけるか悩んだのですが、もっと冬モードにしなければいけなかったかもしれません。

この学会には、昨年から参加するようになりました。中学生を対象として進めてきた研究を発表するということで、信州大学の本郷実先生にお誘いいただいたのがきっかけです。

11月にはもうひとつ日本ヘルスプロモーション学会が開催されるので、昨年もこの時期はとんでもなくあわただしい日々でしした。
今年は日程が重なってしまったので、私は日本学校保健学会に参加し、日本ヘルスプロモーション学会への参加は見送りました。
日本ヘルスプロモーション学会のほうは、別の研究をいっしょに進めてくださっている先生が研究成果の一部を発表してくださる予定です。
打ち合わせが十分できず、ご苦労をおかけしてしまっています。

昨年の日本学校保健学会は金沢で開催されました。
北陸新幹線開通前のローカル線で直江津まで出ましたが、このルートは、これからはよほどのことがないと利用しないでしょう。

何だか、なつかしいです。

昨年は今年以上にバタバタしていて、口頭発表のスライドがほぼ出来上がったのが、発表当日の午前2時頃。
かつてないピンチでした。

昨年の様子については、こちらをご覧ください。→http://matsu-nhirota.blogspot.jp/2014/12/11.html

今年は昨年よりも進んではいますが、まだスライドは完成していません。
今日明日で、なんとかしなければなりません。
考察まできているので昨年に比べると余裕ありと思っています・・・甘いでしょうか?

京都は青空が広がっていますが、寒そうな気配はします。

さて、新幹線のなかで、少し頑張ろうかと思いますが、PCのバッテリーが残り少なくなってきました。
東海道新幹線は、車内にコンセントがないので困ります。

今、新大阪に到着しました!!

2015年11月26日木曜日

平成27年度の学校給食調理コンクール

←この写真のお料理はアスパラガスを長いまま春巻きのシートで包んで揚げた「えんぴつ揚げ」。
学校給食の世界では、“鉛筆”のようだというのでアスパラガスを1本そのまま使う料理が登場するようです。

11月22日(日曜日)に開催された「学校給食に地場産物を活用した調理コンクール」の2次審査会に出品された料理でした。

このコンクールは公益財団法人長野県学校給食会主催で、毎年この時期に2次審査である調理試食審査会が行われます。

今回で5回目になりますが、毎年少しずつブラッシュアップが図られてきました。
調理作業のスタート前の開会式のあとに、各チーム(1チームは学校栄養士の皆さんと調理員さんなどの2人組です)による2分間のアピールタイムがあります。

これまでも毎年皆様のアピールがブラッシュアップされていたのですが、今年は時間が延びた場合は減点もあるというルールに変更されました。
どのチームも工夫を凝らし、時間オーバーにならないように練習をしてきてくださったのでしょう・・・すばらしかったのです!!

寸劇のように・・・、はたまた、
大きな巻物を開きながら・・・、はたまた、
野菜キャラクターの被りものを装着して・・・
などで、献立内容や日頃の給食提供に関する情報をアピールしてくださいました。
私は審査委員長として、最も間近で見ていたので、ちゃんとした正面撮りの写真でなくて・・・すみません!

そのパフォーマンスには感心してしまいました。
日頃からこんなふうに子どもたちとも接しているのだろうなあと思いました。

そして・・・調理がスタート!!
60分という調理時間で仕上げていただきました。

←この色とりどりのブロッコリーやカリフラワーを使ったサラダを組み入れた筑北小学校のチームが自由献立部門の最優秀賞となりました。

アピールタイムでの発表もすばらしかったのですが、同じ学校の先生方や子どもたちから、頑張ってきてねとの言葉をもらっての出場だったそうで、授賞式では思わず涙も・・・でした。

どうしても食数の少ない自校給食の施設の方が献立も工夫しやすく、大規模学校給食センターなどの参加が難しいということを踏まえて学校給食会開発加工食品を活用してもよいという形で設定された課題献立部門。

今回は、坂城町食育・学校給食センターのチームが最優秀賞を受賞されました。

地物の「ねずみ大根」と開発加工食品を組み合わせた献立で、ねずみ大根の活用に力を注いでいる点が、食育の視点としてすばらしいとの評価を得て、受賞となりました。

毎年、感じますが、今の学校給食をいただく子どもたちは幸せですね。減塩の工夫も加えられたこのような学校給食をいただいて育った子どもたちが大人になる頃、長野県も食塩摂取量に関する課題も改善に向かっているかもしれません。

2次審査会までは残らなったのですが、今年は松本大学の卒業生が学校栄養士を務めている学校からのエントリーもあり、とてもうれしく思いました。

そのうち、2次審査会にも出場するチームが出てきますように!!

2015年11月25日水曜日

3連休(?)報告

3連休いかがお過ごしでしたか?
連休最終日の23日、夜のニュースでキャスターが「3連休も今日で終わりますが・・・」と伝えていました。

私にとっては、3連休という状況ではありませんでした。

21日(土曜日)は、長野市で開催された(公社)長野県栄養士会の生涯教育研修会に参加。
進行役と講師接待にあたりました。
受講生の皆さんの熱心さには関心してしまいます。教え子も何人かいて、あいさつに来てくれました。
うれしいですね!

翌日の24日(日曜日)は、松本市で公益財団法人長野県学校給食会主催の「学校給食に地場産物を活用した調理コンクール」の2次審査会。
今年で、5回目となります。

初回から、審査委員長を務めていますが、今年は開会式で「このコンクールが生まれた時から委員長を務めさせていただいていますが、このコンクールも回を重ねて、ようやく中学生くらいまで成長できたように思います。」とあいさつさせていただきました。

10チームが参加したコンクールの様子は、また後で報告させていtだきます。

コンクールが終わったのは15時半くらいだったでしょうか?
その後は大学に向かいました。

翌日の講義の準備が整っていなかったからです。

そうです、松本大学は勤労感謝の日である11月23日は授業日だったのです。
月曜日の3時限目は通常の講義なのですが、この日は1時限目にも4年生に管理栄養士国家試験対策の特別講義をすることになっていました。
それらの講義準備ができていなかったのです。

それでも18時過ぎには大学を出ることができました。

そして、23日(月曜日)の勤労感謝の日は、講義2つとと4年生の卒研指導とおまけに3年生のゼミもあるという祝日勤務。

このようにして、私の3連休が過ぎ、冒頭の夜のニュース「3連休も今日で終わりますが・・・」に至るのです。
思わず、「3連休じゃなかったもの・・・」と、愚痴ってしまいました!!

この日、長野市では毎年恒例のえびす講の花火大会が開催されていたのですが、私が帰宅したときには1万5千発の花火はすでに全部打ち上がったあとで、翌日、花火大会の話題が出るまでえびす講の花火のことをすっかり忘れてしまっていました。
今年は昨年よりも3千発も多かったそうですから、きっと見事な花火だったのだろうと思います。

自宅近くで毎年年末に向けてイルミネーションを飾りつけてくださるお宅もクリスマスモードになりました。

通り過ぎる方々の中には、足を止めて見入っているかたもいます。

私の今年最後の3連休は、こんなふうに過ぎ去ったのでした・・・。

2015年11月15日日曜日

松大キャンパスの紅葉も間もなく終わり!

朝方の雨があがり、陽がさしてきました。

今日は松本大学人間健康学部の推薦前期入学試験の日です。
気持ち良い日になりました。
受験生の皆さんが落ち着いて面接に臨むことができ、晴々とした気持ちで帰宅してくださるとうれしいのですが・・・。
先ほどキャンパス内ですれ違った受験生は、笑顔であいさつしてくれました。
うまく、できたのかしら! やはり笑顔に出会うのはうれしいものですね!

松本大学内には、秋になると紅色に染まる木々がいっぱいあります。
特にドウダンツツジの赤は見事です。
春から初夏にかけて咲く花もかわいらしくていいのですが、紅葉の秋も見事です。

あまり陽があたらない中庭の植え込みのドウダンツツジももう間もなく葉を落とすのではないかと思います。

そういえば、今朝、大学に来たときにはキャンパス管理をしてくださっている職員さんが落ち葉を集めてくださっていました。

紅葉を楽しんだ後を支えてくださる方がいるのですね。
入試日とはいえ、日曜日にご苦労様です。

あっ! 受験生が来学するから片付けていてくださったかもしれません。

ありがとうございます。

2015年11月14日土曜日

あっという間の1週間

長崎で開催された公衆衛生学会からの帰路、「留守明けは大変・・・でしょうね」と思ったのですが・・・。
やはりこの1週間は、いろいろなことに追われつつ過ぎていきました。

先週の土曜日は、社会人の大学院生と研究に関するミーティングをすることになっていたので、出勤。
日曜日はAO入試で、面接を担当しました。

その後、執筆依頼をいただいていた雑誌の原稿作成にとりかかりました。
ずっと気になっていたのですが、なかなかエンジンがかからず・・・この仕事は10日の火曜日に原稿を送信して終了。
最終締め切りが12日だったので、なんとかご迷惑をかけずに済むと思います。

月曜日は、講義と卒研ゼミ。ペースはそれぞれですが、皆、卒業論文に向けてアクセルを踏んでくれたようです。

火曜日も卒研生の一人と調査資料の整理作業をして、午後は信州大学へ出講。
水曜日の午前中は、卒研生3名に研究まとめ作業の指導。午後は講義と学科会議。
その後、いっしょに研究を進めている先生から依頼されていた調査データに関するコメントをまとめ、メールで送信。
肩の荷が一つ減りました。

木曜日にも卒研生1名とディスカッション。

その後、地域の情報誌である「松本平タウン情報」で担当しているコラム記事に関する作業。締め切りは16日。
毎回、ゼミ生が提案してくれたレシピから3品を掲載していただいています。
私は「学生提案のレシピの検証」、「料理の写真撮影」、「食材に関するちょっとした情報のまとめ」の担当。

木曜日は5時限目に教育実習の報告会が予定されていたので、その前に食材の買い出しに行って、5時限目の授業終了後、19時くらいから調理作業に取り掛かりまいた。

料理をつくり、写真をとり、片付け終わったのは21時半を過ぎた頃でした。
さすがに、ちょっと疲れました。
それでも1品分の作業が残ってしまいました・・・翌日の朝、自宅でその作業をし、金曜日の午後に原稿をまとめて送信しました。
「ふーっ! セーフ!!」
今回はレンコンがテーマです。11月24日に掲載される予定ですので、ご覧ください。

そして、昨日の金曜日は、朝イチで会議。結構長い時間がかかりました。
そして、この日が締め切りだった教務関係の補正予算と次年度予算計画を提出。

なんとか1週間が終わりました。

まだ、締切を気にしなければいけないハードな継続中案件が5つ。
そのほか多数。

来週も・・・、はい、前進あるのみ!

2015年11月6日金曜日

長崎→長野へ

間もなく、長野に着きます。

この長崎での公衆衛生学会期間中、ずっと青空に恵まれ、昨日・今日は暑いくらいでした。

学会終了を前に、長崎から電車に乗り、青い海を存分にながめつつ、福岡に向かいました。

有明海を走る間には、諫早湾の干拓事業でニュースになった排水門も見えました。

海苔の養殖でしょうか、海の中にたくさんの柵が見え、その近くで作業している船がいくつも見えました。
海の人たちの働く姿に、今度、海苔をいただくときにはこの風景を思う起こすことができそうです。

福岡から飛行機に乗り、北陸新幹線に乗車して、間もなく長野です。

明日から、また通常の業務に追われます。
長野はやはり長崎よりもやや涼しいようです。

BDHQユーザークラブの自由集会

11月5日の17:00から私たちBDHQユーザークラブメンバーが企画した自由集会「県民健康・栄養調査等行政栄養調査の調査法再考:BDHQ利用の可能性と課題」が開催されました。

会場として公衆衛生学会事務局から割り当てられた「いきいきひろば」の会議室は17時にならないと部屋がオープンにならないということで、早めに集まったのに、できることはほとんどありませんでした。

参加してくださった皆様方にもお手伝いいただき、慌ただしく会場設営。

事前に、たくさん参加してくださるといいですねぇとメールのやり取りをしていましたが、用意した席がいっぱいになるくらい人が集まってくださいました。

それだけ、県民健康・栄養調査のやり方について考えているところが多いのかもしれません。

佐々木敏先生の基調講義、
奥田昌之先生の具体的な課題と方法に関する講義
に続いて、従来の秤量食事記録法に加えてBDHQを組み入れようとしている大分県と沖縄県の行政の管理栄養士さんと島根県で調査に関わっていらっしゃる研究者の先生が状況報告をしてくださいました。

いろいろ課題はありますが、新しい流れができつつあるように思います。

佐々木先生のお話のなかで研究者がすべきことと行政がすべきことに関する指摘がありました。
佐々木先生が日本の栄養調査分野の研究の少なさに危機感を持っていらっしゃることが伝わってきました。

この自由集会に参加してくださった皆さんのネットワークの中から、新しい取組が進展していってほしいと思います。

私にできることはあまりないのですが、地道に歩んでいきたいと思います。

毎年のことですが、自由集会のあとは懇親会。
今年もにぎやかで楽しい懇親会になりました。懇親会中にも学習を深めているメンバーもいました。皆さん、熱心です!

いつもこの自由集会でお会いできる何名かの皆さんが今年はいらっしゃっていなかったのが残念でした。
来年の公衆衛生学会総会は大阪だそうです。また、お会いできますとうに!!

長崎の街を少し探索

本年度の日本公衆衛生学会2日目。

午前中、聞きたかったシンポジウムに参加し、その後ランチョンセミナーに出席しました。
昨年、「しあわせ信州創造プラン推進のための有識者意見交換会」でご一緒させていただいた東北大学大学院医学系研究科の辻一郎先生のご講演でした。
長野県は有名な先生がを委員として意見交換会を開いたのですが、その中に私が加わっていたのは、今考えても違和感があります。

しかし、その時に考えたことが今の私のメイン研究につながったのですから、感謝しなければいけないかもしれません。

辻先生は、健康づくりにおける法規制も含めた社会環境の重要性についてお話されたのですが、とても有意義な時間となりました。

ランチョンセミナーでいただいたお弁当も魅力的でした。
吉宗(「よしむね」ではなく「よっそう」と読むのだそうです))という江戸時代から続いている店のお弁当でした。
入っていた豚の角煮や煮物・かまぼこなどが絶品でした。

午後のポスター発表会場に顔を出した後、夕方の自由集会まで少し時間があったので、長崎の街を探索することにしました。

路面電車と徒歩で、長崎新地中華街を通って、オランダ坂を上ったり、下りしたり・・・。
途中、研究仲間の先生が以前お勤めだった活水女子大学を通りました。
←写真では、坂道の傾斜が伝わらないと思いますが、車で登るのも難儀な感じの石畳の坂道です。

シニア世代になるとたいへんだろうと思います。今回の学会の大会長講演はロコモティブシンドロームに焦点を当てたご講演でしたが、その重要生がよくわかります。

この坂道を毎日通勤するのは大変だろうと思います。

さすがに大浦天主堂への上りは斜面を斜めに登っていくエレベータを利用しました。
メインルートではなかったようで、また一旦石畳の階段をおり、ようやく到着。
ヒールがやや高い靴だったので、たいへんでした。気をゆるめると転がり落ちそうです。

その分、たどり着いた山手の地区で展望が開けるところやグラバー園からみる街や海の景色はすばらしいものです。
夜の夜景もきれいだろうなと思いました。

そうこうしているうちに、世話人を務めている自由集会の開始時刻が近づき、また路面電車に乗り、駅前に戻ってきました。

 自由集会の様子は、またあとで・・・。


2015年11月4日水曜日

第74回日本公衆衛生学会 研究発表終了

長崎ブリックホールをメイン会場として、第74回日本公衆衛生学会総会がスタート。

受付付近で学会関連情報のチラシをみているときに、「廣田先生・・・!」と声を掛けられました。
公衆衛生学会で毎回出会う卒業生でした。
彼女は、卒業後、医学系大学院に進学しました。
修士論文をまとめ終わり、今年から、ドクターコースに進学して研究活動を進めているとのことでした。
立派に成長していく教え子の姿をみるのはうれしいものです。

このところ、公衆衛生学会初日の特別講演(今回は招待講演でした)は得るものがたくさんあります。
今回は、長崎県とのかかわりが強いTVキャスターの草野仁氏の講演「いつもチャレンジ精神で」でした。
今年の講演も、我が身に照らし、多くのことを考えさせらるご講演でした。

アナウンサーとしての裏話には思わず笑ってしまいましたし、番組で関わりの深い黒柳徹子さんやご自身の例を挙げてお話くださった「事を為そうとするときに年齢は関係ない、思いついた時が適齢期である。途中で投げ出さずにやり続けることが大切。やりたいと思ったことに敢然と取り組んでいくことで、新しい自分の発見につながる」というお話には、とても刺激を受けました。

いつもリタイアした後はのんびり、ゆっくり過ごしたいなあと思っていたのですが、それではいけないのではないかと思えるお話でした。
いいお話を伺うことができました。

午後の最後のセッションで研究成果を発表し、そのあと、自由集会に参加しました。
初めて参加したテーマの自由集会でしたが、また新しい研究コミュニティーに関わらせていただいたように思います。
実り多い学会初日でした。

明日は、世話人を務めている自由集会があります。参加してくださる方にとって実り多い自由集会になりますように・・・と言っても、私ができることはあまりないのが心苦しいのですが・・・。

2015年11月3日火曜日

長崎です

かもめのデッキ

長崎に着きました。
885系の「かもめ」はやはりいいですねぇ。
皮張りシートはだいぶ使い込まれた感じになっていましたが、ゆったりしていて乗り心地がいいのです。

デッキも車窓が広く、まさに「ワイドビュー」が楽しめるようになっています。

以前乗ったときに、確か左側に海が見えたと記憶していたので、左サイドに座りました。
佐賀ではバルーンフェスティバルの開催中。

その関係で13分遅れで長崎駅に着きましたが、バルーンを間近に見ることができてラッキーでした。

←(クラゲのように映っているのは電車の照明です、夕方になりつつあったので・・・)

同じ車両にいた子どもたちが「バルーンさん、飛んでる飛んでる!」と喜んでいました。

まあ、おとなでもうれしくなってしまうので、無理からぬことです。

ときどき稲刈り前の田んぼが見えました。
このあたりは、晩成種のお米をつくっているのですね。
11月に黄金の稲穂を見るのは、何だか不思議な感じでした・・・。

諫早湾の海が左側に見えました。記憶は正しかったようです。

長崎駅に着いた時には、あたりは暗くなっていました。
降りたホームで885系車両をカメラにおさめている人たちがいました。

その気持ちもよくわかります。

今日はゆっくりできる日なので、もう夜になってしまいましたが、少し長崎の町を歩いてみます。

祝日の出張

昨日は気温の低い日でしたが、文化の日の祝日である今日はまた暖かくなるようです。

祝日とはいえ、松本大学は授業日です。

授業日数を確保するために、祝日授業日が年間を通して何日かあるのです。
11月は23日も祝日授業日。
昨日ゼミナール時に3年生と「勤労感謝の日に、講義があるのはいかがなものでしょうね」と話をしたところでした。

授業日である本日、私は大学にはおりません。
長崎市で開催される第74回日本公衆衛生学会総会に参加するため、長崎に向かっております。

大会のプログラムは明日の午前中からなので、今日のうちに長崎入りしておくことにしました。
実は、世界文化遺産の軍艦島などを訪れてみたいと思っていたのですが、船の予約がとれませんでした。
予約開始日に仕事に追われて数日遅れてしまったら、もう予約受付完了になっていました。
・・・とり合えず、本日は長崎に到着すればOKという日になり、比較的ゆっくり出発です。

9月末に福岡市で日本栄養改善学会があり、その時は新幹線を乗り継いで行きました。
今回はさすが電車乗車時間が長すぎると思えたので、飛行機を使うことにしました。
あまり好きではないのですが・・・。
博多-長崎間の「かもめ」の車両が好きなので、飛行機は羽田ー福岡間にしました。
こんなルートで長崎入りする参加者は少ないかもしれません。

なんとかポスター発表の準備はしたのですが、その他の情報チェックに時間がかかり、昨夜の就寝時刻は午前2時頃でした。
いろいろ準備不足です。先ほど名刺ケースを忘れたことに気づきました。
まあ、必須のものではないのでなんとか乗り切れるでしょう。

寝不足の分、苦手な飛行機の中は眠っていくことができると思います。

2015年11月1日日曜日

10月から11月へ

今週末、松本大学5号館では「まつjもとシニアカレッジ」が開催され、人間健康学部の学部棟である6号館では、教員免許更新講習の講座も開かれていました。

週末もにぎやかでした。

そして、私はというと、31日の土曜日は平成27年度臨地実習(公衆栄養学)報告会に出席していました。
学科長として「講評と謝辞」という役目を仰せつかっていました。

4単位設定されている管理栄養士取得のための臨地実習ですが、4年生はこの報告会が臨地実習関係最後の報告会となります。
栄養教諭教員免許の取得をめざしている学生は、これから教育実習の報告会がありますが・・・。

当日までの間、この報告会のために皆で準備を進めていたた4年生。
スーツ姿で報告する姿を晴れがましく見ておりました。

行政が担当する公衆栄養学分野の業務は多岐にわたるため、それぞれの学生たちが実習でやってきたことを統合させるこの報告会が重要な意味を持っています。

発表内容に関しては、聴講していた3年生から建設的な意見も出されました。今後ブラッシュアップを図っていくことができればと思います。

4年生の皆さん、お疲れ様でした。
またひとつ肩の荷を降ろしたことでしょう。
今後は、ますます卒業研究と国家試験に向けての学習を充実させていきましょう!!

日曜日も仲間の皆さんとの学習会があり、大学に来ました。
学習会のあと、予定していた自分の仕事も終えて、ひとまず「ほっ!」。

月替わりの週末はこんなふうに過ぎました。

2015年10月29日木曜日

ごめんなさい、そして、ありがとう

今日は、3年ゼミ生といっしょに飲み会をすることになっていました。

ところが、10月末までにやってしまわなければならない仕事がたくさんあって、その約束が頭から抜けてしまっていました。

16時近くになって、いっしょに卒業研究の資料整理をしていた4年ゼミ生が、「4年生も3名参加することになりました」という発言をしてくれなかったら、そのまま夕方を迎えるところでした。

ごめんなさい!

そして、その飲み会は、3年ゼミ生たちが、密かに、10月生まれの私の誕生お祝い会として企画してくれたものだったのです。

残念ながら、私は明日の朝の状況を考えて、電車ではなく、自分の車で帰る決心をしたので、アルコール飲料は飲めませんでしたが、とっても楽しい会でした。

思い返せば、昨年のBirthday も、山形県長井市から来てくださった菅野芳秀さんを囲んで、とってもいい日だったのです。

このブログの http://matsu-nhirota.blogspot.jp/2014/10/blog-post_85.html をご覧ください。

本当にありがとう!!

3年と4年のゼミ生皆さん一人ひとりのメッセージが貼付された大きなカードと、黄色とオレンジを基調にした素敵な花束と、同じような色調のハンカチと、グラスのプレゼントまでいただいてしまいました。

ありがとうございます!!!

グラスは「泡立ちぐらす」となっています。
グラスの底が山形になっていて、そこを的にして注ぐと、きれいに泡立つというグラスだそうです。

学生たちがビール好きな私に合わせて考えてくれたのかもしれません。

それなのに、今日はビールを飲むことができなくて、ごめんなさい。

今、家で使っているマイグラスはもう長いこと使用しているものなので、この機会に新しいグラスに替えようと思います。

2か所に、緑の帯が入っている心が落ち着く感じのグラスです。
このグラスのデビューはこの週末に・・・ということにしましょう!!

長く大切に使っていきたいと思っています。

2015年10月27日火曜日

名古屋での講演

今日は名古屋に来ています。

名古屋市の子ども青少年局子育て支援部の管理栄養士さんからの依頼で、「食と健康講演会」の講師を務めることになったためです。
給食施設の皆様向けの講演会ということでした。

実は愛知県は平成24年度の国民健康・栄養調査で、野菜の摂取量が全国で最も少なかったのです。
そこで、全国一野菜摂取量の多い長野県の話を聞いてみようということになったということのようです。

各種のデータで、長野県の野菜摂取量が多いことは示されていますが、その要因は必ずしも明確ではありません。
とにかく野菜の生産が盛んで、おいしい野菜がたくさんあるのは事実ですし、「野菜のおかずがあることが普通」、「野菜だけはふんだんにある」ということだったのでしょう。

名古屋のように洗練された食文化をもっているということではないと思いますし・・・。

いろいろ話題は提供させていただきましたが、来てくださった給食施設の方々のお役に立てたのかはあまり自信がありません。
野菜の摂取が多いという長野県の食事のあり方は、名古屋のような都会では取り入れがたいだろうなとも思いますし・・・。

名古屋の地下街で昼食のために入った店は、「食育推進協力店」でした。
長野でも県が推進している「信州ACE弁当」や「3つの星レストラン事業」などがありますが、名古屋市も頑張っているのですね・・・と思いました。

私は、長野県で、「長野県らしい取組」を進めていこうと思います。

2015年10月25日日曜日

3年ゼミ生と塩尻市へ

先週の大学祭に続き、今週末も盛りだくさんです。

10月24日(土曜日)は、3年ゼミ生と塩尻市のヘルシーフィジカル教室に出かけました。
この教室プログラムの中で、栄養講座の調理実習を担当しています。
毎年、3年ゼミ生の活動として、調理実習で取り上げるメニューを検討し、参加者各自がいろいろな料理の中からセレクトして食べて考えるという講座にしています。

来年からは運動中心の教室に変わるとのこと。
本年度のこの調理実習が、ヘルシーフィジカル教室での最終の活動となります。

毎年のことではありますが、学生たちはベテラン主婦の受講生の皆さんから教えていただくことのほうが多いのです。
それでも、先週の大学祭で3年ゼミ生の全員がカフェの運営に関わったこともあり、チームワークよく明るく実習に臨んでいました。

お一人だけシニアの男性の方が参加してくださっていました。
受講生全体では5名の男性がいらっしゃるそうですが、この週末はいろいろなイベントがあり、男女を問わず、欠席者が多かったのです。

始まる前は「とんでもないことになった」と引っ込みがちのご様子でしたが、調理実習中は楽しそうに料理づくりにチャレンジしてくださいました。

試食の頃にはとてもいい笑顔。
学生たちにも「今後も頑張ってくださいね」と声掛けしてくださいました。

塩尻市ヘルシーフィジカル教室での最後の調理実習が無事終了!!

この日、松本大学では長野県栄養士会の研修会が開催されたのですが、私は会場のプロジェクター関係のセッティングを頼まれていました。
塩尻市への出発は8時ということになっていたので、大学には7時過ぎに出勤し、その作業を行ったのです・・・というわけで、塩尻市からの帰路の車中は眠っていました。アウトキャンパススタディとしてドライバーさんをお願いしていて、良かったです。

大学にもどって研修会に参加しました。眠くならずに、まじめに受講しましたよ。
いい学習をさせていただきました。

その後、翌日の日曜日に予定されている講座の準備をして帰宅しました。
今度は、長野市で開催されるシニア健康教室の調理実習です・・・。

2015年10月22日木曜日

今年も残すところ2か月余り!!

日が短くなってきました。

いつもの起床時刻に起きても、まだ薄暗く、冬が近づきつつあると感じます。

大学祭以降も晴れの日が続き、昨夜は上弦の弓張月が夜空に光を放っていました。
自宅に戻り車を止めてから、しばらく眺めてしまいました。

2015年もあと2カ月と10日ばかり。
健康栄養学科の4年生は卒業研究のまとめに向けて、慌ただしくなる時期です。

2015年10月18日日曜日

今年の大学祭も幕を閉じようとしています

梓乃森祭の最終日。

お蔭様で、「松大カフェ×ポタジエ」という企画で運営したカフェ“Veg*Sweets”のケーキは、完売となりました。
ご来店くださった皆様、ありがとうございました。

朝、東京から松本入りしてくださったオーガニック野菜スイーツ専門店ポタジエのオーナーシェフである柿沢安耶氏をお出迎えし、10:30から予定されていたカフェのオープニングセレモニーにご案内しました。

店内では、テープカットの準備が整っていました。
柿沢シェフ、松本大学の住吉学長、野菜スイーツの野菜を提供してくださったVif穂高の河村理事長、カフェを運営する学生の代表2名と私の6名でテープカットをして、開店となりました。

その時に、すでにお客様が並んでくださっていたそうで、開店早々は大変だったようです。

私はその後に続いて予定されていた「野菜スイーツパティシエール 柿沢安耶氏 公開講座」の準備のため、講演会場に向かいました。

柿沢シェフの講演テーマは「スイーツでとどける野菜の美味しさ」
ポタジエで販売されているケーキの紹介から始まり、野菜スイーツの開発を志そうとした経緯、現在どんなことをめざそうとしているのか(食育活動や農業者支援活動も含めて)、野菜スイーツをつくるうえでのコツなど、広い視点でお話いただきました。

1時間という設定では短かったかもしれません。
講演後には会場からの質問にも答えてくださり、素敵な講座になりました。
学外からご参加くださった皆様にもご満足いただけたのではないかと思います。

講演後に“Veg*Sweets”に行ってみたいとおっしゃってくださったので、ご案内しました。
ええじゃん栄村プロジェクトの学生たちが提案したシフォンケーキ3種を柿沢シェフとマネージャーさんと私の3名で分け合っていただきました。

トマトとカボチャと食用ホウズキを使ったケーキです。
学生の説明を丁寧に聞いてくださり、じっくり味わってくださいました。

店内にいらっしゃったお客様ともお話してくださり、学生の頑張りをほめてくださり・・・ありがたいことでした。

店舗を出る前には坂詰GM(私のゼミナールの3年生です)にも感想を伝えてくださっていました。
これまでの苦労が報われたことでしょう。

帰路につかれる柿沢シェフをお見送りして、しばらくしてから再度店舗に行って、ゆっくりケーキをいただきました。
穂高いんげんのスクエアケーキ
穂高いんげんのスクエアケーキ

チーズの味といんげんの野菜らしさが味わえるケーキに仕上がっていました。

柿沢シェフはご講演のなかで、最初に口に入れた時はスイーツらしい香りが大切、でも、折角入れている野菜の味も楽しんでもらえるように考えているとおっしゃっていましたが、その言葉通りのケーキだったと思います。

今後も松本市で販売してもらえないかとおっしゃってくださった方もいらっしゃいました。
企画した者としてはうれしい限りです。

ケーキをいただいてから、学祭のメインステージであるウッドデッキに行ってみると、健康栄養学科の学生たちがアカペラのコーラスで歌っていました。

「こんな特技があったのね」とびっくりしながら聞き惚れていました。

学生たちが勉学の場面とは違った形で輝いてくれるのも、学祭のいいところです。

そうそう、今日はうれしい言葉をいただいたのです。

柿沢シェフとのコラボレーションの企画に際してマネジメントをしてくださった企画会社の担当者の方が「いろいろな大学の大学祭に関わりますが、松本大学の学生さんたちが自ら大学祭の運営に関わろうとしている姿にびっくりしました。一番目を輝かせている学生たちがいる大学祭だと思います」と。

今日はとても晴れ渡った気持ちのいい日だったので、そんなふうに見ていただいたのかもしれませんが、うれしい言葉でした。

今は、後夜祭が始まっています。
今年の後夜祭はサプライズがあるらしいです・・・学生が「キャーッ!」というようなゲストが登場するのでしょうか?

頑張った学生たちが、思いきり楽しんでくれますように!!!

2015年10月17日土曜日

大学祭のVeg*Sweetsカフェにお越しください!!

大学祭真っただ中の松本大学に戻ってきました。

昼間どこに行っていたのかといいますと・・・
信州大学医学部で開催された「青少年のメタボリックシンドロームを考える」研究会主催の第6回市民公開講座「青少年のメタボリック症候群を考える『大学生の生活習慣病と予防・対応策』」に出席していたのです。

信州大学医学部の本郷実先生が会長を務めてくださっているこの研究会の活動も10年の節目を迎えるそうです。
私もメンバーとして、研究と実践活動に関わらせていただいてます。

今年度は、講演とパネルディスカッションのパネリストを仰せつかりました。
私の講演のテーマは、「青年期の食生活について考える~楽しく&賢く食べる~」とさせていただきました。

私以外では信州大学医学部保健学科の日高宏哉先生、本学スポーツ健康学科の中島節子先生と本郷実先生のご講演があり、この4名でパネルディスカッションを行いました。

聴講者は信州大学保健学科の学生の皆さんが大多数でしたが、フロアからの質問もあり、学生の皆さんにとって自分の健診結果や生活習慣を振り返ってくださる機会になったとしてら、うれしいことです。

松本大学に戻ると、爆笑LIVE 2015 in 松本大学が始まろうとしているところで、会場の体育館前は入場者で込み合っていました。
我が家、流れ星、厚切りジェイソン、二レンジャーというメンバーがきてくださっているようです。

そして、私の3年ゼミ生は明日開店する
ポタジエから届いた
安曇野産野菜を
使用したケーキ2種

Veg*Sweets 

というカフェの準備を進めていました。

このカフェは、本学の地域づくり考房「ゆめ」の学生プロジェクトである「ええじゃん栄村」(栄村を支援している栄養学を学ぶ学生たちの活動プロジェクトです)と、短大部の金子能呼先生のゼミナールの皆さん、本学部の地域健康支援ステーションとのコラボ企画です。
私のゼミ生たちは地域健康支援ステーションのメンバーとして参加しています。
他の模擬店を異なり、どれだけ売り上げても自分たちの収益にはならずに、学友会の収益になるという店舗なのですが、皆、とても頑張ってくれています。

そして、Veg*Sweetsは東京を中心に活躍されているパティシエールの柿沢安耶氏がオーナーシェフを務めるオーガニック野菜スイーツ専門店 「パティスリー ポタジエ」とのコラボ企画でもあります。
柿沢シェフが開発されたスイーツも提供する1日限定のスイーツカフェなのです。
金子ゼミ生が作成した
メニューのポップと鉢植えの花

柿沢シェフがこの日のために、安曇野産の食材を使用した限定メニューとして、
トウモロコシのロールケーキ
穂高いんげんのスクエアケーキ
をつくってくださったのです。

ええじゃん栄村の学生たちが開発したスイーツは、学生の提案したものを地元のあずみ野菓子工房「彩香」さんがつくってくださり、それもカフェで販売されます。

かわいいサボテン
マッキ―と比べてみてください。
サイズがわかりますか?
金子ゼミの皆さんが、メニューカードや店舗のテーブルポップや花の飾り物を提案・準備してくださいました。
鉢植えの花々に、かわいいミニサイズのサボテン・・・写真で様子が伝わるといいのですが。

その準備も整ったようです。

私のゼミ生がGMを務めているのですが、彼女はとてもしっかり者なので、安心です。

きっと準備段階が大変だったと思います。
たくさんのお客様が来てくだされば、その苦労も報われると思います。

皆さん、お越しください!! お待ちしています!!!

大学祭「梓乃森祭」スタート

松本大学の大学祭「梓乃森祭」がスタート!

実は昨日に続いて、今日も学外の仕事で出かけるのですが、朝、大学によると人間健康学部棟である6号館の入り口ホールに、茶道部の茶席が設けられていました。

健康栄養学科の男子学生がお点前等をやっていました。
女子学生は着物に着替えるために席を外しているときだったようです。

お正客席に座らせていただき、お茶をいただきました。
お茶菓子がおいしく、茶道部の先生にどこのお菓子屋さんのものか伺いました。
和三盆をつくっている県外の業者さんから、わざわざ取り寄せたものだそうです。

とても素敵なお菓子なので、皆さん、お茶席にもお出かけください。

私はこれからちょっと出かけてきます。

大学祭の前に「第38回長野県栄養改善学会」

今週末は松本大学の大学祭「梓乃森祭」です。

10月16日は準備日で講義はありませんでした。
この日は第38回長野県栄養改善学会の開催日で、私は長野市のホテル国際21におりました。
確か昨年も同じように大学祭の準備日の開催だったと思います。

学会ですから、当然研究発表を組み入れているのですが、今年はエントリー数が少ないということで相談がありました。
・・・というわけで、私も演題をだすことになり・・・
午前中は、
開会式典の総合司会
自分の研究発表
一つのセッションの座長
と役割が盛りだくさんで、出たり引っ込んだり・・・。

午後には、(公社)日本栄養士会名誉会長で、神奈川県立保健福祉大学長の中村丁次先生にご講演をお願いしておりました。

テーマは 「未来の一番星を目指す」 

中村先生のお話をお聞きするたびに、博学であることに感服しますが、今回もその思いは同じ。
これまでと、現状と、将来を見据えて、広い視野で、栄養学の重要性とその実践に中心的に関わる管理栄養士・栄養士の役割について語ってくださいました。

最後に中村先生がこれからの栄養学、特に実践栄養学分野におけるキーワードとして挙げられた項目をご紹介させていただきます。

○持続可能な食生活
○多職種連携
○地域包括ケア
○食事の評価
○栄養障害の二重苦
○調整科学
○新たな栄養素(機能性成分)

学会終了後、翌日は山梨県でご講演があるということでホテルに宿泊される中村先生と囲んで、食事会が催されました。

中村丁次先生のビッグさを感じた食事会でした。

2015年10月12日月曜日

体育の日は講義日!

体育の日で祝日の月曜日・・・松本大学は講義日でした。
休日となることが多い月曜日は講義回数が不足するため、年間何日かのハッピーマンディは講義日になっているのです。

そして今日は高校生向けのオープンキャンパス日で、開講されている講義を聞くことができる日でもありました。

午後3時限目の講義を終えてから、3年ゼミ生と料理の試作。
10月24日に予定されている塩尻市の健康づくり教室で栄養講座として調理実習を担当させていただくため、その試作です。

授業のある学生に変わって、午前中は食材購入のためスーパーマーケットに出かけました。
一般的には休日なので、買い物客が多い感じでした。

夕方、3年ゼミ生たちは栄養教育実習室のミニキッチンに集まりました。
わいわいとにぎやかに料理づくりを進め、18時近くにできあがり・・・皆で「いただきます!」

レシピの検討を進めながら、試食をしました。
今日で決定したレシピもあり、再度試作することになったレシピもあり・・・塩尻市の健康教室にご参加の皆さん、お楽しみに!!

2015年10月9日金曜日

児島将康先生をお迎えして「COC公開特別講演会」開催

私が大学生として学んだ頃、「グレリン」というペプチドホルモンは発見されていませんでした。

今日は、グレリンの発見者である久留米大学分子生命科学研究所の児島将康先生をお迎えして、COC公開特別講演会が開催されました。

いまさらですが、ご案内のかわいいチラシをご覧ください。

今の学生たちと違い、グレリンについてきちんと学ぶ機会を得ていなかった私は、今日の児島先生のお話を、とっても、とっても楽しみにしていました。
児島先生をお招きくださった本学の山田一哉先生には “感謝! 感謝!” です。

山田先生から、分かりやすく、おもしろく話してくださる先生だとお聞きしていましたが、講演時間中、集中して本当に楽しく興味深くお聞きすることができました。

児島先生が示された講演テーマは、「どうしてお腹がて空くのか?摂食亢進ホルモン“グレリン”の役割」

新鮮な組織をボイルして、細胞内のたんぱく質分解酵素を失活させてからペプチドホルモンを取り出すというお話
当初は脳の探索をしていたが、最終的には胃から発見することになったという経緯
精製したグレリンと当初合成したグレリンとは分子量が126違っていたことから、それをもとに修飾基を特定していったというお話
グレリン(Ghrelin)と命名した意図に関するお話・・・などなど

グレリン発見の研究過程をお話してくださる中で、学生たちに研究することの大変さ、おもしろさ、そして研究に対する情熱を持つことの大切さを伝えてくださいました。

きっと研究の醍醐味に気づいた学生も多かったはず・・・将来、児島先生のもとで研究しようとする学生がでてくるかもしれないなぁと夢が広がりました。

まとめにあたり、「グレリンは体内にエネルギーを蓄積するホルモンである」、そして、臨床応用の研究も進められているというお話をしてくださいました。

フロアからの質問にも丁寧に応えてくださり、先生のお人柄にもすっかり魅せられてしまいました。

最後に、食欲を低下させるホルモンに比べて、食欲増進のホルモンの調節機構は複雑で、「生物が生命を維持するためのシステムは多様である」とお話くださったことも印象に残りました。

生きているって、すごいことです。

今日は、素敵な講演をお聞きでき、いい日でした。

2015年10月8日木曜日

学校給食献立コンクール1次審査会

後期の授業がスタートして2週間。

9月末の学会出張が響いて、未だに「いろいろなことに追われている感、満杯!」の毎日です。

今週前半は本当にあわただしい日々でした。
月曜日は、3時限目が講義、4時限目が卒研ゼミ、5時限目が3年ゼミ、6時限目は大学院生の研究指導、その後、翌日の火曜日に予定していた高校での食生活講座の準備、あっという間に22時になってしまいました。
もともと、準備作業が遅れていたのがいけないのですが・・・。

火曜日は朝から、高校生と食生活改善推進員の皆さんを結ぶ食生活講座・・・3回シリーズの最終回でした。

高校の50分授業は短いですね。
研究として取り組んでいる卒研生が作成した指導案通りには進みませんでしたが、グループワーク中には笑顔も見えて、私もうれしくなりました。
高校の先生、食生活改善推進員の皆さん、松本市の行政栄養士さんはじめ、ご協力いただいた皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。

日頃から何かとお世話になっている食生活改善推進員さんたちには、打ち上げの食事会にお誘いいただいたのですが、残念ながら参加できませんでした。
午後に、伊那弥生ケ丘高等学校での出前講座に出かけなければならなかったからです。「大学模擬講義」ということで依頼があったそうです。
本学からは私も含めて5名で伺うことになっていましたが、午前中の研究活動を終えて、出発時刻にぎりぎりで間に合いました。
(熱心に聞いてくださるとてもいい生徒さんたちでした。)

なんともドタバタした2日間でした。

本日は、少しほっとしています。

今日は午後から、(公益財団法人)長野県学校給食会主催の「学校給食に地場産物を活用した料理コンクール」の1次審査会でした。
私はこのコンクールがスタートした当初から、審査委員長を務めさせていただいてます。

このところ、1次審査会は松本大学で実施してくださるのでとても助かります。
午前中の大学院の授業を終えて、審査会場の会議室に向かいました。

コンクールには、昨年よりも少し多い115件の応募があったそうです。
応募者の中には、前任校および松本大学の教え子の名前もありました。
やはり、教え子の名前があるのはうれしいものです。

学校栄養士さんを中心とした1次審査会の審査委員の皆さんといっしょに、11月に実施される調理審査の2次審査会に出ていただく10チームを選定しました。

2次審査会には、きっと、おいしそうな給食が並ぶはずです!!

2015年10月4日日曜日

松大生が贈る「1日限りのレストラン」

10月4日(日) 松本大学6号館では、第9回「1日限りのレストラン」が開催されました。

ここ数年は大学祭の開催に合わせて実施していましたが、本年度は大学祭前のこの時期に実施することになりました。
大学祭ではクラスやゼミの模擬店や研究発表等があって慌ただしいので、中心となってご指導いただいている先生方が相談されて、大学祭の日程を避けて実施することになったのです。

第1部は11:00、第2部は13:00の開始ということでしたが、お陰さまで定数を越える申し込みをいただきました。
お申込みいただいた皆様、本当にありがとうございます。
 
今年のテーマは「松大生が贈る秋物語」
メニューは下記の内容です。
試作の段階では試食をさせていただいていましたが、今日はさらにおいしくなっていたことと思います。

◆前菜(サーモンのテリーヌ 2種のパプリカソース添え)
◆パン
◆スープ(黄金色(こがねいろ)のスープ)
◆メインディッシュ(豚ヒレ肉のりんごソース煮 または さんまの香草焼きレモンソース)
◆デザート(かぼちゃのモンブラン 洋梨のコンポートぶどうのソースがけ 抹茶クッキー)
◆コーヒー または 紅茶

参加した学生たちは、1年生から4年生まで。昨日の土曜日も、本日も朝早くから準備を進めていたようです。
実際にお客様たちを“おもてなし”することをして、どんなことを学んでくれたのでしょう。

レストラン運営のご指導に当たられた先生方、お疲れさまでした。

私は、本日の午後、(公社)長野県栄養士会福祉職域事業部からのご依頼で、研修会の講師を務めることになっており、出勤しました。

学生たちのレストランの様子を気にしながら、私の講師としての役目も無事終わりました。
教え子の卒業生も参加してくれていました。皆、それぞれに頑張っているようです・・・うれしいことです。

頼もしい子どもたち

10月3日は長野県栄養士会主催の「第8回長野の野菜はおいしいよコンテスト」の実施日。
昨年から、スタッフとして関わるようになりました。

この事業のスタート時を知っている立場としては、いい事業として定着してきたなぁと感じます。

今年は応募総数204作品だったそうです。
書類選考を経て調理をする本選に残ったものは10作品だったのですが、10月3日は小・中学校の行事と重なったところが多かったそうで、当日は9チームが、会場の長野調理製菓専門学校に集まりました。

長野県内産の野菜を一人分で100g以上使うことがルール。
どれも野菜たっぷりメニューです。

1名から3名のチームまでありました。女子が多いのですが、男子も数名混じっていました。
フライパンでつくる野菜たっぷりのピザをつくってくれたのも男の子でした。

きっと、格好いい「料理ができる男」になってくれるだろうと確信します。

実は昨年も男子2人組が最優秀賞だったのですが、今年も最優秀賞は一人で調理をしてくれた10歳の男子児童でした。

受賞作品は「ぜいたく野菜酢鶏」
ナス、オクラ、ピーマン、ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎが入ったもので、酢豚と同じような調味料を用いた酢鶏でした。

コンテスト終了後、ちょっとだけ試食させていただきましたが、
「おいしい!」でした。

他の作品もなかなかのできばえ。

コンテストに参加した子どもたちが核になって、野菜摂取量男女とも全国1位の長野県を支えてくれたら、うれしいなぁ!!

2015年10月2日金曜日

ふふふっ、「まつたけ」

昨夜は爆弾低気圧の影響で、松本はすごい風でした。
大学からの帰路、郵便ポストに投函したいものがあり、車を降りました。車のドアを開けたらそのまま飛び去ってしまいそうな感じで怖い思いをしました。

というわけで、高速道路を慎重に長野に向かいました。
ところが、長野は穏やかでびっくり! 松本―長野間は70kmもない距離ですが、ずいぶん違うものです。

話は変わりますが、水曜日の夕方に、なんと「まつたけ」が届きました。

共同研究をしている先生が山で採取してきてくださったものです。
研究チームの懇親会では、いつも山登りのお話や、秋になるときのこ採りに山に入るというお話をしてくださるのですが、前回、お裾分けのおねだりをしていました。

←こんなりっぱな「まつたけ」が届きました。
いい香りです。この香りは欧米人には好まれないそうですが、多くの日本人にとっては、高くてなかなか手が出ない高級感あふれる香りというところででしょうか。
特に地物の「まつたけ」ですから、貴重品です。

さっそく半分を「まつたけご飯」にして、いただきました。

まさに、ご馳走さま(大事なお客様のおもてなしのために遠方まで走り回って食材を調達してくださったことへの感謝を表す言葉)の言葉にぴったり・・・でした。

2015年9月30日水曜日

秋らしくなってきました

大学から帰宅しようと学部棟を出ると、「さむっ!」と思うようになりました。
冬に比べるとまだまだ気温は高いのですが、秋の深まりを感じます。
北海道では雪も降ったそうですし・・・。

昨夜は、まだ「仲秋の名月」→「スーパームーン」の名残で、夜空には見事な月。
すでに少しだけ欠けはじめ、下弦の月になりつつあるように見えました。
月の満ち欠けは案外早いものですね。

おまけに、この日はNASAが火星に液体の水が存在する証拠を発見したというニュースが流れました。生命体は存在するのでしょうか?

天体に関するニュースが多い数日間でしたが、学会後のこの3日間はなんともあわただしく過ぎました。

月曜日と水曜日は2年生の講義、火曜日は信州大学医学部保健学科の講義があり、その間に学内外の会議が4つ。
4年生と卒業研究活動に関する打ち合わせ、3年生のゼミナール。

11月に共同研究の成果を発表してくださる先生と抄録作成のための打ち合わせ
10月4日に頼まれている講演会の配布資料の用意
10月1日に高校に出かけて行う出前講義の準備・・・それぞれなんとか準備を終えました。

これで帰宅します。今日も「さむっ!」でしょうか?

2015年9月27日日曜日

琵琶湖

新大阪からサンダーバードに乗りました。

湖西線を走ると琵琶湖が南北に長いことを実感します。

社内アナウンスが琵琶湖は滋賀県の6分の1をを占めると伝えています。

先日、管理栄養士さんたちとの学習会で、長野県で一番大きな諏訪湖の話になったのですが、諏訪湖の周囲は16km。
琵琶湖の周囲は235kmほどだそうですから、やはり大きいですよね。

よく乗車する東海道新幹線では、それを実感することはありませんが、湖西線から見る琵琶湖は“圧巻”です。

良く晴れていたので、青さも見事でした。

今、福井を出たところです。

まだ明るいのですが、白い中秋の名月が見えます。
今年の中秋の名月は地球を回る月の軌道の中で、地球に近いところを通るので大きく見えると、今朝見たテレビの天気予報で伝えていました。

確かに、大きい感じがします!!

博多から長野へ

今回の博多出張の最終日です。
日本栄養改善学会学術総会と同じ福岡国際会議場で、第4回日本栄養学教育学会学術総会が開催されるため、今日まで残っていました。

一般社団法人日本栄養学教育学会の社員総会(評議員会のようなものです)に続いて、日本栄養学教育学会・日本栄養改善学会合同シンポジウムがありました。

栄養疫学の立場から、東京大学大学院の佐々木敏先生
行動科学の立場から、あだち健康行動学研究所の足達淑子先生
チーム医療という立場から、久留米大学医学部の田中芳明先生
という3名の先生方が、「栄養学教育のあり方を考える」というテーマでお話くださいました。

栄養学教育に従事している立場として、考えるべき課題をたくさんいただいたように思います。

その後はラウンドテーブル形式の一般演題発表となったのですが、それには参加しませんでした。

会場を出ようとしたときに、今回、両学会の学術総会会長の任を務められた早渕仁美先生にお会いしてしまいました。

プログラム途中での退席をお詫びすると、やさしく「明日から授業ですものね、気をつけてお帰り下さい」とおっしゃってくださいました。

博多駅に向かう途中、それでも少しは・・・と思い、博多山笠で有名な櫛田神社にだけお参りし、新幹線に乗車しました。

学会運営にあたられた皆様に感謝しつつ、来たときの逆のルートで長野に戻ります。

2015年9月26日土曜日

福岡での学会3日目

学会3日目は教育講演とシンポジウムを中心として参加しました。
「管理栄養士養成課程におけるモデルコアカリキュラム2015」の後に聴講した琉球大学大学院の大屋祐輔先生の「おきなわ野菜とゆいまーるを活かした健康増進事業~沖縄県での長寿復活の取り組み」はたいへん興味深く拝聴しました。

琉球大学の先生方がコアになって進められているアクションリサーチです。
今年の日本健康教育学会でその取り組みのことを知ったのですが、そのベースには、以前、研究チームのメンバーとしてお世話になったことがある琉球大学大学院の等々力英美先生が取り組まれた「チャンプルスタディ」があるようです。

今回の学会で、久しぶりに等々力先生にお会いしました。
実は、今回、私が口頭発表を行った分科会の座長のお一人が等々力先生でした(それで、研究発表がとてもやりにくかったのですが・・・)。

この沖縄県でのアクションりアーチは、運動や学校での食育も含めて展開されるようになり、その成果は広報されて普及が図られているということを知りました。
私も取り組みを進めたいと考えているChild to Family形式の実践事例はとても参考になりました。

長野県もこのような学術的検討のもとに構築される健康増進事業を進めなければならないと思いました。

次は、減塩に関するシンポジウムに参加し、昨日に引き続いてランチョンセミナーで減塩ヘルシー弁当をいただき、減塩の取り組みについても多くの示唆をいただきました。
長野にもどって考えたいことを、お土産としてたくさんいただきました。

最後は「在宅医療における連携と協力」というシンポジウム日参加して、第62回栄養改善学会学実集会のプログラムは終了。

その後、大学のメンバー、学会でお会いするといつもお食事を共にさせていただく鳥取短期大学の野津あきこ先生、明日の全国栄養改善大会のために本日博多入りした長野県栄養士会の園原規子会長の合わせて6人様ご一行で、長浜の屋台で夕食をいただきました。

もちろん、長浜ラーメンもいただき、博多らしさを味わいました。