日当たりのよい場所にある大学の桜が満開となりました。季節は進んでいます。つぼみ、五分咲き、満開、散り初めと姿を変えていく桜は、その変化につれ、いろいろな感情を引き出してくれるふしぎな花です。
私が大好きな「萌黄と新緑」の季節が過ぎ、信州が青葉の季節になる頃、松本大学は新宿高島屋を会場として催される「大学は美味しい!!」フェア(5月30日~6月5日)に出店する予定です。今、準備が進んでいます。
健康栄養学科からは、食品学の矢内和博研究室が開発した安曇野産の信州サーモンと山葵とコシヒカリとそばの実を使った「葵宝寿司(あほうずし)」と、地域健康支援ステーションが学生とともに販売促進のための情報提供に関わった松本市中山のんびりの里づくり協議会の「菜の花の油」と須坂市コモリ餅店の「フルーツおこし」を出品します。総合経営学部観光ホスピタリティ学科の白戸洋先生のゼミが商品開発に取り組んできた鶏肉の「山賊焼」も販売されることになっています。
20日には、松本大学の店舗のマネジメントを担当してくださる松本大学松商短期大学部の金子能呼先生のゼミ生に、地域健康支援ステーションが関わった商品の説明をするミーティングが開催されました。短大の学生の皆さんは熱心にメモを取りながら聞いてくださいました。その学習姿勢がとてもすばらしく、感心してしまいました。
平成21年度、松商短期大学部と私たち健康栄養学科は、ともに「平成21年文部科学省 大学教育・学生支援推進事業【テーマA】大学教育推進プログラム」に採択されました。健康栄養学科のプログラムは「食の課題解決に向けた質の高い学士の育成-地域の食に関する課題解決への意欲と実践的能力を有する食の専門家の育成-」というテーマでした。短期大学部のプログラムは「メモ力育成を核とした単位制度実質化の取組」というテーマ名で、申請が同時期だったこともあり、実質的な教育推進の取組に注目していました。
ミーティングに参加している学生の皆さんの様子を拝見しながら、その取組が教育成果に結びついていることを実感しました。「大学は美味しい!!」フェアは、学部の枠を超え、学生がともにつくっていくイベントになります。健康栄養学科の学生が短大の皆さんのメモ力について学ぶ場としても機能してくれるといいなあと思います。
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