2012年7月3日火曜日

長野県ではめずらしい松本大学独自の食文化

この季節になると、松本大学には焼きサバがたくさん届きます。
なぜかと言いますと・・・

松本大学人間健康学部が開設されたときに、福井県から着任された健康栄養学科の山田一哉教授(分子生物学、生化学などの分野を担当)が、毎年、購入希望をとりまとめて、福井のお知り合いのかたに発注してくださるからです。
長野県でも松本大学の周りだけに、新しく育まれた食文化です、ネ!

このサバをいただくと、「いよいよ夏も本番!」と思うようになりました。

福井では、半夏生(夏至から数えて11日目にあたる7月2日頃から5日間だそうです)に、焼きサバを食べる習慣があるのだそうです。山田先生に教えていただいた情報によると、江戸時代に福井の大野藩の殿様が、田植えが終わる半夏生の頃に、農民たちの労をねぎらい、また、疲れた身体のためにスタミナをつけてもらおうと、サバを焼いて食べることを推奨したことが始まりだそうです。
山田先生が注文してくださる焼きサバは炭火焼きのもので、とてもおいしく、松本大学の中では、毎年、徐々にこの焼きサバのファンが増えて、大量(?)発注という事態になっているわけです。

福井県から届いた焼きサバ
福井から保冷状態で届くのですが、本当に臭みもなく、とてもおいしい焼きサバです。いつか現地で焼きたてをいただいてみたいものです。

今年は、山田先生から「サバの達人レベルになりますと、食べ残った分を翌日味噌汁に入れて食べるそうです」と教えていただきましたが、我が家では食べ残った分は、ありませんでした。

私が住んでいる長野市などでは、根曲がり竹のタケノコをみそ汁仕立てにしてサバの水煮缶を加えて食べますが、この焼きサバの食べ残しをいれたタケノコ汁はきっとおいしいに違いありません。

来年はタイミング良く、焼きサバの季節に、どこかから根曲がり竹が届いたりしないかなあと思います。

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