厚労省が示している「健康づくりのための運動指針2006(エクササイズガイド2006)」では、身体活動量をあらわす単位として、活動強度(メッツ:Mets)と活動時間をかけあわせたエクササイズ(Ex:つまりMets・時ですが…)を用いています。より強い身体活動ほど短い時間で1Exになるわけです。
「目標値は、週23Exの活発な身体活動(運動+生活活動)! うち4Exは活発な運動を!!」とされています。
現在、日本においては、メタボリックシンドローム対策として、特定保健指導が実施されています。松本大学の健康栄養学科の学生には、その特定保健指導で効果をあげることがができる管理栄養士になってほしい・・・わけです。
支援のあり方について体験 |
肥満の改善において、栄養と運動の両輪がうまく回ることは大変重要ですから、健康栄養学科とスポーツ健康学科という2学科がある松本大学人間健康学部の学生たちには、それぞれの重要性と指導上のポイントがわかっていてほしいと思うのです。
そこで、毎年、私が担当する栄養教育実習では、「特定保健指導における栄養指導と運動指導」というテーマの学習を組み入れています。
運動のご指導をいただいた 五十嵐宏美先生 |
今年も例年のように、連携協定を結んでいる(財)長野県健康づくり事業団から、健康運動指導士の五十嵐宏美先生をお迎えし、運動面について教えていただき、栄養面については、本学地域健康支援ステーション管理栄養士の石澤美代子先生にお願いして、実践的なお話しをしていただきました。お二人は、以前、同じ職場で働いていたので、連携がとれていて、とてもいい授業をしていただくことができました。ありがとうございます。
お二人の講義と、支援のあり方に関する体験学習があり、その後、五十嵐先生に運動指導の実際についてご指導いただきました。
ご指導いただいたサーキットメニューとして組まれている運動は、練習も含め、15分程度で約1Exになるそうです。私も学生たちといっしょに運動してみました。
大丈夫ですか?って。大丈夫でしたよ!
大丈夫ですか?って。大丈夫でしたよ!
サーキットメニューの活発な運動に チャレンジ!! |
日ごろの運動不足を実感しましたが、なんとか学生と同じメニューをこなすことができました。それも実習は2クラスに分かれて実施しているので、A・B両クラスで2回やったことになります。
今日だけで2Ex!!
1週間の目標量の半分を1日でやったことになります。気持ちのよい汗もかきました。この「気持ちよさ」が栄養指導では実感してもらうことが難しい「運動指導の強み」ですよね!
私は、明日あたりに疲れが出るのかもしれません(明日なら、まだいいか!)。
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