6月の台風が通り過ぎた今朝、通勤に利用している高速道路上は強い風が吹いていましたが、次第に台風の影響は遠のき、青空が広がって暑くなりました。
午後、大阪からの来訪者がありました。フードモデルを製作・販売している「いわさきグループ」特販課のお二人です。うち、お一人は管理栄養士さんです。
管理栄養士を養成する大学等に関しては、施設・設備に関する条件があり、栄養教育実習室にはフードモデルを備えておく必要があります。管理栄養士としてフードモデルを有効活用して、効果的な栄養教育を行わなければならないということでしょう・・・というわけで、私たちはフードモデルのメーカーさんにはいろいろお世話になります。
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スーパーマーケットの店頭で開催された
学校給食関連のイベント会場で
SATを用いて指導する学生 |
松本大学健康栄養学科の栄養教育実習室には、どこの大学にも備えられているフードモデルのほかに
、「食育SATシステム」というフードモデルを活用した食事診断・栄養教育システムがあります。健康栄養学科が平成21年度に、文部科学省の大学教育GPに選定されたときに、その補助金で購入したものです。「食育SATシステム」のフードモデルには栄養価情報を保存したICタグが付いていて、データを読み取る機器とパソコンを使うことで、栄養価などを即時に表示することができます。実際の食事をイメージできるという点で、とても優れモノの教材です。
松本大学健康栄養学科の大学教育GPでは、大学外のフィールドにおける学習を重視しています。私たちは、学生とともに、このSATシステムを使って県内の様々なイベント会場や栄養教室などに出かけていく
「食育SATキャラバン隊」の活動を進めてきました。この活動が口コミで広がって、いろいろなところからオファーをいただくようになりました。学生たちは授業が立て込んでいるので、すべてにお応えすることができないのが残念です。
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栄養教育実習でSATの活用方法について学ぶ3年生 |
「いわさきグループ」のお二人は、松本大学のホームページなどで、私がSATを使った様々な活動を報告している記事をご覧になって、SATシステムを導入している大学の中でも活用事例が豊富であり、その様子をインタビューをさせてほしいということでした。
ちょうど、今週の栄養教育実習で、SATの活用について指導したところでした。7月10日に予定されている地域の方々にご協力いただいて実施する栄養アセスメント実習でSATを使おうと考えていたので、学生たちにその特性などを理解しておいてほしいと考えたからです。
栄養アセスメント実習が終わったら、その様子も「いわさき」さんにお伝えすることになりました。導入を検討している他大学などに、活用事例ということで紹介したいということでした。
私たちも、また、新しい活用法を考えていきたいと思います。