先週末の金曜日。
前日に大阪から移動していた名古屋を朝一番の「特急しなの」に乗車して出発し、塩尻で「特急あずさ」に乗り換えて、諏訪市に向かいました。
(公社)長野県栄養士会主催の第39回長野県栄養改善学会に出席するためです。
会場のホテルに着いたのは9時過ぎでした。
会場には参加者が集まってきていました。
私は人材育成部長として、式典での出番が1つと研究発表会の「公衆栄養」分科会の座長を務めることになっていました。
今年は研究発表の申し込みが多くて、1つ1つの発表時間を短くしなければならず、発表者の皆様はご苦労されたのではないかと思います。
共同研究者の発表が2本、事前に相談を受けて少しアドバイスをさせていただいた研究が2本、いずれもしっかり発表できたと思います。
共同研究として発表してくれたのうちの1本は、松本大学の卒業生のもの。
初めての研究発表だったのですが、とてもよいプレゼンテーションでした。
さらに、卒業生の発表が2本ありました。皆、成長してくれていてうれしいですね。
発表エントリーが多いのはうれしいのですが、学会運営上の課題は残りました。
その学会では、もう一つ、とてもうれしいことがありました。
昨年の学会で発表してくださった中から本年度の長野県栄養改善学会賞が選定されていました。
私は人材育成部長として、開会式典でその選考過程などについて報告させていただきました。
行政の管理栄養士さんのご研究だったのですが、学会賞を受賞するとの報告を受けた町長さんが、その研究で取り組んだ腎臓病予防活動の成果に着目してくださったのだそうです。
町内で開業している医師の先生方を集めてくださり、医療機関との連携について話す機会を設けていただくことができたのですよと、うれしそうに話してくださいました。
長野県栄養士会の学会賞授与がそんな働きかけにつながったことは、主催団体としては本当にうれしいことです。
県レベルの学会ですから、学術的には全国レベルと同等というわけにはいきませんが、地域社会の健康増進につながる貢献ができたのです。
無事学会は終了し、私は、雨の中、上諏訪駅まで歩いて電車にのり、松本で上高地線に乗り換え、大学に戻りました。
大学に着いた頃には18時を過ぎていて、ちょうど授業を終えて反対方向に向かおうとしている学生たちとすれ違いました。
ひと仕事し、大学で留守番をしていたマイカーに乗って長野に戻りました。
いろいろ収穫のあった今回の学会出張が終わりました。