2016年2月29日月曜日

東京に向かいつつ、週末を振り返る

今日は東京出張です。

先週末、土曜日はCOC(知の拠点)事業として開催された松本大学27年度地域フォーラムに出席し、日曜日は同じくCOC事業である地域健康支援ステーションのフォローアップ研修会の運営に携わりました。

どちらも学内で務めている役割上、参加したのですが、いずれも得るものがたくさんありました。
学習の機会にアクセスしてみることは大切ですね。

地域フォーラムは同時開催されていたアルプスタウンに関連して開催されたものです。

基調講演は、千葉商科大学専任講師の近藤真唯先生で、千葉商科大学で実施されている「キッズタウンいちかわ」についてお話してくださいました。
キッズタウンは子どもたちが職業や社会の仕組みについて学ぶ場であるとともに、学生たちにとってはアクティブラーニングの場であり、そこをしっかり考えたいというお話は刺激的でした。

考えてみれば当然のことかもしれませんが、そういうねらいを忘れて、うまく運営することを最優先してしまうということは多々あります。
私自身が取り組んでいる活動について振り返る機会をいただくことができました。

引き続いて実施されたパネルディスカッションでは、パネリストの一人である長野県教育長 伊藤学司様が文部科学省で取り組まれていた事業についてお話くださったのですが、「さすが!」と感服しながら聞き入っていました。
伊藤様は間もなく長野県教育長のお仕事を退任されますが、このような時期にお話を伺うチャンスがあり、とてもうれしく思いました。

長野県諏訪実業高等学校でキッズタウン事業に取り組んでいる小平紀文先生、あづみ野エフエム放送株式会社代表取締役社長の花村薫様のお話からも、今後考えていくべき題材をいろいろいただきました。

そして、日曜日の地域健康支援ステーションCOC講演会卒後フォローアップ研修会では、一般社会法人 感動ヴォイス協会代表理事 村松由美子先生にご講演いただきました。

私、最初の挨拶と講師紹介とお礼の言葉を述べる役だったのですが、参加者の皆さんと一緒に声だしのレッスンをして、コミュニケーションについて学び、とても有意義な時間を過ごすことができました。

会場が和気あいあいとしたフレンドリーな雰囲気で、とっても素敵な研修会になったと思います。

村松先生は「声は生きるエネルギーになる」とおっしゃっていました。
声を出すには呼吸が大切で、いい呼吸をするには表情も大切で、声が自分の体に響けば元気になるとおっしゃっていました。
そして、声のトレーニングすれはだれでも変わることができるとおっしゃっていました。
さっそく学んだことを活かしていこうと思います。

日曜日は研究の関係で、どうしてもやっておかなければならないことがありました。
少し気が重かったのですが、やるべきことをやり終えて帰宅することができたのは、村松先生のレッスンでいただいたエネルギーのお陰かもしれません。

2016年2月26日金曜日

今週末の予定

今日は、長野県体育協会の会議があり、長野市内で仕事をすることにしました。
週末に大学でCOC関連事業があって出勤予定ということもありましたので・・・。

2月27日は、松本大学27年度地域フォーラム「子どもの夢が、未来の町を想像する~アルプスタウンが果たす地域づくりの役割~」があります。
13:30~15:30 (受付:13:00~)

基調講演は先進事例の紹介で
  「キッズタウンに求められる期待  ~キッズビジネスタウンいちかわの実践から~」というテーマで、千葉商科大学専任講師の近藤 真唯 氏が講演してくださいます。

引き続いて行われるパネルディスカッションでは

長野県教育長 伊藤 学司 氏 
あづみ野エフエム放送株式会社代表取締役社長 花村 薫氏
長野県諏訪実業高等学校教諭 小平 紀文 氏 

がパネリストを務めてくださいます。


2月28日は、地域健康支援ステーションCOC講演会卒後フォローアップ研修会
「声は生きるエネルギーを高めるカギになる」というテーマまで、一般社会法人 感動ヴォイス協会代表理事 村松由美子氏にご講演いただきます。
13:00~15:00 (受付12:30~)


上記のご案内をご覧いただき、よろしかったらご参加ください。

私は、今日はこれから長野県栄養士会事務局→長野県スポーツ会館に行ってきます。

2016年2月23日火曜日

注目度up!! “社食”

中井貴一さんがナレーションを務めているNHKの「サラメシ」という番組がお気に入りで、時々みています。
いや、「時々」ではなくて「たまに」です。

サラメシにはそれを召し上がる人の周りの人々とのつながりや職場の様子が反映しているように思えます。

2日前の日曜日に参加した研修会は長野県健康増進課が企画した「社員食堂(事業所給食)等関係者研修会」でした。

今、社員食堂は「社食」と呼ばれ、注目されています・・・その日の講師の先生のお話では、ブームは少し前だったそうですが・・・。

長野県は 健康づくり県民運動「信州ACE(エース)プロジェクト」を進めるにあたって、働き盛りの皆さんが利用する社員食堂でのヘルシーメニューの提供を進めようとしています。

2月21日(日)は、その一環として社員食堂のメニューコンテストが実施され、それに引き続いて午後から研修会ということでした。
研修会はコンテストにエントリーしない人でも参加可ということだったので、出席することにしました。

私のゼミの学生が社食に関する卒業研究を進めようとしています。
昨年から、学生にメニュー提案をしてほしいとおっしゃってくださる企業さんがあり、連携が進んでいるのです。
・・・ということもあって、日曜日ですが研修会に出席することにしたのです。

研修会場には、その日の午前中に実施された“社員食堂「健康づくり応援メニューコンテスト」実技(二次)審査”に残った6つの作品が展示されていました。

どれもとてもおいしそう!!
こんな社食のサラメシだったら、とってもハッピーです。

お世話になっている管理栄養士さんが関わっている作品もありました。

出席した研修会のメニューは
☆「働き盛り世代の健康状態について~平成26年度健診結果から~」
☆「最新の社員食堂事情~従業員のための社員食堂の活用法~」
の2本立てでした。

最近は、社食のあり方を見直す企業が増えてきているそうで、後段のお話では、いくつかの企業の社食の様子が紹介されました。

第1世代:工場など通常の飲食店のある場所から離れていて、食事を提供する必要があって運営されていた社員食堂
第2世代:他の場所でも食べられるけれども、福利厚生の意味合いで「安い」を売りにした社員食堂
そして今は第3世代の社員食堂が多くなっているということでした。

第3世代の社食は、社屋のいい場所(例えば最上階の窓が多い空間)につくられていて、おいしくて、高い値段のメニューもあり、従業員同士がコミュニケーションをとれる場所、あるいは地域社会のなかでのコミュニケーションの場(例えば地産地消をコンセプトにする等)であることを重視しているのが特徴だそうです。

その中で、健康志向のメニューを導入しているところも多いのでしょう。

長野県内でもヘルシーメニューをとり入れる社食が増え、それを利用してくださる働き世代が多くなるといいですね。
ゼミ学生の取組みもそんな成果につながってほしいものです。

2016年2月21日日曜日

仲間と手づくりの研修会、無事終了!

今朝の情報番組で、北海道大学の長谷川英祐准教授らのチームが英科学誌サイエンティフィック・リポーツ発表した論文が紹介されていました。

私、松本に向かって運転している車のなかで聞いていたのですが・・・。

アリの集団が長期間存続するためには、一定の割合で働かないアリがいる必要があるといった内容の研究成果なのだそうです。
普段、働かないように見えているアリが集団の危機に際して働くようなり、、集団の絶滅を防いでいるらしいのです。
研究チームは、コンピューターシミュレーションを行って、働き方が均一な集団よりも、異なった集団の方が長く存続したということも報告しているようです。

「なるほど!」と、とても興味深く聞いておりました。
人間の世界で考えると、多くの個性が集まることが大切なのかなと思いながら・・・。

昨日、長野市で「第1回長野県スポーツ栄養普及事業研修会」が開催されました。
平成27年度NPO法人日本スポーツ栄養学会(JSNA)研究・教育支援事業助成金交付を受けて実施したものですが、長野県内でスポーツ栄養について学習会を実施している仲間と手づくりで準備を進めてきた研修会でした。

私はあまり役には立っていませんが、アリの集団の「働かない働きアリ」の役目は果たしていたのかもしれません。

コアになって準備を進めてくださったメンバーに感謝したいと思います。
ご講演をお願いした
信州大学教育学部心理学科准教授  島田英明先生
長野赤十字病院リハビリテ―ション科部長(日本体育協会公認スポーツドクター) 加藤光朗先生
野本整骨院院長(ジャパンアスレチックトレーナー) 野本真一先生 
のお話は示唆に富んでおり、得るものがたくさんありました。

講師の先生方のお人柄からか、会場がとても温かな雰囲気になっていたこともうれしいことでした。

そうそう、野本先生のご講演ではスポーツ障害予防に向けた実技も組み入れていただいたのですが、そのときにモデルになったのは松本大学健康栄養学科の男子学生でした。

男性のモデルが必要ということで誘ったところ出席したいと言ってくれて、松本から出かけてきてくれました。

野本先生にテーピングをしていただき、気になっていた膝の調子よくなったそうで、最も得をした参加者になったと思います。
よかったねぇ!!

加藤先生や野本先生は、スポーツ栄養に関わる管理栄養士の皆さんとの接点も多く、失礼ではありますが、私たちの仲間のような気持ちがいたしました。
この研修会を成果あるものにしてくださり、そのご尽力に心から感謝したいと思います。

島田先生も今後も役にたつことがあればご連絡くださいとおっしゃってくださり、ありがたいことです。

仲間の皆がそれぞれに研修会を成功させようと努めてくださった姿もうれしく、私たちの仲間集団も前進できたのではないかと思います。

皆さん、お疲れ様でした!!

相変わらず私は「あまり働かないアリ」ですが、出番があったときは頑張ろうと思います。

そして、今日はこれから松本保健福祉事務所で開催される研修会に行ってまいります。

2016年2月19日金曜日

平成27年度 長野県健康づくり研究討論会

昨日は長野県庁で開催された「平成27年度 長野県健康づくり研究討論会」に参加しました。
長野県健康福祉部健康増進課の主催で毎年開催されている研究発表会です。

今年は発表の申込みはしませんでしたが、現在、共同で研究を行っている信州大学医学部保健学科の先生が研究成果について発表してくださることになり、出席しました。

午前中は「長野県健康長寿日本一に向けたロコモ&骨対策の現状と課題」というテーマで、信州大学医学部整形外科の中村幸男先生が講演をしてくださいました。
骨密度検査の重要性について様々なデータやご自身の研究成果を踏まえてお話してくださいました。
説得力のある有意義な講演を拝聴することができました。

講演会後、中村先生が何人かの聴講者とお話されていて、私も名刺交換をさせていただきました。
また、栄養士会等でご講演をお願いすることもできるかなと期待しています。

午後は、「健康増進、栄養・食育分科会」の会場で、私たちの研究に関する発表を含めて5演題の実践的な活動の成果に関する発表を聞きました。

その後は、「精神保健・母子保健分科会」で研究発表を聞き、この分野での課題やその対策について知ることができました。
この分科会は参加者が多く、現在の健康づくりにおけるメンタルヘルスの重要性について再認識したように思います。

母子保健分野では、長野県内でもフィンランドのネウボラを参考にした行政支援を行おうとしている市があるそうです。
ネウボラについては、2014年に参加した日本ヘルスプロモーション学会の折に知り、すばらしいと思いました。

その時の記事はこちらをごらんください → http://matsu-nhirota.blogspot.jp/2014/12/blog-post.html

どのような成果に結び付くか、楽しみにしていたいと思います。

2016年2月15日月曜日

大学院4期生の修士論文審査発表会

週末の暖かさから一変して、雪が舞う冬型の寒い日となった2月15日(月)。
松本大学大学院健康科学研究科4期生の修士論文審査発表会が開催されました。

今年は2名の社会人院生を指導しました。
2期生の院生を指導した時には、自分の研究発表よりも緊張したように思いますが、今年は私自身はなんだか落ち着いていました。
社会人の院生であったことと、各自が自分なりに納得して発表会に臨んでくれたからかもしれません。

今年、修士論文をまとめた院生は全部で4名でした。
本当はだれもが緊張していただろうと思いますが、発表はしっかりできたと思います。

私の研究室の社会人院生2名は職業を持ちながら、そのフィールドで研究活動を進めてきました。
それぞれ、日頃の業務のなかで見出した疑問について明らかにしたい、自分の仕事の成果を科学的に検証したいという思いをもって研究に取り組んできた方々です。

研究をまとめる過程で、研究することの面白さに気づいていただけたことは、私にとってとてもうれしいことでした。
今後もその姿勢を持ち続けていってほしいと願っています。

昼食休憩の時間に大学院生と同じテーブルで昼食をいただきました。
異世代でありながら、仲間として語りあう院生たちの姿は微笑ましいもので、うらやましくもありました。

発表会が終わったあとは恒例の写真撮影。
緊張から解放された素敵な笑顔がありました。
お疲れ様!!

最終提出日に向けて、論文をブラッシュアップさせなければなりませんが、今日はゆっくりしてほしいと思います。
今頃は先生方も含めて打ち上げ会のまっさい中だと思います。

私は先々週体調をくずした時に、今回はやめておこうとキャンセルしたので大学で仕事をしています。
直接、労ってあげられなくて、ごめんなさい。
お二人とも立派でした!!

2016年2月14日日曜日

雨のち虹のち・・・

今日は日曜日ですが、大学に来ています。
明日は修士論文審査発表会で、今日の午後は社会人院生2名と発表準備をすることになっているからです。

長野市は、夜中から雨音が激しく、結構な雨が降っていました。私が家をでるときにもかなり降っていました。

松本に近づくと、雨は小降りになりましたが、風が強く吹いていました。

ところどころに青空も見えてきて、高速道路を下りて大学に向かう途中から、虹が現れていることに気づきました。

今は陽がさして春めいた雰囲気になってきました。
明日の発表会も穏やかであればいいのですが、天気予報ではこの後冬型になるとか?!

管理栄養士国家試験が迫ってきた4年生の皆さん、体調をくずさないように気を付けてね!!

2016年2月13日土曜日

温かい週末

昨日は出席しなkればならない会議があり、東京へ出張。

週末にかけて温かくなるということだったので、どんな服装で行けばよいのか少し悩みました。

東京駅はもとより、長野駅や新幹線にも大きな荷物を持った海外からの旅行者がたくさんいました。
長野駅や北陸新幹線にはスキー場に向かう or スキー場から帰るところらしい観光客人もたくさん。
1年前とはずいぶん違っているように思います。
インバウンドの方々が増えているのんですねぇ、本当に!

会議は少し延びて終了。
帰りの北陸新幹線も自由席は満席でした。

そして、土曜日の今日は、やはり昨日よりも気温は高く、過ごしやすい日でした。
風が強くなり雨が降るという天気予報でしたが、長野市はまだのどかな感じです。

2016年2月10日水曜日

また雪・・・です

昨日の朝からチラチラし始めた雪が、午後には少し強くなり、そのうち「長野地方に大雪警報」がでていると知りました。

高速道路が通行止めになると困るので、昨夜は「早めに帰ろう」と思い、20時頃には大学を出ました。

松本から長野に向かう間、雪は大降りになったり、小降りになったり。
こういう日は松本と長野の距離を感じます。
途中、筑北村のあたりが一番降っていたでしょうか?!

それほど冷え込んでいたわけではないので、大粒の雪が横殴りにフロントガラスにぶつかります。
視界が悪く、「スピードを出しちゃだめ!」と自分に言い聞かせながら高速道路を走りました。

私が帰りついた頃、長野市の雪は、私が松本をた時に比べると小降りでした。
長野のほうも一時は大粒の雪が降っていたそうですが・・・。

今朝は数センチ積もっています。
先日、洗車したばかりですが、またマイカーは塩カルまみれになるのでしょう。

カナシイ!

2016年2月8日月曜日

本年度お世話になった食生活改善推進員さんへ・・・

本年度、私の研究室で取り組んだ研究の一つは、松本市の食生活改善推進員さんなどにご協力いただいて進めてきたものです。
松本市の食生活改善推進員さんには、日頃からお世話になっているのですが、今年は殊の外ご無理をお願いしてしまいました。

2月4日のCOC公開特別講演会に足を運んでくださった会員さんもいらっしゃり、なんともありがたいことです。

2回にわたって実施させていただいた食事調査の結果をお返しするため、事務局である松本市の管理栄養士さんのところ ― 松本市南部保健センター ― に伺いました。

ずっと新築のための工事が進められていたのですが、ようやく建物は完成したようです。
プレハブの仮庁舎からの引っ越しが済み、開所の準備に追われているようですが、建物の内はまだガランとしていました。

複合施設で、保健センターは2階にありました。

なんだかよくわからず、職員通用口と書かれたところから入ってしまったのですが、表玄関は外工事が進められているようで入ることができないとのことでしたから、私が間違ったわけではなかったのです。

保健センターのなかにある調理実習室を見学させていただきました。
真新しい調理室はいいですねぇ。

指導者用の調理台の上には大きな鏡がついていて、手元の作業もみることができるようになっていました。めずらしいものではありませんが、本当に大きな鏡で角度も変えられるようになっていて、とてもうらやましく思いました。

冷蔵庫は、センサーをそっと指でなぞるとドアが開くようになっていて・・・いまどきの冷蔵庫には、「びっくり、ぽん!」です。

人工大理石の調理台の天板も素敵でした。熱には強くはないので、気を付けないといけないとのことですが・・・。

2回の保健センターの入口のドアはタッチ型のセンサー付きで、そのセンサーが頭くらいの位置にあったので、最初はみつかりませんでした。

「どうしてこんなに高い位置にあるのですか?」と伺うと、小さな子どもたちの出入りが多いので、そんな子どもたちの手の届かないところに付けることになったということでした。
「なぁるほど!!」という感じです。

そのうち、食生活改善推進員の皆さんも出入りして、にぎやかになるのでしょうね!

2016年2月7日日曜日

本年度最後の健康栄養学科公開特別講演会

先週の木曜日、2月4日に松本大学COC公開特別講演会が開催されました。
松本大学健康栄養学科主催の本年度の特別講演会を締めくくるもので、私が企画しました。

講師として、琉球大学大学院医学研究科の等々力英美先生をお迎えし、「ゆいまーる(地域の絆)を生かした食育と健康づくりを考える」というテーマでお話いただきました。

後期試験が終了し春休みに入ったばかりで、学生たちの参加が少なかったのは残念でしたが、一般の聴講者の皆様も熱心に聞いていてくださり、実り多い講演会でした。

それはなんといっても、等々力先生の講演内容がとても興味深いものだったからです。

等々力先生とは以前、食事調査票開発の研究チームでご一緒したことがあり、その後も、学会の折などに、研究仲間として語り合う機会がありました。
その当時から先生のご研究には関心をもっていましたが、継続して進展させてこられた「栄養転換 Nutrition Transition」や「チャンプル・スタディ」の研究活動の成果をお話くださるとともに、現在、沖縄で取り組んでいらっしゃる実践活動についてご紹介くださいました。

キーワードは「沖縄の長寿再生」、そして「沖縄は日本の未来の鏡」

等々力先生は、私が憧れているハーバード大学のイチロー・カワチ先生と共偏著で「ソーシャル・キャピタルと地域の力:沖縄から考える健康と長寿」というご著書を上梓されていますが、イチロー・カワチ先生は沖縄を“Natural Laboratory”とおっしゃっているのだそうです。
アメリカ統治下になる前後と日本に返還された以降の社会的環境の変化により、栄養素摂取状況や身体・健康指標がどのように変化したのかを科学的に検証することが重要であること、その変化は、日本がたどるであろう道を先取りしていると考えることができるかもしれないということ・・・なのです。

先生の今の活動は「急がば回れ」・・・小学生対象とした食育活動で、その中にChild to Familyの考え方も盛り込んたもの。

似たような試みを実施しているところも多いと思いますし、私も考えていることですが、学術的に計画され、科学的にその成果を検証しているような取り組みは案外少ないように思います。

とても参考になりました。

本学の学長や学部長ともお話していただき、それを受けて、等々力先生が「松本大学人間健康学部は、長野県の特徴を発揮できる最良のポジションに位置していますね」とおっしゃってくださったのは、たいへんうれしいことでした。

私も“ちょっと”パワーを充電することができました!

2016年2月2日火曜日

入試の日に体調を崩してしまいました

本日と明日2月3日は、松本大学の一般入試の日です。

今日は試験監督などがあるわけではないのですが、学科長として待機態勢をとることになっていました。

ところが・・・今日の夜中に具合が悪くなりました。最初は少し気持ちが悪く、ノロかもしれないと思いました。
でも戻すことも下痢もないので、風邪かなと思い、熱を測ると37.5℃くらい。
高熱ではありませんが、何とも元気が出ません。

9時には大学に着いていないといけなかったのですが、それは無理そうなので、少し様子をみて遅れて出勤すると連絡しました。
関係者の皆さんには本当に申しわけないことでした。

9時過ぎまで寝ていて、ベッドから降りると仰臥位のとりすぎか、サルコペニア状態で力が入りません。

筋肉は短時間でも減少するのかしら?

でも、午後には入試の合間を縫って大事な会議が2つ予定されていました。
一つは私が資料を提示しないと会議になりません。

思い切って立ち上がって、出勤の準備をしました。
無事に大学に到着!!

入試は順調に進んでいるようで、会議もなんとか開催できました。

大学で出会う皆さんが心配してくださり、インフルエンザかもしれないので、クリニックにいってきた方がいいと言われ・・・皆さんに感染を広げてもいけないので、検査に行ってきました。

明日は大学院の入試。
明後日は、私が企画したCOC公開特別講演会で休むわけにもいかないので、もしインフルエンザだったらどうしようと考え込んでしまいました。

幸い、陰性でした。
クリニックの先生から、インフルエンザで高熱が出ない方もいますが、皆さんとてもつらそうな風情です。そんな顔をしてはいないので、大丈夫ですと言われながら検査を受けました。
(ちょっと笑ってしまうでしょ!)

よかったです。
でも陽性の場合は出勤できず、立て込んでいる仕事も休まざると得ないわけで、そう思うと「陰性だったのか」と、ちょっと残念な気もしてしまいました。
なんとも、勝手ですね。

まあ、よかったということで粛々と役目をはたして参りましょう。

今も、完全に復調という感じではないのです・・・そういえば、本日は朝、ミカンを食べた以外は何も食べていません。水分補給のみ。

家に帰って、たんぱく質源を補給してサルコペニア対策に努めなければ。。。!?