2015年10月29日木曜日

ごめんなさい、そして、ありがとう

今日は、3年ゼミ生といっしょに飲み会をすることになっていました。

ところが、10月末までにやってしまわなければならない仕事がたくさんあって、その約束が頭から抜けてしまっていました。

16時近くになって、いっしょに卒業研究の資料整理をしていた4年ゼミ生が、「4年生も3名参加することになりました」という発言をしてくれなかったら、そのまま夕方を迎えるところでした。

ごめんなさい!

そして、その飲み会は、3年ゼミ生たちが、密かに、10月生まれの私の誕生お祝い会として企画してくれたものだったのです。

残念ながら、私は明日の朝の状況を考えて、電車ではなく、自分の車で帰る決心をしたので、アルコール飲料は飲めませんでしたが、とっても楽しい会でした。

思い返せば、昨年のBirthday も、山形県長井市から来てくださった菅野芳秀さんを囲んで、とってもいい日だったのです。

このブログの http://matsu-nhirota.blogspot.jp/2014/10/blog-post_85.html をご覧ください。

本当にありがとう!!

3年と4年のゼミ生皆さん一人ひとりのメッセージが貼付された大きなカードと、黄色とオレンジを基調にした素敵な花束と、同じような色調のハンカチと、グラスのプレゼントまでいただいてしまいました。

ありがとうございます!!!

グラスは「泡立ちぐらす」となっています。
グラスの底が山形になっていて、そこを的にして注ぐと、きれいに泡立つというグラスだそうです。

学生たちがビール好きな私に合わせて考えてくれたのかもしれません。

それなのに、今日はビールを飲むことができなくて、ごめんなさい。

今、家で使っているマイグラスはもう長いこと使用しているものなので、この機会に新しいグラスに替えようと思います。

2か所に、緑の帯が入っている心が落ち着く感じのグラスです。
このグラスのデビューはこの週末に・・・ということにしましょう!!

長く大切に使っていきたいと思っています。

2015年10月27日火曜日

名古屋での講演

今日は名古屋に来ています。

名古屋市の子ども青少年局子育て支援部の管理栄養士さんからの依頼で、「食と健康講演会」の講師を務めることになったためです。
給食施設の皆様向けの講演会ということでした。

実は愛知県は平成24年度の国民健康・栄養調査で、野菜の摂取量が全国で最も少なかったのです。
そこで、全国一野菜摂取量の多い長野県の話を聞いてみようということになったということのようです。

各種のデータで、長野県の野菜摂取量が多いことは示されていますが、その要因は必ずしも明確ではありません。
とにかく野菜の生産が盛んで、おいしい野菜がたくさんあるのは事実ですし、「野菜のおかずがあることが普通」、「野菜だけはふんだんにある」ということだったのでしょう。

名古屋のように洗練された食文化をもっているということではないと思いますし・・・。

いろいろ話題は提供させていただきましたが、来てくださった給食施設の方々のお役に立てたのかはあまり自信がありません。
野菜の摂取が多いという長野県の食事のあり方は、名古屋のような都会では取り入れがたいだろうなとも思いますし・・・。

名古屋の地下街で昼食のために入った店は、「食育推進協力店」でした。
長野でも県が推進している「信州ACE弁当」や「3つの星レストラン事業」などがありますが、名古屋市も頑張っているのですね・・・と思いました。

私は、長野県で、「長野県らしい取組」を進めていこうと思います。

2015年10月25日日曜日

3年ゼミ生と塩尻市へ

先週の大学祭に続き、今週末も盛りだくさんです。

10月24日(土曜日)は、3年ゼミ生と塩尻市のヘルシーフィジカル教室に出かけました。
この教室プログラムの中で、栄養講座の調理実習を担当しています。
毎年、3年ゼミ生の活動として、調理実習で取り上げるメニューを検討し、参加者各自がいろいろな料理の中からセレクトして食べて考えるという講座にしています。

来年からは運動中心の教室に変わるとのこと。
本年度のこの調理実習が、ヘルシーフィジカル教室での最終の活動となります。

毎年のことではありますが、学生たちはベテラン主婦の受講生の皆さんから教えていただくことのほうが多いのです。
それでも、先週の大学祭で3年ゼミ生の全員がカフェの運営に関わったこともあり、チームワークよく明るく実習に臨んでいました。

お一人だけシニアの男性の方が参加してくださっていました。
受講生全体では5名の男性がいらっしゃるそうですが、この週末はいろいろなイベントがあり、男女を問わず、欠席者が多かったのです。

始まる前は「とんでもないことになった」と引っ込みがちのご様子でしたが、調理実習中は楽しそうに料理づくりにチャレンジしてくださいました。

試食の頃にはとてもいい笑顔。
学生たちにも「今後も頑張ってくださいね」と声掛けしてくださいました。

塩尻市ヘルシーフィジカル教室での最後の調理実習が無事終了!!

この日、松本大学では長野県栄養士会の研修会が開催されたのですが、私は会場のプロジェクター関係のセッティングを頼まれていました。
塩尻市への出発は8時ということになっていたので、大学には7時過ぎに出勤し、その作業を行ったのです・・・というわけで、塩尻市からの帰路の車中は眠っていました。アウトキャンパススタディとしてドライバーさんをお願いしていて、良かったです。

大学にもどって研修会に参加しました。眠くならずに、まじめに受講しましたよ。
いい学習をさせていただきました。

その後、翌日の日曜日に予定されている講座の準備をして帰宅しました。
今度は、長野市で開催されるシニア健康教室の調理実習です・・・。

2015年10月22日木曜日

今年も残すところ2か月余り!!

日が短くなってきました。

いつもの起床時刻に起きても、まだ薄暗く、冬が近づきつつあると感じます。

大学祭以降も晴れの日が続き、昨夜は上弦の弓張月が夜空に光を放っていました。
自宅に戻り車を止めてから、しばらく眺めてしまいました。

2015年もあと2カ月と10日ばかり。
健康栄養学科の4年生は卒業研究のまとめに向けて、慌ただしくなる時期です。

2015年10月18日日曜日

今年の大学祭も幕を閉じようとしています

梓乃森祭の最終日。

お蔭様で、「松大カフェ×ポタジエ」という企画で運営したカフェ“Veg*Sweets”のケーキは、完売となりました。
ご来店くださった皆様、ありがとうございました。

朝、東京から松本入りしてくださったオーガニック野菜スイーツ専門店ポタジエのオーナーシェフである柿沢安耶氏をお出迎えし、10:30から予定されていたカフェのオープニングセレモニーにご案内しました。

店内では、テープカットの準備が整っていました。
柿沢シェフ、松本大学の住吉学長、野菜スイーツの野菜を提供してくださったVif穂高の河村理事長、カフェを運営する学生の代表2名と私の6名でテープカットをして、開店となりました。

その時に、すでにお客様が並んでくださっていたそうで、開店早々は大変だったようです。

私はその後に続いて予定されていた「野菜スイーツパティシエール 柿沢安耶氏 公開講座」の準備のため、講演会場に向かいました。

柿沢シェフの講演テーマは「スイーツでとどける野菜の美味しさ」
ポタジエで販売されているケーキの紹介から始まり、野菜スイーツの開発を志そうとした経緯、現在どんなことをめざそうとしているのか(食育活動や農業者支援活動も含めて)、野菜スイーツをつくるうえでのコツなど、広い視点でお話いただきました。

1時間という設定では短かったかもしれません。
講演後には会場からの質問にも答えてくださり、素敵な講座になりました。
学外からご参加くださった皆様にもご満足いただけたのではないかと思います。

講演後に“Veg*Sweets”に行ってみたいとおっしゃってくださったので、ご案内しました。
ええじゃん栄村プロジェクトの学生たちが提案したシフォンケーキ3種を柿沢シェフとマネージャーさんと私の3名で分け合っていただきました。

トマトとカボチャと食用ホウズキを使ったケーキです。
学生の説明を丁寧に聞いてくださり、じっくり味わってくださいました。

店内にいらっしゃったお客様ともお話してくださり、学生の頑張りをほめてくださり・・・ありがたいことでした。

店舗を出る前には坂詰GM(私のゼミナールの3年生です)にも感想を伝えてくださっていました。
これまでの苦労が報われたことでしょう。

帰路につかれる柿沢シェフをお見送りして、しばらくしてから再度店舗に行って、ゆっくりケーキをいただきました。
穂高いんげんのスクエアケーキ
穂高いんげんのスクエアケーキ

チーズの味といんげんの野菜らしさが味わえるケーキに仕上がっていました。

柿沢シェフはご講演のなかで、最初に口に入れた時はスイーツらしい香りが大切、でも、折角入れている野菜の味も楽しんでもらえるように考えているとおっしゃっていましたが、その言葉通りのケーキだったと思います。

今後も松本市で販売してもらえないかとおっしゃってくださった方もいらっしゃいました。
企画した者としてはうれしい限りです。

ケーキをいただいてから、学祭のメインステージであるウッドデッキに行ってみると、健康栄養学科の学生たちがアカペラのコーラスで歌っていました。

「こんな特技があったのね」とびっくりしながら聞き惚れていました。

学生たちが勉学の場面とは違った形で輝いてくれるのも、学祭のいいところです。

そうそう、今日はうれしい言葉をいただいたのです。

柿沢シェフとのコラボレーションの企画に際してマネジメントをしてくださった企画会社の担当者の方が「いろいろな大学の大学祭に関わりますが、松本大学の学生さんたちが自ら大学祭の運営に関わろうとしている姿にびっくりしました。一番目を輝かせている学生たちがいる大学祭だと思います」と。

今日はとても晴れ渡った気持ちのいい日だったので、そんなふうに見ていただいたのかもしれませんが、うれしい言葉でした。

今は、後夜祭が始まっています。
今年の後夜祭はサプライズがあるらしいです・・・学生が「キャーッ!」というようなゲストが登場するのでしょうか?

頑張った学生たちが、思いきり楽しんでくれますように!!!

2015年10月17日土曜日

大学祭のVeg*Sweetsカフェにお越しください!!

大学祭真っただ中の松本大学に戻ってきました。

昼間どこに行っていたのかといいますと・・・
信州大学医学部で開催された「青少年のメタボリックシンドロームを考える」研究会主催の第6回市民公開講座「青少年のメタボリック症候群を考える『大学生の生活習慣病と予防・対応策』」に出席していたのです。

信州大学医学部の本郷実先生が会長を務めてくださっているこの研究会の活動も10年の節目を迎えるそうです。
私もメンバーとして、研究と実践活動に関わらせていただいてます。

今年度は、講演とパネルディスカッションのパネリストを仰せつかりました。
私の講演のテーマは、「青年期の食生活について考える~楽しく&賢く食べる~」とさせていただきました。

私以外では信州大学医学部保健学科の日高宏哉先生、本学スポーツ健康学科の中島節子先生と本郷実先生のご講演があり、この4名でパネルディスカッションを行いました。

聴講者は信州大学保健学科の学生の皆さんが大多数でしたが、フロアからの質問もあり、学生の皆さんにとって自分の健診結果や生活習慣を振り返ってくださる機会になったとしてら、うれしいことです。

松本大学に戻ると、爆笑LIVE 2015 in 松本大学が始まろうとしているところで、会場の体育館前は入場者で込み合っていました。
我が家、流れ星、厚切りジェイソン、二レンジャーというメンバーがきてくださっているようです。

そして、私の3年ゼミ生は明日開店する
ポタジエから届いた
安曇野産野菜を
使用したケーキ2種

Veg*Sweets 

というカフェの準備を進めていました。

このカフェは、本学の地域づくり考房「ゆめ」の学生プロジェクトである「ええじゃん栄村」(栄村を支援している栄養学を学ぶ学生たちの活動プロジェクトです)と、短大部の金子能呼先生のゼミナールの皆さん、本学部の地域健康支援ステーションとのコラボ企画です。
私のゼミ生たちは地域健康支援ステーションのメンバーとして参加しています。
他の模擬店を異なり、どれだけ売り上げても自分たちの収益にはならずに、学友会の収益になるという店舗なのですが、皆、とても頑張ってくれています。

そして、Veg*Sweetsは東京を中心に活躍されているパティシエールの柿沢安耶氏がオーナーシェフを務めるオーガニック野菜スイーツ専門店 「パティスリー ポタジエ」とのコラボ企画でもあります。
柿沢シェフが開発されたスイーツも提供する1日限定のスイーツカフェなのです。
金子ゼミ生が作成した
メニューのポップと鉢植えの花

柿沢シェフがこの日のために、安曇野産の食材を使用した限定メニューとして、
トウモロコシのロールケーキ
穂高いんげんのスクエアケーキ
をつくってくださったのです。

ええじゃん栄村の学生たちが開発したスイーツは、学生の提案したものを地元のあずみ野菓子工房「彩香」さんがつくってくださり、それもカフェで販売されます。

かわいいサボテン
マッキ―と比べてみてください。
サイズがわかりますか?
金子ゼミの皆さんが、メニューカードや店舗のテーブルポップや花の飾り物を提案・準備してくださいました。
鉢植えの花々に、かわいいミニサイズのサボテン・・・写真で様子が伝わるといいのですが。

その準備も整ったようです。

私のゼミ生がGMを務めているのですが、彼女はとてもしっかり者なので、安心です。

きっと準備段階が大変だったと思います。
たくさんのお客様が来てくだされば、その苦労も報われると思います。

皆さん、お越しください!! お待ちしています!!!

大学祭「梓乃森祭」スタート

松本大学の大学祭「梓乃森祭」がスタート!

実は昨日に続いて、今日も学外の仕事で出かけるのですが、朝、大学によると人間健康学部棟である6号館の入り口ホールに、茶道部の茶席が設けられていました。

健康栄養学科の男子学生がお点前等をやっていました。
女子学生は着物に着替えるために席を外しているときだったようです。

お正客席に座らせていただき、お茶をいただきました。
お茶菓子がおいしく、茶道部の先生にどこのお菓子屋さんのものか伺いました。
和三盆をつくっている県外の業者さんから、わざわざ取り寄せたものだそうです。

とても素敵なお菓子なので、皆さん、お茶席にもお出かけください。

私はこれからちょっと出かけてきます。

大学祭の前に「第38回長野県栄養改善学会」

今週末は松本大学の大学祭「梓乃森祭」です。

10月16日は準備日で講義はありませんでした。
この日は第38回長野県栄養改善学会の開催日で、私は長野市のホテル国際21におりました。
確か昨年も同じように大学祭の準備日の開催だったと思います。

学会ですから、当然研究発表を組み入れているのですが、今年はエントリー数が少ないということで相談がありました。
・・・というわけで、私も演題をだすことになり・・・
午前中は、
開会式典の総合司会
自分の研究発表
一つのセッションの座長
と役割が盛りだくさんで、出たり引っ込んだり・・・。

午後には、(公社)日本栄養士会名誉会長で、神奈川県立保健福祉大学長の中村丁次先生にご講演をお願いしておりました。

テーマは 「未来の一番星を目指す」 

中村先生のお話をお聞きするたびに、博学であることに感服しますが、今回もその思いは同じ。
これまでと、現状と、将来を見据えて、広い視野で、栄養学の重要性とその実践に中心的に関わる管理栄養士・栄養士の役割について語ってくださいました。

最後に中村先生がこれからの栄養学、特に実践栄養学分野におけるキーワードとして挙げられた項目をご紹介させていただきます。

○持続可能な食生活
○多職種連携
○地域包括ケア
○食事の評価
○栄養障害の二重苦
○調整科学
○新たな栄養素(機能性成分)

学会終了後、翌日は山梨県でご講演があるということでホテルに宿泊される中村先生と囲んで、食事会が催されました。

中村丁次先生のビッグさを感じた食事会でした。

2015年10月12日月曜日

体育の日は講義日!

体育の日で祝日の月曜日・・・松本大学は講義日でした。
休日となることが多い月曜日は講義回数が不足するため、年間何日かのハッピーマンディは講義日になっているのです。

そして今日は高校生向けのオープンキャンパス日で、開講されている講義を聞くことができる日でもありました。

午後3時限目の講義を終えてから、3年ゼミ生と料理の試作。
10月24日に予定されている塩尻市の健康づくり教室で栄養講座として調理実習を担当させていただくため、その試作です。

授業のある学生に変わって、午前中は食材購入のためスーパーマーケットに出かけました。
一般的には休日なので、買い物客が多い感じでした。

夕方、3年ゼミ生たちは栄養教育実習室のミニキッチンに集まりました。
わいわいとにぎやかに料理づくりを進め、18時近くにできあがり・・・皆で「いただきます!」

レシピの検討を進めながら、試食をしました。
今日で決定したレシピもあり、再度試作することになったレシピもあり・・・塩尻市の健康教室にご参加の皆さん、お楽しみに!!

2015年10月9日金曜日

児島将康先生をお迎えして「COC公開特別講演会」開催

私が大学生として学んだ頃、「グレリン」というペプチドホルモンは発見されていませんでした。

今日は、グレリンの発見者である久留米大学分子生命科学研究所の児島将康先生をお迎えして、COC公開特別講演会が開催されました。

いまさらですが、ご案内のかわいいチラシをご覧ください。

今の学生たちと違い、グレリンについてきちんと学ぶ機会を得ていなかった私は、今日の児島先生のお話を、とっても、とっても楽しみにしていました。
児島先生をお招きくださった本学の山田一哉先生には “感謝! 感謝!” です。

山田先生から、分かりやすく、おもしろく話してくださる先生だとお聞きしていましたが、講演時間中、集中して本当に楽しく興味深くお聞きすることができました。

児島先生が示された講演テーマは、「どうしてお腹がて空くのか?摂食亢進ホルモン“グレリン”の役割」

新鮮な組織をボイルして、細胞内のたんぱく質分解酵素を失活させてからペプチドホルモンを取り出すというお話
当初は脳の探索をしていたが、最終的には胃から発見することになったという経緯
精製したグレリンと当初合成したグレリンとは分子量が126違っていたことから、それをもとに修飾基を特定していったというお話
グレリン(Ghrelin)と命名した意図に関するお話・・・などなど

グレリン発見の研究過程をお話してくださる中で、学生たちに研究することの大変さ、おもしろさ、そして研究に対する情熱を持つことの大切さを伝えてくださいました。

きっと研究の醍醐味に気づいた学生も多かったはず・・・将来、児島先生のもとで研究しようとする学生がでてくるかもしれないなぁと夢が広がりました。

まとめにあたり、「グレリンは体内にエネルギーを蓄積するホルモンである」、そして、臨床応用の研究も進められているというお話をしてくださいました。

フロアからの質問にも丁寧に応えてくださり、先生のお人柄にもすっかり魅せられてしまいました。

最後に、食欲を低下させるホルモンに比べて、食欲増進のホルモンの調節機構は複雑で、「生物が生命を維持するためのシステムは多様である」とお話くださったことも印象に残りました。

生きているって、すごいことです。

今日は、素敵な講演をお聞きでき、いい日でした。

2015年10月8日木曜日

学校給食献立コンクール1次審査会

後期の授業がスタートして2週間。

9月末の学会出張が響いて、未だに「いろいろなことに追われている感、満杯!」の毎日です。

今週前半は本当にあわただしい日々でした。
月曜日は、3時限目が講義、4時限目が卒研ゼミ、5時限目が3年ゼミ、6時限目は大学院生の研究指導、その後、翌日の火曜日に予定していた高校での食生活講座の準備、あっという間に22時になってしまいました。
もともと、準備作業が遅れていたのがいけないのですが・・・。

火曜日は朝から、高校生と食生活改善推進員の皆さんを結ぶ食生活講座・・・3回シリーズの最終回でした。

高校の50分授業は短いですね。
研究として取り組んでいる卒研生が作成した指導案通りには進みませんでしたが、グループワーク中には笑顔も見えて、私もうれしくなりました。
高校の先生、食生活改善推進員の皆さん、松本市の行政栄養士さんはじめ、ご協力いただいた皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。

日頃から何かとお世話になっている食生活改善推進員さんたちには、打ち上げの食事会にお誘いいただいたのですが、残念ながら参加できませんでした。
午後に、伊那弥生ケ丘高等学校での出前講座に出かけなければならなかったからです。「大学模擬講義」ということで依頼があったそうです。
本学からは私も含めて5名で伺うことになっていましたが、午前中の研究活動を終えて、出発時刻にぎりぎりで間に合いました。
(熱心に聞いてくださるとてもいい生徒さんたちでした。)

なんともドタバタした2日間でした。

本日は、少しほっとしています。

今日は午後から、(公益財団法人)長野県学校給食会主催の「学校給食に地場産物を活用した料理コンクール」の1次審査会でした。
私はこのコンクールがスタートした当初から、審査委員長を務めさせていただいてます。

このところ、1次審査会は松本大学で実施してくださるのでとても助かります。
午前中の大学院の授業を終えて、審査会場の会議室に向かいました。

コンクールには、昨年よりも少し多い115件の応募があったそうです。
応募者の中には、前任校および松本大学の教え子の名前もありました。
やはり、教え子の名前があるのはうれしいものです。

学校栄養士さんを中心とした1次審査会の審査委員の皆さんといっしょに、11月に実施される調理審査の2次審査会に出ていただく10チームを選定しました。

2次審査会には、きっと、おいしそうな給食が並ぶはずです!!

2015年10月4日日曜日

松大生が贈る「1日限りのレストラン」

10月4日(日) 松本大学6号館では、第9回「1日限りのレストラン」が開催されました。

ここ数年は大学祭の開催に合わせて実施していましたが、本年度は大学祭前のこの時期に実施することになりました。
大学祭ではクラスやゼミの模擬店や研究発表等があって慌ただしいので、中心となってご指導いただいている先生方が相談されて、大学祭の日程を避けて実施することになったのです。

第1部は11:00、第2部は13:00の開始ということでしたが、お陰さまで定数を越える申し込みをいただきました。
お申込みいただいた皆様、本当にありがとうございます。
 
今年のテーマは「松大生が贈る秋物語」
メニューは下記の内容です。
試作の段階では試食をさせていただいていましたが、今日はさらにおいしくなっていたことと思います。

◆前菜(サーモンのテリーヌ 2種のパプリカソース添え)
◆パン
◆スープ(黄金色(こがねいろ)のスープ)
◆メインディッシュ(豚ヒレ肉のりんごソース煮 または さんまの香草焼きレモンソース)
◆デザート(かぼちゃのモンブラン 洋梨のコンポートぶどうのソースがけ 抹茶クッキー)
◆コーヒー または 紅茶

参加した学生たちは、1年生から4年生まで。昨日の土曜日も、本日も朝早くから準備を進めていたようです。
実際にお客様たちを“おもてなし”することをして、どんなことを学んでくれたのでしょう。

レストラン運営のご指導に当たられた先生方、お疲れさまでした。

私は、本日の午後、(公社)長野県栄養士会福祉職域事業部からのご依頼で、研修会の講師を務めることになっており、出勤しました。

学生たちのレストランの様子を気にしながら、私の講師としての役目も無事終わりました。
教え子の卒業生も参加してくれていました。皆、それぞれに頑張っているようです・・・うれしいことです。

頼もしい子どもたち

10月3日は長野県栄養士会主催の「第8回長野の野菜はおいしいよコンテスト」の実施日。
昨年から、スタッフとして関わるようになりました。

この事業のスタート時を知っている立場としては、いい事業として定着してきたなぁと感じます。

今年は応募総数204作品だったそうです。
書類選考を経て調理をする本選に残ったものは10作品だったのですが、10月3日は小・中学校の行事と重なったところが多かったそうで、当日は9チームが、会場の長野調理製菓専門学校に集まりました。

長野県内産の野菜を一人分で100g以上使うことがルール。
どれも野菜たっぷりメニューです。

1名から3名のチームまでありました。女子が多いのですが、男子も数名混じっていました。
フライパンでつくる野菜たっぷりのピザをつくってくれたのも男の子でした。

きっと、格好いい「料理ができる男」になってくれるだろうと確信します。

実は昨年も男子2人組が最優秀賞だったのですが、今年も最優秀賞は一人で調理をしてくれた10歳の男子児童でした。

受賞作品は「ぜいたく野菜酢鶏」
ナス、オクラ、ピーマン、ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎが入ったもので、酢豚と同じような調味料を用いた酢鶏でした。

コンテスト終了後、ちょっとだけ試食させていただきましたが、
「おいしい!」でした。

他の作品もなかなかのできばえ。

コンテストに参加した子どもたちが核になって、野菜摂取量男女とも全国1位の長野県を支えてくれたら、うれしいなぁ!!

2015年10月2日金曜日

ふふふっ、「まつたけ」

昨夜は爆弾低気圧の影響で、松本はすごい風でした。
大学からの帰路、郵便ポストに投函したいものがあり、車を降りました。車のドアを開けたらそのまま飛び去ってしまいそうな感じで怖い思いをしました。

というわけで、高速道路を慎重に長野に向かいました。
ところが、長野は穏やかでびっくり! 松本―長野間は70kmもない距離ですが、ずいぶん違うものです。

話は変わりますが、水曜日の夕方に、なんと「まつたけ」が届きました。

共同研究をしている先生が山で採取してきてくださったものです。
研究チームの懇親会では、いつも山登りのお話や、秋になるときのこ採りに山に入るというお話をしてくださるのですが、前回、お裾分けのおねだりをしていました。

←こんなりっぱな「まつたけ」が届きました。
いい香りです。この香りは欧米人には好まれないそうですが、多くの日本人にとっては、高くてなかなか手が出ない高級感あふれる香りというところででしょうか。
特に地物の「まつたけ」ですから、貴重品です。

さっそく半分を「まつたけご飯」にして、いただきました。

まさに、ご馳走さま(大事なお客様のおもてなしのために遠方まで走り回って食材を調達してくださったことへの感謝を表す言葉)の言葉にぴったり・・・でした。