この2週間ほどを振り返ります。
11月5日の日本公衆衛生学会自由集会のあとからです。
11月6日、朝一番で、前夜自由集会でご一緒していた奥田昌之先生が座長、佐々木先生が講師を務められた教育講演「日本人の食事摂取基準(2015年版):活用のための科学と技術」を拝聴しました。
松本大学健康栄養学科の前学科長で、今はご自宅のある北海道の大学にいらっしゃる村松宰先生がお隣に着座され、あれこれとお話ししました。
久しぶりにお会いしましたが、お変わりなく、お元気そうでした。
佐々木先生の日本人の食事摂取基準(2015年版)に関するお話をお聞きするのは何度目かですが、毎回、何かしら得るものがあります。昨夜の自由集会で話題提供いただいたことを整理しなおす機会になりました。
その後はポスター発表の会場を見て歩き、ランチョンセミナーに参加し、午後からはシンポジウム「日本人の長寿を支える『健康な食事』で、健康増進と産業振興の真の協働は可能か」に出席しました。
5名の豪華メンバーによるシンポジウムはとてもよかったです。
株式会社タニタの谷田千里社長と、株式会社ローソンの鈴木清晃社長補佐のお二方のお話は私が所属する学会では、これまであまり取り上げられななった分野からのお話でしたから、とても新鮮でした。
「健康な食事」は健康づくりの視点とともに成長戦略の一環としての側面もあり、産業振興と結びついています。
産業分野の方々がどのような企業理念と企業としてのねらいを持ちながら、どのように事業を展開しようとしているのか、その一端を学ぶことができました。
それに学術的分野の私たちはどう関わっていくべきか、関わっていくことができるのか、考えてみなければいけません。
松本大学内に立ち上げさせていただいた地域健康支援ステーションの運営とも無縁ではないでしょう。
引き続いて「特定保健指導において、専門職の“保健指導力”をいかに高めるか」というシンポジウムに参加して、今日の私の学術プログラムは終了。
この学会でいつもご一緒する鳥取短期大学の野津先生と、学会のスタッフをしていた方から教えていただいた食事処をめざし、夕食をご一緒して、ホテルに戻りました。
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