11月7日 第73回日本公衆衛生学会総会最終日。
ポスター発表をする日でした。
朝、ポスターの貼付作業をし、お隣に掲示していた先生方とお話をしたり、早めに会場に顔を出された知り合いの先生に少しだけ説明をしたり・・・。
セッション時間は9:10からでした。発表3分、討議2分と1人に与えられた時間は短く、学会前のあわただしい準備を思い出すとなんだかむなしい感じ・・・でした。
松本大学から山梨大学大学院に進学した卒業生も顔を出してくれました。
昨年の公衆衛生学会総会でも会ったのですが、1年間の成長ぶりがうかがえました。
彼女も自分の発表があったそうです。
「この後の特別講演はきっといいお話だから参加しましょう!」と誘って、私も会場に向かいました。
特別講演
「現場に元気・活気を与えるコミュニケーション術~スポーツ現場に学ぶペップトークとは~」
今年の公衆衛生学会総会で一番楽しみにしていたプログラムです。
実は、この特別講演講師の岩崎良純氏には、松本大学での公開特別講演会講師をお願いしてみたのですが、ご多忙で予定があわず、日本ペップトーク普及協会から別の講師の先生をご紹介いただいたのです。
この会の会長である岩崎氏のお話を聴講したいと思っていました。
泣いたり笑ったりしながらお話を伺いました。涙を流していた時間のほうが長かったかもしれません。
ペップトークは「激励のショートスピーチ」「前向きな背中の一押し」
短くて
わかりやすく
肯定的な言葉を使った
魂をゆさぶる
人のやる気を起こす
やさしい説教
・・・だそうです。
先生ご自身のスポーツ現場での経験を盛り込みながら、感動的なお話をいくつも披露してくださいました。
期待に違わず、とってもいいお話でした。
セルフペップトークのお話もしてくださって、「3・3・7拍子がいいんです」とのこと。
そのお話は大学に戻って、国試に向けて頑張っている4年ゼミ生に伝えてあげました。
そして、やる気を萎えさせてしまうような言葉がけは「プッペトークです」と…ここは“笑い”をとるお話でした。
松本大学で開催するペップトークに関する講演会は下記をご覧ください。
http://www.matsu.ac.jp/matsumoto_u/m-station/141112_coc.pdf
MBA(経営学修士)で人材教育コンサルタントをなさっている堀内裕一郎氏にご講演いただくので、 また違った切り口でいいお話を伺えるのではないかと楽しみにしています。
特別講演の会場を出たところで前述の卒業生に出会いました・・・
「先生、講演、よかったぁ! 私も3・3・7拍子のセルフペップトークで修士論文を頑張ります!」
と言ってくれました。
そうそう、その調子!!!
私にとっての今年の公衆衛生学会総会は、この後、糖尿病に関するランチョンセミナーに参加してその後同じ会場で行われた口頭発表を少し聞いて終わりになりました。
このランチョンセミナーでは、最新の糖尿病研究に関するお話を伺い、研究の進展にびっくりしました。
午後のプログラムはまだ続いていたのですが、私は翌日に予定されていた(公社)日本栄養士会研究教育事業部関東甲信越・京浜ブロック研修会に参加するため、横浜に向かいました。
会場を引き受けてくださった神奈川県と長野県が企画当番県になっていたので、スタッフを兼ねて参加しなければならなかったのです。
まだ出張期間が続きました・・・。