今日は、松本市の浅間温泉総合文化センターで、長野県栄養士会中信支部主催の講演会が開催され、尻無浜先生が講師として、「災害と福祉」というテーマでお話をしてくださいました。
昨日の土曜日は、オープンキャンパスで出勤していたので、今日は正直、「今日も松本か! どうしようかなあ?」と迷っていたのですが、出席して本当によかったと思います。
尻無浜先生は、松本大学が宮城県石巻市にある大街道小学校の学校区を中心に支援活動を行っている「松本大学 東日本大震災災害支援プロジェクト」のプロジェクト代表を務めていらっしゃる先生です。
今日はその支援活動の特徴―教職員と学生が対等な立場で関わる小地域に限定した定点支援―や、松本市の地域づくりや地域密着型の松本大学のあり方がその活動の基盤となったこと、その活動の中での学生の悩みや成長、継続することの価値などについて、実践と専門的な視野に裏付けられた説得力に満ちた講演をしてくださいました。
「平時にこそ、非常時のことを考えて、地域づくりや制度整備、地域の中での専門職のネットワークづくりなどについて、考えておくことが必要である」、「緊急の支援課活動が落ち着き始めたこれからこそが、それらのことをしっかり考えていくべきときではないか」といったお話は、ずっしりと心に落ちました。食事面も含めて、今後の災害支援の課題についてもご意見をいただき、栄養士会として、長野県や松本という地域の中で、どんな取り組みを進めていけばいいのか考えなければならないと思いました。
今日のお話は、私の中でまだ消化しきれていません。たくさん課題をいただいたように思います。
今日、尻無浜先生と最初にお会いしたときの先生の挨拶は、「学内ではなかなかお話できる機会がないですが、今日はよろしくお願いします」でした。「本当にそうですねぇ」が私の返事。
同じ大学にいてくださるので、また、いろいろ教えていただこうと思います。
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