「松花堂弁当」は、京都府にある石清水八幡宮の社僧であった松花堂昭乗の使っていた物入れの箱が起源だということです。
多芸多才な松花堂昭乗は、近在の農家が作物の種入れなどに使っていた田の字の形に仕切った物入れを、絵の具箱、茶会のたばこ盆などに応用したと伝えられているとのこと。
昭和になって、料亭「吉兆」の創始者湯木貞一氏が、松花堂昭乗好みの四つ切箱を見て、試行錯誤のうえ懐石料理を盛り付け、弁当として世に広めたのが「松花堂弁当」の始まりだそうです。
私がいただいた松花堂弁当 |
縁の高いた四角の箱形の器の中は十字に仕切られ、それぞれにご飯や料理を区別して盛り分けます。匂いや汁気が混ざらないように工夫した創始者の知恵とセンスの良さを感じます。
よく似ている幕の内弁当の原型が本膳料理であるのに対して、松花堂弁当は懐石料理の流れを汲むものとされています。
松本大学健康栄養学科の先生方は、毎年、前期の終り近くになると松花堂弁当をいただくことができます。2年生の応用調理学実習のまとめとして、班ごとに松花堂弁当を整えるという実習が組み入れられていて、私たちは、いずれかの班のお弁当をいただくことができるのです。
松花堂弁当の中の料理に使われた ORプロジェクトの畑のズッキーニ |
今年も調理実習室から、学生たちがお弁当を届けてくれました♪♪
私がいただいたのは写真のお弁当です。
献立は、枝豆ごはんに・・・、・・・皆さんをうらやましがらせるといけないので、あとは、写真をみてご想像ください。
班の皆さんが一生懸命、丁寧に作ってくださったのがわかりました。
ごちそうさまでした。
料理のひとつにORプロジェクトの畑で採れたズッキーニが使われていました。調理学研究室の石原先生が調理中の写真を送ってくださいました。
調理学実習の集大成で使っていただいて・・・うれしいことです。
調理学実習の集大成で使っていただいて・・・うれしいことです。
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