2012年7月10日火曜日

地域に皆さんのご協力に感謝!!


食育SATシステムを用いた
食事診断コーナー

私の担当する3年前期の栄養教育実習では、毎年、授業の終盤で栄養アセスメント実習を行います。最初の年は単独で身体計測と食事調査を行いました。次の年には、栄養教育実習のほうでは食事調査を担当し、身体計測等の項目は臨床栄養学実習としてご指導いただくようになりました。昨年度は、給食経営管理の先生方が加わってくださり、給食提供も行うようになりました。

先月に実施された厚生労働省の指導調査においても、科目横断的な教育実践として評価していただいた独自の教育プログラムです。
地域の皆様が対象者としてご協力くださる点も、地域協働型教育の推進をめざしている松本大学ならではの授業実践といえます。毎年、お越しくださる松本大学応援団の地域の皆様がいらっしゃらなければ成り立たない授業です。
本当にありがとうございます。
食事調査と身体計測等の結果について、
それぞれの担当者から説明

学生は初対面の方に指導するということで、不安も緊張もあったと思います。
もちろん事前学習も行います。毎年実施している中で、事前学習プログラム、当日の運営方法が整ってきましたが、毎年、いろいろ予期せぬ事態も生じます。

今年の学生たちもとても頑張っていました。朝のミーティングで学生たちに伝えたことは、「コミュニケーションを大切にすること」です。これまで学習してきた「コンプリメント(称賛、ほめること)を大切に!」を活かした学生もたくさんいたようです。
また、受講票を見ていると、「もっと臨床栄養の知識を学習しなければ」と思った学生も多かったことがわかります。

さあ、召し上がれ!
臨床栄養実習室で身体計測を行った後、栄養教育実習室で食育SATシステムを用いた診断を行い、その後事前に調査している質問紙による食事調査結果を合わせて、総合的な栄養アセスメント結果について学生が説明しました。・・・といっても、皆さん、食事への関心度が高いかたが多いので、学生は教えていただいていることのほうが多かったのかもしれません。

説明に前後して、学生がつくった昼食のお弁当が提供されました。テーブルには季節の花々が飾られ、プレイスシートなども工夫されたものでした。召し上がってくださった皆さんもここではにこやかです。

今日、学生が現段階での学習成果を活用して、一生懸命伝えたことがご協力くださった皆さんの日々の生活に活かされますように・・・。 


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