2012年5月13日日曜日

目の保養 “菜の花まつり”

    松本平は田植えの季節です。例年よりも気温の低い日が多いので、北アルプスの山頂付近はまだ白く、里山は新緑と針葉樹の深緑がまだら模様となっています。気持ちがすがすがしくなる大好きな季節です。
今日は日曜日ですが、松本に出かけました。10時から松本市の美ケ原温泉のホテルで一般社団法人長野県助産師会の平成24年度通常総会が開催され、公益社団法人長野県栄養士会の会長代理として副会長の私が出席しました。助産師さんは、妊娠、出産、子育て、また青少年の性教育等までをカバーでき、ひとりひとりに寄り添っていく職業であり、昨今の子どもたちをめぐる様々な事件を思い起こし社会の中で求められる役割の重要性を感じました。
  今日はほかに5月末から開催される「大学は美味しい!!」フェアで扱わせていただく「菜の花の油」を販売している中山のんびりの里づくり協議会から、「しののめ山麓 中山のんびりの里 第3回菜の花まつり」の案内をいただいていたので、そちらにも足を運びました。「大学は美味しい!!」フェアで販売するのは、中山のんびりの里で収穫された菜種からとった油ですが、花の季節の眺めがすばらしいとお話をうかがっていました。会場は、まさに菜の花盛り、黄色のじゅうたんの向こうに松本市の町並みと北アルプスの山々が広がっていました。周りの里山のやさしい緑とともに、なんとも目の保養になる眺めでした。
世話になった協議会を組織する松本市建設事業協同組合の方々にご挨拶をしたいと会場を見まわしていたところ、「あっ、廣田先生だ!」という学生の声がしました。健康栄養学科の矢内研究室のゼミ生たちが、ニジマスの塩焼きを売っていました。学生に会うとは思っていないかったのでびっくりしました。押し売り?!されたニジマスは朝獲りの魚で、しかも炭火で焼いていたので、とてもおいしく焼きあがっていました。売っていただき、ありがとう!!本学の後援会会長である田内光一様も組合員として参加されていて、会場のアナウンス係と矢内ゼミ生(お嬢さんが矢内ゼミを卒業して今年大学院に進学されたのです)の世話係をしてくださっていました。お世話になりました!
 菜の花の油も販売されていました。この商品は、地域健康支援ステーションのマネジメントにより、健康栄養学科の学生がレシピを開発し、レシピ集を一緒につけて販売しているものです。調理学の石原先生が監修してくださったレシピです。
会場では菜の花の油と蜜蝋を使った手作りハンドクリーム講習会も開催されたということで、とても好評だったそうです。つけてすぐ、調理ができる利点があると伺い、なるほどと思いました。
協議会の皆さんがさまざまな活動に使われる調理場も拝見させていただき、今度取り組みたいと思っている食教育の関連で、農村女性協議会中山支部の皆さんともお話させていただきました。松本市の地域づくり課や農政課の方々にも出会いました。“食”は多様な側面を持っているのでいろいろな方々とつながっていきます。今日の出会いも、そのうち実を結ぶことでしょう!
いろいろな収穫があった1日でした。皆さんに、「東京での販売、頑張ってきますね!」と申し上げ、会場を後にしました。


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