昨日、スリランカカレーづくりをした「昔語りの会」終了後、上高井郡高山村に向かいました。
長野県北東部にある村で、松川渓谷沿いに点在する温泉と紅葉の美しさで知られています。
3年生の臨地実習の巡視ではありませんよ。
同村中学校の栄養教諭である高橋和子先生から、学校保健委員会の講演会で、東海大学体育学部の小澤治夫先生をお招きしているので、都合がつくようだったら参加してくださいと声をかけていただいたのです。
現在、中学生の生活習慣病予防に関する研究を進めていることもあって、参加させていただくことに決めました。
高山村まで出かけるのは、久しぶりです。
小澤先生は、豊富なデータと先生ご自身の教員として指導経験も踏まえ、力強いメッセージを伝えてくださり、とてもいい講演会でした。
「今後の日本のことを考えると、子どもたちと保護者の皆さんに、今、伝えなければならない」という強い信念にあふれていました。
○健康な体であればこそ、「~したい」という気持ちがわき上がる
○体力が高いと学力も高いというデータがある
○朝ごはんを食べること、それもしっかりした内容のものをできるだけ複数の人と食べること
○外遊びをしない、夜更かしをするなどで、今の子どもたちは、メラトニンサイクルがくるってしまっている---生活リズムを大切にして、しっかり眠ることが大切(私もメラトニンに関連する研究にも取り組んでいるので、とても納得できました)
○体をしっかり動かす
○自然体験、集団遊びは心の成長に大切
考えれば、私たちが子どものころは自然とできていたことが、今はしっかりと考えて取り組まないとできなくなってきているということですね。
外で遊ぼうとすると、熊やイノシシや不審者の心配をしなければならない・・・ある意味、今の子どもたちはかわいそうな時代のなかで育っているということです。
広い意味での環境づくりも進めなければなりません。
学校栄養士の皆さんも何人か聴講されていて、久しぶりにご挨拶できた方々もいました。
いい機会をいただき、感謝です!!
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