19日は市の教育委員会が設定してくださり、その委員会の委員等で県外にある最新式の学校給食センターを視察しました。
私は、前任校では給食関係の科目も担当していたので、学校給食センターに伺う機会も多かったのですが、松本大学では給食経営分野を担当していないので、給食センター内部を視察させていただくのは久しぶりです。どうして委員になったかというと食育という立場から、意見を述べてほしいということでした。
改正学校給食法では「食育」の視点も重視されましたので、そのように考えてくださるのはうれしいことです。
朝7時台のワイドビューしなのに乗車して、中京方面に向かいました。
最初に多治見市の学校給食センターを訪問しました。
(多治見は、熊谷と、夏場の日本の最高気温を競う町で、降りた駅には、多治見のマスコットキャラクターの“うながっぱ”を待つ人だかりができていて、びっくりしました。)
子どもたちのデザインにより 製作されたという食器 |
大型の給食センターでは炊飯は外注している場合が多いのですが、このセンターでは、このような混ぜご飯メニューに対応できる炊飯ラインもあって、うらやましい感じがしました。
食器も瀬戸物の町である多治見の特産品である強化磁器を使っているそうで、食器のデザインは子どもたちの提案だそうです。
新しい給食センターはどこも衛生管理の観点から、調理する食材が行ったり来たりしないように、作業動線をストレートライン(といっても本当にまっすぐにしているわけではありませんが)にするわけですが、このセンターはゆとりのある設計で、このあたりへの配慮が十分なされていました。
釣り天井型の食器消毒保管庫スペース (学校への配食後で食器はもどってきていませんでした。) |
食器消毒保管庫も釣り天井型のもので、今はこんなシステムもあるのかと感心してしまいました。
午後は、長久手市の学校給食センターに伺いました。
こちらはオール電化の給食施設ということでした。オール電化の学校給食センターとしては、日本でも最も食数が多い施設だそうです。
1学期が終わって食器を漂白しているところだそうです。 |
新しい学校給食衛生管理基準では、厨房内の温度や湿度に関する基準があり、それをクリアするには、これまでの熱源よりも利点があるということのようです。
両施設とも、関係者の皆さんがていねいに説明してくださり、いい視察を行うことができました。
見学後、宿泊するホテルに入って、さっそく視察を受けての委員会が開催されました。
私、委員長職務代理という役を仰せつかっています。普通、委員会は委員長の都合を優先して日程調整するので、代理の出番というのはないことが多いのですが、今回は委員長がご都合で視察に参加できなかったので、私が進行させていただきました。
いろいろ貴重な意見が出て、今後の委員会の任務遂行に活きてくることと思います。
給食づくりの現場の視察で得たものを学生にも伝えたいと思っています。
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