OISTキャンパス内にある教職員用?のハウス群 |
午前中は開会式、学会長講演、シンポジウムⅠというプログラム内容でした。
学会長講演も、「健康長寿をめざして:沖縄の課題と取り組み」というテーマのシンポジウムも沖縄の長寿再生に向けた取り組みに関するものでした。
そうした話題においてよく登場するのが、沖縄に代わって男女とも日本で最長寿県となった長野県のこと。
そのたびに、なんだかプレッシャーを感じてしまいます。
シンポジウムのフロアからの質疑応答のときに、学会理事長の東京大学大学院医学系研究科の神馬征峰先生が発言されたコメント
「日本一になったからこそ平均寿命の順位にこだわるわけで、たとえは10位だったところが13位になったとしてもそれほど問題にはしないとだろう。1位になったところのプライドのようなものが再生という取り組みの原動力になっているのだと思う。」というご発言に、私はひどく納得したのです。
OISTセンター棟に向かうトンネルギャラリー 研究活動等に関するパネルとディスプレイが 並んでいました |
私のポスター発表にも「長野県ですね」といって関心を持ってくださる方が来てくださいました。
特に今回の学会スタッフである琉球大学の学生さんなどは、「沖縄県と長野県の違いは何だとおもいますか?」と質問してくださったりして・・・。
いろいろ考えることができ、沖縄まで来てよかったと思いました。
そして、もう一つとてもうれしかったこと。
今年の3月に卒業して結婚し、沖縄で新妻になったゼミの卒業生に会えたこと。
昼休憩に車で会場まで来てくれ、二人で近くのレストランへ出かけました。
彼も長野県の出身ですが、今は研修医として沖縄県の病院で働いているのです。
研修医はとても忙しく、朝6時半ころ出て行って帰宅は12時ころだそうです。
毎日、朝と昼のお弁当を整え、夕食のお弁当も届けるのだそうです。
すばらしい新妻ぶりですね。
成績トップクラスで卒業したゼミ生だったので、管理栄養士として活躍してほしいという思いはありますが、今は彼のために学んだことを活かしているのですね。
つい先日、沖縄県栄養士会にも入会して、少しずつ管理栄養士としての仕事も始めようとしていると話してくれました。
幸せそうで、ほっとしました。
そして彼女が感じている沖縄の皆さんの暮らしぶりについても話を聞くことができました。
あっという間に昼休憩の時間が過ぎてしまい、会場まで送っていただきました。
今年を含めてあと3年は沖縄で過ごすそうです。
彼女のことですから、沖縄のことをいろいろ学んでいくのではないかと思います。
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