2016年4月30日土曜日

平成28年度「馬耕体験プロジェクト」

松本市新村地区で開催されるゴールデンウィーク中の恒例イベント・・・馬耕体験プロジェクト。
晴天に恵まれた本日、無事終了!!

たくさんの親子連れが来てくださいました。
昨年に続いて参加してくださった方もいましたし、「何かおもしろそうなことをやっているようだったので来てみたのですが、車はどこに停めればいいですか」と尋ねる初参加の方もいました。

やはり、子どもたちには乗馬体験が一番人気です。
私も昨年乗せていただきましたが、いい体験になること間違いなしです。

廣田ゼミナール3年生の豚汁提供も盛況でした。
毎年のように地域の皆さんのご教示を受けながら、大きな釜と薪で豚汁づくりが行われます。
学生たちは代わるのですが、毎年、和気あいあいと豚汁づくりが進むのはありがたいことです。

「豚汁が楽しみで今年も来ました」といってくださる方。
「ごちそうさまでした。おいしかったです」とわざわざ声をかけてくれる子どもたち。
何回もお替りに来てくれる方々 など。
用意したお椀や箸が不足してしまうほど、多くの方に召し上がっていただきました。

学生たちも昨日からの苦労が報われたことでしょう。

今年も、使い捨ての紙製のお椀の代わりにリユースのお椀をお借りしました。
昨年は全部を返却していただくことができず、その分の費用が上乗せになってしまったので、今年はどうしようかなと考えていました。

ゼミ生たちが趣旨を理解し「リユースにしましょう」と言ってくれたので、費用面よりもその心意気を重視し、リユース食器を手配しました。

「こういう取組はいいですね!」と認めてくださる方もいて、うれしく思いました、
「学生たちが取り組みたいと言ってくれたのです」とお話しました。

ゼミ生たちが用意した豚汁材料に関する「食育チラシ」は7種類。
それに関心を寄せてくれる子ともたちが例年より多く、そんなこともうれしいできごとでした。

平成28年の馬耕体験は、そんなこんなで、無事終了しました。

2016年4月29日金曜日

明日の馬耕体験の準備

今日は北風が強く、日差しの割には寒い日でした。

明日、開催される今年の馬耕体験・・・豚汁提供の準備のために、3年ゼミナール生が集まってくれることになっており、出勤しました。

高速道路はいつもより交通量は多いものの、渋滞という状況ではなく、予定通り大学に到着し、ゼミ生が来る前にいくつかの仕事を済ませることができました。

午後は豚汁材料の準備。
ゴボウを笹がきにし、コンニャクはスプーンでちぎり、じゃがいもの皮を剥き、ニンジンを切って、大根を洗い・・・あとは明日で大丈夫でしょう!

予想よりも短時間で終わらせることができました。
明日、子どもたちがたくさん来てくれますように!!

2016年4月28日木曜日

帰路は“はくたか”です

福井での会議は無事終わり、帰路についています。
本年度は福井で(一社)全国栄養士養成施設協会の総会が開催されるので、6月にはまた、福井に出かけてくることになります。

今日の主な議題はその総会の運営等に関わるものでした。
私は「開会のあいさつ」をすることになりました。
6月の総会が終了すると、理事の任期も終わるので、最終の役目と思って務めさせていただきます。

福井駅周辺では、ハピリンモールという新しいビルが本日オープンだったようで、雨にも関わらずにぎわっていました。

金沢駅は、ゴールデンウィーク突入前日にしては人出が少ないようでしたが、今日から動き出す人は少ないのかもしれません。

北陸新幹線も込み合ってはいません。
“かがやき”に比べると“はくたか”はよく停まります。

もう日が暮れて車窓の風景を楽しむという感じでもありません。
今、糸魚川です・・・。

雨の中、福井に向かっています

久々に、しっとりと雨が降っています。

福井市で全国栄養士養成施設協会の北信越ブロック地区会議があり、今は、北陸新幹線“かがやき”に乗っています。

長野駅を出て少し走ると、白い花が満開となったリンゴ畑が広がっていました。
リンゴ農家さんはこれから忙しくなりますね。

そう言えは、昨日は、全国農業青年経営会という組織の事務局長が来学され、新しい企画についてのご相談がありました。
全国農業青年経営会は、「これからの日本農業を支えていくであろう農業青年が、生産から販売までトータルに戦略を考えることのできる能力を身につけるための活動に関する支援事業を行い、農業青年の収益及び生活向上に寄与することを目的として設立された」のだそうです。

松本大学地域健康支援ステーションの所長と(公社)長野県栄養士会常任理事という二つの立場でお話を伺いました。

協働での取組が進むのかどうか、取り組むとしてどんな形が考えられるのか、一旦は頭の引き出しにしまって置くことにします。

本日4月28日は、松本大学の開学記念パーティが開催される日です。
毎年、このパーティでは、永年勤続者に対する理事長表彰と、前年の大学への貢献などの功績に対する学長表彰が行われます。

今回は、私も10年という区切りの永年勤続表彰の対象ということでしたが、本日は出張ということで、昨日住吉学長から、表彰状と記念品を授与していただきました。

私は平成18年の10月に松本大学に着任しました。
松本大学人間健康学部の多くの先生は19年4月に着任されたのですが、私は新学部の設置準備室要員として半年早く松本大学に参りました。
本当は本年の9月に丸10年を迎えるということになりますが、半年前倒しで表彰してくださるということでした。

「もう、10年か」と感慨深いものがあります。
住吉学長からも「立ち上げに当たってはお世話になりました」というお言葉をいただきました。
実をいうと、私が着任した時にはもう開学部の準備は相当進んでいたので、私がしたことはわずかだったのですが・・・。

10年・・・「あっという間」のような気もしますし、「もうずいぶん前のこと」という気もします。
大学をめぐる状況は常に変化しつつありますが、この機会に初心を帰って、学生教育と研究活動と地域貢献について考えてみたいと思います。

“かがやき”は間もなく富山です。早いこと!!
山側の座席だったので、新潟の海を見ることもなく過ぎてしまいました。

2016年4月23日土曜日

新年度の長野県栄養士会生涯教育研修会がスタート

今年度の(公社)長野県栄養士会生涯教育研修会が、スタートしました。
この生涯教育研修会は、(公社)日本栄養士会の企画を基本として、各県が工夫しながらプログラムを組んでいます。

今日は今年度最初の研修会で、私は生涯教育研修会企画委員の代表として、進行役と講師接待役を務めました。
(・・・というわけで、本日開催された大学の学部学友会主催のフレッシュマンフェスティバルは欠席させていただきました。)

新年度を迎え、長野県内でも新入会員が増えたようで、いままで見かけたことのない顔もたくさんあったように思います。
男性の参加者も多く、「栄養士会も新しい方向に向かっている」という感じがしました。

今の生涯教育研修会は、今後の栄養士・管理栄養士のあり方に関わる変革の方向性をもって進められています。
それに向けて、昨年度から「産みの苦しみ」という感じもしますが、ここを乗り越えると新しい展望が開けるのではないかと思います。

その日まで、長野県栄養士会の役員を務めているとは思えませんが、任期中は役割を果たせるよう務めたいと思います。

多くの教え子たちのために・・・!!

2016年4月22日金曜日

“たくましくなった”卒業生と“幸せいいっぱい”の卒業生

昨日は、この3月に卒業した男子学生(もう学生ではないですね)が訪ねて来てくれました。

彼は、地元の酒造店(長野県上伊那郡辰野町にある小野酒造店です)に就職したのですが、おみやげに自社の日本酒を持ってきてくれました。

学生時代に比べると、ずいぶんたくましくなったと感じました。
自分でも「筋力がついた」と言ってました。
その姿がほほえましく、とてもうれしく思いました。

ありがとう!!
味わってみるのが楽しみです。

そして、今日は、幸せいっぱいの二人の卒業生の来学。
以前、結婚することなったと報告しに来てくれた同級生のカップルです。

6月の結婚式の招待状をもって来てくれたのです。

今日は、授業と公開講演会とその後の講師のご接待と予定がつまっていたのですが、ちょうど授業の始まる前の時間帯に会うことができました。
いいタイミングでよかったです。

新婦が私のゼミナールの卒業生です。
前に来てくれた時もずいぶん美しくなったと思いましたが、今日はまた一段と輝いていました。
本当に幸せなのですね。

幸せ気分を少しお裾分けしていただき、私もいい週末を迎えられそうな気がします。

明日、大学では学友会主催のフレッシュマンフェスティバルが開催されますが、私は(公社)長野県栄養士会の研修会の進行役を務めなければならないので、欠席です。

怪我のないように楽しみつつ、仲間の輪を広げてほしいと思います。
いいお天気でありますように!!

2016年4月20日水曜日

ゼミの歓迎会

今頃、廣田ゼミナールの学生たちは、松本駅前で「3年生歓迎会」をしているはずです。
4年生が3年生のために、この歓迎会を企画してくれました。

皆の都合を調整すると、この日しかなかったのだそうです。

私は、今日は教授会。それでも昨日までは遅れてでも出席するつもりでいました。

ところが、昨日いろいろな案件が生じて、今日はその対応をしなければならないと判断し、出席を見合わせました。

今日はちょうど3年生の講義があり、そのときに3年のゼミナール長に「寸志」を託しました。
ゼミ生の皆さん、特に3年生の皆さん、ごめんなさいね。

でも、今頃は、ゼミ担抜きで、本音で語り合っているかもしれません。
「それはそれでよかったかも」と考えることにしましょう!!

にぎやかに、親睦を深めてくださいな!!!

2016年4月18日月曜日

リンゴの花が咲き始めました

日曜日(4月17日)は気温が上がり、初夏の気配でした。

長野県でも午後には竜巻き警報が出るなど、風の強い日でした。
春の嵐です。

風の中、夕食の準備のため買い物に出かけたのですが、途中の畑にリンゴの花が咲いていました。

リンゴの花はじっくり見ていると、バラ科の花らしい雰囲気があります。

大学生のときに、四国出身の先輩が長野に来てくださったとき、リンゴの花を見て感動していたことを思い出しました。

北国・雪国の私たちがミカンの花が咲いている風景を見たときに感動するのと同じです。

大学時代の友人が大分県に住んでいます。
少し日が経ったので、地震についてお見舞いのメールをしました。
「深夜に揺れると怖いですが、無事です」とのことで、安心しました。

以前二人で旅行したときに訪れた湯布院のことなどを思い出します。
素敵なところでした。

地震が早く落ち着いてくれますように!!

2016年4月17日日曜日

熊本の地震

4月14日、New Project に関する打ち合わせ後、あれこれして大学を出ようとしたのが22時過ぎ。
マイカーをスタートさせようとしたとき、熊本で大きな地震があったということを知りました。

東北大震災の時には、松本市でも大きな揺れを感じたのですが、今回は直下型ということもあるのか、全く知らずにいたので「えーっ!」と言う感じで、最初は海外で発生した地震のことを報道しているのかと思ったくらいです。

翌日の1年生の「大学入門」の時間に、クラス単位の顔合わせ会がありました。

新しい生活が始まり不安なことや困っていることはないですかと聞いたところ、この4月から一人暮らしを始めたという学生が、「一人暮らしで、地震などがあったらどうしようと心配になりました」と言っていました。
気持ちはよくわかります。

災害を想定してできる準備をしておく必要があるということかななどと考えていました。
その日の夜・・・翌日の深夜ですが・・・熊本で次の大きな地震があったのです。

この地震では、学生の皆さんが入っているアパートが倒壊し、亡くなられたかたもいるということです。
4月に入学したばかりの1年生もいたようで、保護者の方々や大学関係者の皆さんのことを思うと、心が痛みます。

まだまだ余震が続き、さらに雨も降ったということで心配です。
災害医療チームのJMATが活動を進めているようです。
その後、JDA-DAT (日本栄養士会災害派遣支援チーム)の活動が必要になるのかもしれません。
その必要がなく、被災者の皆さんが早い段階で普通の生活に戻ることができますように。

2016年4月14日木曜日

New Project のスタートにあたって

今日は、あわただしかったこと!

朝一番で、平成27年度松本大学学業成績優秀者と松商短期大学部後期成績優秀者の表彰式があり、学科を代表して出席しました。

学部生は各学科各学年一人ずつ表彰されます。
健康栄養学科の新3年生の受賞者は私の研究室のゼミ生でした。
おめでとう!! 
継続できるよう学業にしっかり取り組みつつ、ゼミ活動も充実させてほしいと思います。

その後、1時限目は4年生の卒研ゼミ、2・3時限と講義の準備をして、4時限目は大学院の授業。
指導する院生と研究について相談しました。
結構大きな課題があり、それをどうクリアするかディスカッションし、大学の事務局とも協議し・・・このあたりでかなり「疲れたぁ!」という感じでした。

そして、今日は最後(6時限目)にもうひとつ、重要な予定がありました。

私のゼミと地域のメーカーさん(それに松本市のサポートも加わり)とで、産学官のNew Projectをスタートさせようとしています。
今日は3・4年のゼミ生も参加して、そのProjectの推進に向けたミーティングが行われたのです。

メーカーの皆さんが来学され、丁寧に説明などをしてくださいました。

どのように進めていくか、詳細はこれからですが、学生たちも、どうやら関心を高めてくれたようです。

今後の活動については、乞う!ご期待!!

2016年4月12日火曜日

2016年度 最初の授業

松本大学は今週11日(月)から授業がスタート!

今日は、私にとって「本年度最初の授業」がありました。

3年生の実習科目で、1・2時限目に実施するクラスと、4・5時限目に実施するクラスがありました。
本日は、実習履修上の注意事項、7月末までのスケジュール等のオリエンテーション的な内容の他に、学習課題が盛りだくさん!!

1・2時限目に授業のあるクラスは選択科目のとり方によっては、午後は空き時間となります。
私の実習も初回であり、オリエンテーションで終わるのではないかという予想もあったのだと思いますが・・・、1分間スピーチをしてもらったところ「今日は午後の授業もないし、るんるんとスキップしながら登校したのに、課題がこんなに出されて、あのスキップは何だったのだろうと思います!」というスピーチをまとめた男子学生がいました。
ごめんなさいね!

スケジュールを組んでいく中で、本日この内容を入れておく必要があるとの判断によるものではありますが、皆に伝えておきたいこともたくさんあり、欲張ってしまったのは確かです。

健康栄養学科の学生にとって3年次は忙しい1年間となりますが、皆には、課外の活動も含めてしっかり学びを深めてほしいと思っています。

スピーチは上出来でした。
2年間の授業や様々な活動で、プレゼンテーションスキルを磨いた学生たちの姿にふれることができ、うれしいことでした。
学生たちのますますの成長を楽しみに見守りたいと思います!!

2016年4月9日土曜日

大学の桜、満開です!!

今日は土曜日ですが、大学に行きました。
4月10日締め切りの申請書作成をしなければいけませんでしたし、他にも予定があったのです。

松本大学のキャンパス南側にある桜は満開になっていました。
見事です。

大学周辺を歩いていると、あいさつの声をかけてくださる方がいました。
(公社)長野県栄養士会の会員さんです。

こんなに近くにお住まいの会員さんがいらっしゃるとは思ってもいなかたので、びっくりしました。
でも何だか心強く思いました。

そういえば、先日、SBC信越放送の「3時はららら」という番組に出演しました。
本学健康スポーツ学科の根本賢一学科長は、この番組の中で、運動指導のコーナーを担当されているのですが、栄養面からの話をということで私が対応することになってしまったのです。

放送されたのは4月7日ですが、今日は数名の方から「テレビに出ていましたね!」と言われました。
平日の午後3時の番組をご覧になっている方は、そうはいらっしゃらないだろうと思っていたのですが、そうでもないようです。
まあ、それはそうでしょうが・・・。
テレビ出演などは苦手ですが、勉強になりましたといってくださった方もいたので、いいとしましょう。

2016年4月7日木曜日

久しぶりの銀座

出張で出かけた東京。
桜の木・・・花は残っていましたが、葉も出始めていたので、間もなく花の季節は終わりですね。

今日は、新橋のヤクルトホールで開催された「2016年世界保健デー記念 第37回健康づくり提唱のつどい」に参加しました。

久しぶりに銀座を歩きましたが、インバウンドの旅行者がたくさんでびっくりしました。
報道等で取り上げられているので予想はしていましたが、こんなにあふれているとは思いませんでした。
会場に向かう頃は雨だったので、傘を開いて歩くのもたーいへん!!
中国の団体客が多いようでした。
日本人よりも多いのではないかしら?

今日の「つどい」のテーマは「スポーツ栄養から考える、現代のアスリートのための食」。
(公社)日本栄養士会主催でしたから、スポーツ栄養に関わっていらっしゃる先生方のお話がメインではありましたが、今回は、ラグビーのパナソニックワイルドナイツの3名の選手もシンポジストに加わってくださっていました。

ホラニ龍コリニアシ(日本代表チームのメンバーでもあります)、設樂哲也、林 泰基の3選手が食・栄養について語ってくださり、そのお話から得るものがたくさんありました。

ホラニ龍コリニアシ選手はトンガのご出身だそうですが、登壇したときには、その体の大きさとたくましさにびっくりしました。
トンガにいた頃は、芋や、ココナツミルクを加えたライスなどを食べていたとおっしゃっていました。
以前ソロモン諸島国で歯科保健活動に関わらせていただいたときに、芋を主食とするソロモンの皆さんの食生活に触れていたので、そのときのことを思い出しました。

その立派な体に感嘆しつつ、トレーニングと栄養管理をうまくやったとしても、あれだけの体になるのは相当難しいと思ったりしていました。
そういう中でも世界に出て活躍している日本育ちのラグビー選手が出ているというのは、誇らしいことです。

「つどい」が終わってヤクルトホールを出る頃、雨はあがっていました。
今日は「春の嵐にご注意」という天気予報でしたが、荒れ模様ではなく、ほっとしました。

長野も大丈夫かしら?

新幹線車中で考えたこと

出張で東京に向かっています。

雨・・・東京の桜は散ってしまっているかしら?
新幹線の車中からは、満開に近い上田城址の桜のほか、沿線のあちこちに桜や菜の花が見えます。

花の季節は気持ちが晴れやかになります。

でも、私は昨夜から少し気が重いのです。

ある案件でお願いしたいことがあり、研究チームのボスにメールを差し上げました。
その中で、管理栄養士を養成している大学教員の話になりました。

管理栄養士を養成する大学の先生方は、多くの場合、プロフェッショナルとして真の実践力を培うことと、管理栄養士国家試験の合格率をあげることとは、必ずしもイコールではないと考えていると思います。
どのような教育をすべきかと悩んでいます。

昨夜メールでやり取りしたことは、管理栄養士を養成する大学やその関連の大学院では、栄養学を進展させるための研究に取り組み、世界に向けて発信できるような研究者が育成できていないということでした。
これだけ数多くの養成大学があるにもかかわらず・・・。

実践力のある管理栄養士の育成と、栄養学分野の研究者の育成もイコールではありません。
よりすぐれた医学研究者がよりよい医師であるとは限らないのと同じようなことです。

でも、人々の健康に大きく寄与する栄養学を進展させるためには、栄養学を専門的に学び研究者となる人材がいなければなりません。

研究者、あるいは研究的なセンスと視点をもって実践に当たる人材を育てなければいけないのは確かです。
研究することの重要性や面白さを伝えてはいるつもりですが、育っていないといわれてしまうと返す言葉がありません。
・・・というわけで「グサッ」ときて、気が重くなっているというわけです。
「やがてそういう人材が育つだろう」ではなく、「育てなければいけない」と受け止めています。

2016年4月5日火曜日

2016年度入学式

本日、新しい学生たちを迎えました! 今日は松本大学の入学式。
青空のもとでよかったです。

午前中に学外での会議があり、あわただしく戻って入学式に出席しました。
研究室を出ようとしたところに電話があり・・・式典の開始にはぎりぎり間に合いました。

今年は入学式での新入生代表は健康栄養学科の学生でした。
とてもよく通る声で、自分なりの期待と決意を述べたいい挨拶でした。

この日の決意を忘れずに、のびやかに、充実した学生生活を送ってほしいと思います。

ちらほらの桜とコブシの花
大学の桜もほころび始めました。
先日、家の近くでも桜の花が咲き初めていました⇒

桜よりも満開のコブシの花が目立ってしまいます。
コブシの花は桜よりも一足先に春を運んできてくれます。

ハクモクレンの花
ハクモクレンの花とよく似ていますね。

ハクモクレンはタイミングがいい時に見ると気品高くゴージャスな花だと思います。

それはそれでいいのですが、私は、残雪と結びついているコブシの花が好きなのです。

ともあれ、花の季節は駆け足で進んでいきます。

入学式の前に出席した会議、直前にかかってきた電話は、いずれも新しい企画に関するご相談でした。
満開の花となるかは、まだこれからといったところですが、学生たちといっしょに活動できればいいなあと思っています。
しかし、そういことになれば、私はますますバタバタしそうですが・・・。

2016年4月2日土曜日

穏やかな土曜日

昨日、2016年度がスタート!
松本大学 全学合同教授会、人間健康学部 学部教授会、大学院 研究科委員会、健康栄養学科 学科会議と午後は会議続き・・・。
大学における新年度のスタートはこんなものかもしれません。

今日は良く晴れた暖かな土曜日です。
ふと気づけば、大学の桜の木のつぼみも膨らみつつあるようです。

本日中に済ませてしまいたい仕事があって出勤しています。
土曜日でもどなたかと出会うことが多いのですが、今日はあまり出勤している人がいません。

先ほど3月に卒業したばかりの4人がふと顔を出してくれました。
「今日は先生方、いらっしゃらないですね!」とさみしそう。
急に思い立って大学に来てくれたのだそうです。

ひとしきり国家試験の話などをして帰っていきました。
あと1か月ほど、気がかりな日が続きますね。

まだ仕事が始まっていないという卒業生もいました。
“たくましさ”と“人への思いやり”をもって働いてほしいと思います。

しっかりね!!

2016年4月1日金曜日

2015年度末の「追い込み」

もう午前0時を過ぎて4月1日になってしまい、新年度がスタートしました。
昨日、2015年度の最終日は、今度の新4年ゼミ生が卒業研究として取り組む活動で出かけておりました。

新4年生には、以前から、今年の6月初旬に東京で開催される学会に参加しましょうと声掛けをしていました。
あわただしさに紛れていてチェックが遅くなってしまい、ふと思い出して3日前に学会のホームページを見ると、発表登録の締め切りが3月31日と表示されていました。

あわてて皆に発表のエントリーをするかどうか確認しました。
実践活動の発表も多い学会ですから、学生が参加するにはいいのではないかと思っていたのですが、「やめておきます!」と言うかなと思いました。
正直、間に合わないだろうと思いましたし、発表者になる場合は学会員にならないといけないので、費用もかかりますし・・・。

ところが、皆、前向きに考え、「チャレンジしてみます」と言ってくれました。

・・・というわけで、私はこの2日間、抄録のチェック作業に追われることになったのです。

もう31日の24時を過ぎてしまいましたが、最後の5演題目の抄録が30分ほど前に登録されました。
受け付けていただけますように!!

私も頑張りました・・・瞼が重くなってきました。
お休みなさい!!