3月7日・8日と開催された(公社)日本栄養士会の全国研究教育栄養士研修会と、研究教育事業部全国リーダー研修会が終了しました。
運営委員として参加していたので疲れましたが、得るものがたくさんありました。
全国研修会は、平成26年11月に日本文化功労者として表彰され、ノーベル賞候補ともいわれる東京都医学総合研究所の田中啓二先生の基調講演から始まりました。
私たちの体は、常に新陳代謝を繰り返しています。
田中先生は、その代謝に関わる細胞内でのタンパク質分解システムに関わるプロタアソーム発見の研究について、関連分野の研究者の先生方の研究成果等も交えてお話してくださいました。
気さくでありながら、研究への情熱にあふれた先生のお話・・・改めて、研究することのおもしろさを教えていただきました。
オートファジー(自食作用)に関する生命科学のお話もたいへん興味深いものでした。
午後には、公益財団法人農業・環境・研究研究所・農業大学校校長の陽 捷行先生が「健体康心―土壌と食の役割―」というテーマでお話してくださいました。
「陽」は「みなみ」と読むのだそうです。
先生の見識の高さに感服しました。
私がささやかに進めている生ごみ循環の活動にも通じるものがあり、“農医連携”を中心としたお話を興味深く拝聴しました。
この日の最後は、シンポジウム“「食の繋がり」を伝える”でした。
○食糧生産者の思い
○食糧の加工・製造・販売者の思い
○幼児教育における食の役割
○高齢者施設における食の役割
それぞれのお話を繋ぐのはなかなか難しいのですが、それぞれにとてもいいお話でした。
私にとっては、今後の活動に“繋がる”シンポジウムでした。
・・・とうわけで、総合司会を務めた初日が、終わりました。
(といっても、私たち運営委員は前日に準備と運営委員会があったので2日目でしたけれど・・・)
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