2015年7月6日月曜日

群馬県の郷土食「おきりこみ」の振る舞い

群馬県前橋市で開催されていた第24回日本健康教育学会学術集会。
2日目の分科会のトップバッターで発表をさせていただきました。

現在進めている長野県の食生活改善推進員の皆さんとの地域における活動に関する発表です。

私の次の演者は琉球大学大学院のかた。
「沖縄県民の健康長寿を目指した健康づくりプロジェクト」についての発表でした。

座長が 「・・・くしくも現在長寿1位の長野県と、かつて1位の沖縄県の取り組みに関する研究ということで・・・」とご紹介くださいました。

沖縄県のプロジェクトは「ゆい健康プロジェクト」という名称で、官民学協働の学校・地域・家庭の連携による取り組みということでした。

沖縄のユイマールという互助の仕組みを活用した健康づくりだそうです。
地域の絆の強さ、つまりソーシャルキャピタルに基づく活動は、いろいろな地域で考えられているようです。

長野県は古くからこうした草の根レベルの活動は盛んですが、これからもしっかりと進めていかなければならないとの思いを深めました。

発表後の昼食時には、大会事務局の心配りで、群馬県の郷土食の一つである「おきりこみ」の提供がありました。

群馬県は、小麦生産が盛んです。
粉食文化の一つが、この野菜をたっぷり入れて、麺をゆでずに直接煮込む「おきりこみ」。

同じような麺形態の粉食は、山梨県では「ほうとう」、長野県の北信地域では「おぶっこ」と呼びます。

栄養学的とらえると、主食と副菜を組み合わせた複合料理(私は“優れもの”だと思っています)ということになります。

量は少なめでしたが、おいしくいただきました。

その後もシンポジウム、研究発表、学習交流会に参加し、この研究分野に関してたくさんのお土産を持ち帰ることができました。

来年は、沖縄県での開催ということです。
「ゆい健康プロジェクト」のその後について知りたいとは思いますが、週末のみでの沖縄への出張は厳しいかなぁと思っているところです。

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