2014年7月31日木曜日

学生は明日から夏休み+アンパンマン!

前期試験が終了しました。
明日から学生たちは夏休み。試験も終わってほっとしていることでしょう!
私たち教員には成績評価の仕事が待っています・・・(トホ)。

先ほどまで聞こえていた学生の話し声も消えて、静かになりました。
明日から、学内はこんな静けさになるはず・・・は、ちょっと甘いかもしれません。

明日は、早々に秋に予定されているイベントでのお弁当提案に向けて、学外の関係者と参加学生などによるミーティングが予定されています。

来週から学生たちは、管理栄養士免許に必要な学外での臨地実習に出かけていきます。
3年生は「給食の運営」、4年生は「公衆栄養学」の臨地実習です。

今日も4年生の1グループが栄養教育実習室で、保健所での実習に向けて栄養教育の教材づくりをしていました。
アンパンマンを題材にというご指示があったそうで、画用紙と牛乳パックを使って人形を作っていました。

写真ではわかりにくいですが、口がパクパク動き、よくできています。
写真を撮らせてもらいました。アンパンマンたちの身長は50cmくらいです。

臨地実習にしっかり取り組んで来てください!!

2014年7月29日火曜日

偉大さに脱帽!

先週から、大学関係者の皆さんに冗談交じりで「メジャーになりましたネェ!」とからかわれます。
その原因はある雑誌の特集号なのです。

昨年、商工ジャーナルという雑誌から、「今を語る」という連載記事で長野県の長寿と食育についてとり上げたいので、インタビューに応じてほしいというご依頼がありました。
このきっかけは、昨年出演させていただいたNHKのラジオ番組・・・NHKはやはりすごいです!

ラジオ番組出演については、このblogのこちらをご覧ください↓
http://matsu-nhirota.blogspot.jp/2013/05/blog-post_18.html
http://matsu-nhirota.blogspot.jp/2013/05/nhk.html

そのインタビュー記事は商工ジャーナルの2013年12月号に掲載されたのですが、今回、2013年6月号から2014年2月号の「今を語る」に登場した女性の皆さんの掲載記事が「今、凛と輝く女性たちⅧ」という特集号としてまとめられたのです。

その雑誌が先日、20部も手元に届いたので、住吉学長、小倉局長に贈呈させていただいたのが、今回の騒動の始まりです。

←その特集号の表紙です。

皆さんが驚かれたのは、一緒に掲載されている方々。
特に、吉永小百合さんです。

雑誌を見てくださっただれもが、「吉永小百合さんと並んで名前が載っているのがすごい」と評価してくださるのです。

私自身もびっくりするやら、畏れ多いやら・・・吉永さんと一緒だからこそ、皆さんが驚いてくださるのです。
もちろん、他の女性の皆さんもすごい方々ばかりで、どうしてこんなことになったのかしら??と、穴があったら隠れてしまいたい気分です。

そもそも私は「凛」と輝いてはいないですし・・・。
そして、この間に私が感じたのは、そう・・・「吉永小百合さんがどれほど偉大であるか」でした。

せっかくご一緒させていただいたので、これを機に小さくほのかに輝いていようかなと思います。
多くのご関係者の皆様に感謝・・・ですね。

2014年7月27日日曜日

信州大学教育学部公開講座

私が理事を務めているNPO法人長野ウェルネス大学が実施している健康教室があります。

信州大学教育学部の公開講座として実施しているシニア健康教室があり、その修了生が引き続いて参加したい場合、長野ウェルネス大学の講座に参加していただくようなシステムになっています。

7月27日(日曜日)は、この信州大学公開講座の「栄養学基礎講座」を担当しました。
今年申し込まれた皆さんは54名とのこと。

毎年、体育館での栄養講座という面白い形で実施しているのですが、今年は教室を使い本来の座学らしい形で行うことができました。

このところ、ずっと松本大学地域健康支援ステーションスタッフだった石澤美代子さんが担当してくださっていましたが、久しぶりに、今年は私が担当しました。

運動を中心とした講座ですから、ずっと聞いている形でなく、グループワークをしたり、動きがあったりした方がいいと思い、内容を考えました。

前のヨガ講座がやや延びてスタートが10分ほど遅れたこともあって、時間が足りませんでした(もともと内容が盛りだくさんだったかも!)が、予定していた内容をいくつかカットしてなんとか終了。
皆さんの日々の食生活に活かしていただくことができるかしら!?

受講生の中に、松本大学健康栄養学科4年生の男子学生のお母様がいらっしゃいました。
講座のあと挨拶にきてくださいました。
この学生については、下記のblog記事で紹介したことがあります。」

http://matsu-nhirota.blogspot.jp/2014/02/blog-post_17.html

いい雰囲気をもった気持ちのやさしい男子学生なのです。
お母様と、管理栄養士国家試験に合格できるよう頑張りましょうと盛り上がりました。
頑張ってね!

2014年7月26日土曜日

2014 まつもと広域ものづくりフェア

7月26日・27日と松本大学では、「まつもと広域ものづくりフェア」が開催中。

昨年は、ゼミナールの3年生とともにKids Cookingという形でこのフェアに参加しました。
私のゼミが取り組んでいるKid Cookingは、松本市内にあるレストラン“ヒカリヤニシ”の田邉シェフとのコラボレーションで取り組んでいます。
昨年のこのフェアのときが、記念すべき初回でした。

今年は、6月に長野市で開催された第9回食育推進全国大会でKids Cookingを実施し、ものづくりフェアでの開催はお休み。
27日に私が長野市で開催される健康教室の栄養講座を担当することになっていたためです。

26日の土曜日は仕事もあったので出勤し、ものづくりフェアの様子も見て回りました。

昨年Kids Cookingに参加してくださった松本大学の小倉事務局長さんのお孫さんにお会いしました。
「今年はKids Cookingはないの?」とおっしゃってくださったと伺っていたので、「今年はお休みなの。ごめんなさい!」と伝えました。

楽しみにしていてくれた子どもたちがいたなんて・・・うれしいことです!!

2014年7月23日水曜日

今日から補講日

「梅雨明け」ということで、暑くなりました。

松本大学は、昨日で前期の通常授業は終了! 今日から補講日で、学生たちは試験モードです。

私の前期授業は昨日の栄養教育実習で終了。
A・Bクラス合同授業にして、6月に参加した第9回食育推進全国大会の総まとめの時間にあてました。

大会2日間のうち、第1目はAクラス、第2日目はBクラスが運営スタッフとして参加したことから、それぞれの活動内容が共有できていなかったのです、
撮影していただいたビデオ映像を見てもらい、お互いに学び合ってもらことにしたのです。

ビデオ収録した音声がきちんと聞き取れるといった状況ではありませんでしたが、それぞれの様子は理解できたようです。

スポーツ健康学科の根本賢一先生ゼミの4年生に協力していただいたミニステージは、その映像を見た健康栄養学科3年生を驚かせたようです。
場の作り方も、話の仕方もとても上手で、感服した様子!

その裏には・・・大会の開催間近に、私たちが3Fの栄養教育実習室で準備を進めているとき、2Fで夜遅くまで、しっかりと練習していて姿があったのです。
栄養教育実習室の前は2Fから吹き抜けになっていて、いつもそこに集まっている根本ゼミの学生さんたちの様子がよくわかるのです。

栄養教育実習を受講している3年生には、「皆さんは知らなかったでしょうが、このパフォーマンスの裏には、それを支える努力があったんです」と話しました。
「努力は成果に結び付く」「自分が関わる人にベスト・パフォーマンストを届けようとする意志が大切」ということをわかってほしかったのです。

いろいろな思いを引き継ぎつつ、前期授業が終了しました。

2014年7月21日月曜日

「海の日」の祝日授業

今日は7月の3連休です・・・が、松本大学は授業日です。
ハッピーマンディの関係で、どうしても月曜日の授業回数が少なくなってしまうため、月曜の祝日に授業が入ることがあるのです。
おまけに今日はオープンキャンパスの授業公開日でした。

欠席が1名いましたが、あとの学生たちはちゃんと出席していました。
授業の見学者もいたようで、教室は満杯!

本日の講義は、3年生の前期科目「栄養教育論Ⅱ」の最終回。
3年後期からは通常授業の担当科目がなくなるので、3年生に伝えたいことがたくさんありました。
盛りだくさんの授業になってしまって、ごめんなさい!

受講票に「栄養教育論の講義ありがとうございました。」、「この講義でより栄養教育について学べました。」などと書いてくれた学生がいました・・・たいへん、うれしい言葉、ありがとう。

学生たちは試験前で、今日伝えた知識に関する事項で頭がいっぱいだと思いますが、今日の講義で私が最も伝えたかったのは、「栄養に関する専門職として、科学的根拠にセンシティブであること、現時点のLevel of Evidenceで、その情報をどのように伝え、人々の行動変容に結び付けるか」を考え続けていくことができる専門職になってほしいということでした。

あと、1年半、皆さんの成長を楽しみに見守りたいと思います。

2014年7月18日金曜日

1年生の前期講義終了

大学の前期授業期間も終わりが近づいてきました。
本日は、私の1年生前期科目の講義最終日でした。
(来週もまだ授業が残っています。大学の夏休みは小・中・高校よりも始まるのが遅くなっている場合が多いのです。)
4月当初に比べると、学生たちも大学生らしくなりました。

試験に向けて、日頃の学習姿勢が問われる時期です。
4月当初から、日常の授業をどれだけきちんと聞いているかが大事だと話してきました。
授業を重ねるに従い、ずっと前のほうで聴講している学生と、後方の机に座る学生とに分かれてきます。

この差が試験結果に響かないことを願っています。
皆、一発合格してくださいね!

2014年7月16日水曜日

今年も来ました! 松花堂弁当が届く日

「弁当の日」という食育実践活動をご存知ですか?

香川県の滝宮小学校校長だった竹下和男先生が始められた食育実践・・・というより子どもたちの育ちを高めるための実践です。

「子どもが弁当を作る」・・・献立作り、買い出し、調理、弁当詰め、片づけまで、全部子ども自身がやることを基本として、「くらしの時間」の学びによって子どもたちが成長することをねらいとしています。
この教育手法は、香川県から全国へと広がっていき、長野県内でも取り組んでいる学校があります。

・・・という「弁当の日」とは関係がないのですが、松本大学人間健康学部健康栄養学科では、毎年、「松花堂弁当」を楽しめる日がやってきます。

2年生前期の応用調理学実習の最後に「松花堂弁当」の実習が組み込まれています。
学生がメニューを検討し、当日それぞれの班が異なったお弁当を作成し、私たち教員はそのいずれかをいただくことができます。

すっかり私たちの学科の年中行事として位置づきました。

今年、私のところには、Aクラス6班のお弁当が届きました。→ → →

「おしながき」は以下のとおりです。
☆お吸い物
☆ちらし寿司
☆人参をいんげんの肉巻き
☆揚げ浸し~豆腐・茄子・ピーマン~
☆かぼちゃの茶巾包み
☆きゅうりの辛味浸け
☆抹茶プリン

見た目が豪華な素敵なお弁当でしょ!
若者の調理した料理らしく少々味が濃い目ではありましたが、皆が丹精込めてつくってくれたことが伝わってきました。

「ごちそうさまでした!!」

私の3年生のゼミナールでは、しばらく前まで、和食について文献講読会をしていました。
世界文化遺産に登録された和食・・・学生たちには、栄養学的視点からの考察も含めて、その奥深さについて考えを深めていってほしいと思っています。

2014年7月13日日曜日

日本栄養士会研究教育企画運営委員会

週末の東京での仕事の締めくくりは、7月13日(日)の(公社)日本栄養士会 研究教育企画運営委員会の会議でした。

10:30からだったので、泊っていたホテルで比較的ゆったりした朝を過ごし、神保町にある日本栄養士会事務局へ。
日本栄養士会の事務局は年内には移転する予定になっているため、このビルで開催される会議に出席するのも最後かもしれないと思いつつ、向かいました。

長年、いろいろな会議で足を運んだことを思い出し、懐かしさがこみ上げてきました。

研究教育事業部は、大学等の栄養士・管理栄養士を養成しているところに勤めている栄養士会の会員と、企業や研究所等で働いている会員とが所属する事業部です。

私は、2年任期で関東甲信越代表として委員を務めることになりました。
新しい委員による最初の会議は、前委員会から引き継がれた課題、新しく加わった課題などを認識し合うというところからスタートです。

若い委員の先生方から貴重なご意見が出され、頼もしさを感じました。
私も、栄養士・管理栄養士をめぐる状況が大きく変化していく中で、運営委員が果たすべき役割を認識しつつ、与えられた役割を担っていきたいと思います。

夕方には長野新幹線に乗車して帰宅。
少々疲れが出たようでちょっと体調を崩しました(明日の朝までに直さないと・・・明日は授業があります)。
もう寝ることにします。変わって

2014年7月12日土曜日

日本スポーツ栄養学会第1回大会

スポーツ栄養学会2日目のプログラムに参加するため、早稲田大学東伏見キャンパスに出かけました。

参加したプログラムは下記の通りです。

○特別講演 Weights control practices in athletes: an update from science to practice
講師 米国コロラド大学 Nanna L. Meyer先生

Energy availabilityという概念に基づいてアスリートの相対的エネルギー不足による体重ロスをとらえるという考え方についてのご講演はたいへん参考になりました。

○研究発表 大学生を対象とした研究発表のセッションに参加しました。先の特別講演でも触れられていましたが、アスリートに対する栄養サポートを客観的指標で評価するのはなかなか難しいということ・・・いつも感じていますが、今回再確認しました。
そのなかでも実践的な研究を積み上げていくことが学会の役割かもしれません。

○教育講演Ⅰ シリーズ 競技を知る「ボート」
講師 早稲田大学スポーツ科学学術院 樋口 満先生

ボート競技について多角的にお話しくださり、理解が深まりました。今度観戦するときは見方が変わると思います。
時間の関係でどうしようかなと迷ったのですが、聞かせていただきよかったです。

何人か、長野県から参加されている会員の皆さんにもお会いしました。若い会員の皆さんは元気いっぱいで頼もしい限りです。
私は15時には会場を出ました。

この後16時から、お声掛けいただいた先生を中心として、新しく作ろうとしている教科書に関する編集会議が予定されていたためです。今回上京した理由の一つはこの編集会議があったからです。

自分が担当している科目についての日頃の悩みを伝えあいながらディスカッションし、方向性だけは決まりました。

夕食をご一緒し、管理栄養士の今後や、それぞれの学科の運営や学生教育などについて語り合い、情報交換をしました。
参考にさせていただきたいネタをたくさんいただいたように思います。

何でしょう?

このランプのようなもの、何だかわかりますか?
そう…ホテルの電気ポットです。
ブルーライトがとてもきれいです。
最近のホテルのポットはこのような速攻でお湯が沸くタイプが多いのですが、ライトを見ながら楽しめるのは初めてです。

今週末は、東京にいます。
金曜日の2時限目の授業終了後に出発しました!

7月11日~13日まで日本スポーツ栄養学会。
発表は予定していなかったので、出席しようか迷っていましたが、12日と13日に東京で、別件の会議が開かれることになり、それなら…と学界にも出席することにしました。

金曜日の夕方に予定されていた早稲田大学早稲田キャンパスの大隅講堂で開催された特別講演に間に合いました。
日本スポーツ栄養研究会から日本スポーツ栄養学会になったことを記念する講演でもありました。

講演が終わって外に出ると、雨になっていました。

学会プログラムも、一部、このところの台風の影響で少し変更されています。
長野から東京に来るまでの間も晴れたり、曇ったり、雨の中を通過したりという変わりやすい天候でしたから、仕方ないと思いまがら、雨の中を歩きました。
ホテルにチェックインし…。

今朝、地震で目が覚めました。
福島沖が震源とのことで東京での揺れは大きくはなかったようですが、泊まっていたホテルの9階の揺れにはびっくり!!
耐震構造になっているのでしょう、ミシミシと長い時間ゆっくりと揺れました。
心細かったこと!

今日は、これから、早稲田大学東伏見キャンパスの学会場に向かいます。

2014年7月10日木曜日

いい日でした?!

普段、星座占いなどを積極的にチェックすることはありません。
結構、気にしてしまうタイプだからです。

今朝、通勤途上で朝番組の星座占いが耳に入ってきてしまいました。
私、さそり座なのですが、「今日もっとも良くない星座はさそり座、ラッキーアイテムはミネストローネスープ」とのこと。
「あら、まぁ、ミネストローネなんてつくる予定も、学生食堂のメニューにもないし・・・」

ところが、今日はとてもいい日でした

秋以降に学生とともに視察に行こうと決めていた山形県長井市の訪問について、長井市の生ごみ循環システムをつくっていらっしゃった菅野芳秀さんから、「大丈夫!」とのお返事をいただき・・・。

共同研究で調査をお願いしていた名古屋の先生から、「回収した調査票を送りました」というメールをいただき・・・、なかなかご連絡がなく、そろそろ連絡してみようかしらと思っていた矢先でした。

星座占いは当たらず、なんだかうれしい日となったのです(ルンルン!!)。
この後も良好に進むよう、努力しましょう!!!

2014年7月8日火曜日

現場の症例をもとに学ぶ

今週、私の3年生の授業は、病院の栄養科長さんにサポータ教員としてご指導いただくプログラム。

長野県栄養士会でいっしょに理事を務めさせていただいた長野市民病院の馬島園子科長さんにお願いして実施しているものですが、毎年、少しずつ内容を変えてブラッシュアップを図っています。

今年は、講義と実習の両方でご指導いただくことができました。

7日(あっ、七夕だ!)月曜日の講義では、栄養カウンセリングと解決志向ブリーフセラピーについて実践場面でのご経験を踏まえてご指導いただきました。

翌日8日の実習では、実際の症例をもとにして、ロールプレイをまじえて個別指導の進め方についてご指導いただくことにしていました。

ロールプレイでの管理栄養士さん役をだれに頼もうかと悩んでいましたが、Aクラス、Bクラスとも男子学生に話をしてみたら、こころよく引き受けてくれました。

初めてやるのですから、完璧にできるわけはありませんが、精一杯取り組んでくれました。
皆に学習の題材を提供してくれて、本当にありがとう。

クラスメイトも拍手で感謝の気持ちを示してくれました。

今日の学習から栄養指導の奥深さと面白さを感じ取ってくれたと思います。
特に管理栄養士役を務めてくれた学生の学びは深かったことでしょう。
この経験を今後の学習の積み重ねの中で、大きな成果に結び付けてほしいものです。

2014年7月4日金曜日

初めての雨空・・・

毎年、前期の1年生科目である「食生活論」でアウトキャンパスステディに出かけます。

今年もその時期になりました。
このところ内容は定着し、茅野市のエコファーマーである今井農園さんを訪問した後、蓼科中央高原のオーベルジュ「エスポワール」に伺い、本学特別講師でもある藤木徳彦シェフにいろいろと教えていただきます。

毎年、炎天下の農場見学でたいへんなのですが、今年は、はじめて雨の中の見学となりました。
昨夜から雨が強く降っていたので心配していましたが、やはり雨・・・。
私、どちらかというと晴れ女なのですが、今年はパワーが足りなかったようです。

なんとか畑を見て歩くことができるほどの雨だったので、よかったということにしましょう。

今井さんの畑の野菜は元気です!畑を飛び交うモンシロチョウも元気です。農薬を極力少なくして、何種類もの野菜をつくっている農園だからこその風景です。
今井さんと藤木シェフのお話から、学生たちはどんなことを考えたのでしょう?

農園の見学が終わったあとは、エスポワールで心づくしのランチをいただきました。

お話をお聞きすると、管理栄養士をめざす学生たちに伝えるメッセージをどのように料理にこめるのか、2か月ほど前から準備をしてくださっているのだそうです。

私は毎年うかがうのですが、今回初めてそのことを知りました。
本当にありがたいことです。

今井農園で、金沢にいったときに買って帰ることができなかった加賀の伝統野菜である金時草(正式には水前寺菜というのだそうです)を見つけ、うれしくなりました。
これが、エスポワールのランチではサラダの材料として登場しました。
エンダイブと水前寺菜と手づくりのベーコンとわさび菜の花をドレッシングであえて、バニラの香りのするサラダを何回もお代わりしていただきました。
エスポワールのサラダは、私にとっては毎回とても楽しみな1品なのです。

今年は、昼食後にスライドを使って食材の話をしてくださいました。藤木シェフは、食材を通して学生たちに伝えたいことをたくさんお持ちなのです。

学生たちが受けとめたことは一人ひとり異なると思いますが、ここでの学習から得たものについて考え続けていってほしいと思います。

今年はゲストとして、長野県農畜産物普及推進協議会塩尻営業所のコーディネーターである女性お二人が参加していました。
お一人は、私の教え子でもあります。

学んだこと、考えたことがたくさんありましたとお礼のメールをいただきました。
今回のご縁が、長野県の農畜産物の県内での普及につながってくれるとすれば、お誘いした甲斐があります。

ご活躍を期待しています!!