今日は、2014年度の最初の集いでした。今回のテーマは「やしょうま」づくり。
皆さん、「やしょうま」ってご存知ですか?
「やしょうま」はお釈迦様の亡くなった日である涅槃会(ねはんえ)の2月15日(または月遅れの3月15日)に仏壇に供えたり、食べたりする長野県の郷土食。
細長い上新粉餅の名前で、地域で、呼び方、作り方や形、材料は様々のようですが、長野県のほほ全域でみられるようです。
私は、子どもの頃、母からその名前の由来について
・・・お釈迦さまが亡くなる直前、ヤショというお弟子さんが、米の粉でおだんごを作ってさしあげたところ、「ヤショ、うまかったぞ」とおっしゃって、おいしそうに召し上がったということから「やしょうま」と呼ばれるようになった
・・・と教えられましたが、考えれば、お釈迦様は日本語で話されたわけではないので、お釈迦さまを敬う人々の思いが、そのような話となって伝えられてきたということでしょう。
私が子どもの頃からなじんだものは、ごま、のり、大豆などを生地にいれた新粉餅。
私が子どもの頃からなじんだものは、ごま、のり、大豆などを生地にいれた新粉餅。
それを細長い棒状にして箸などを二本押しつけ、中央をふくらませて凸状のものでした。
その形が痩せた馬(やせうま)の骨張った背中などに似ているところから「やせうま」「やしょうま」と呼ばれるようになった・・・という説もあるようです。
まだ1月ですが、今日は「やしょうま」づくりにチャレンジでした。
なかなか難しかったです。
いろいろ組み合わせてそれを丸め、どのような形になるのかをイメージするのが難しかったのです。参加された皆さんが慣れて次第にいい作品ができるようになった頃、作業は終わりとなりました。
「花の模様」や「満開の桜の木」など、見事な作品もありました。
私がチャレンジしたのは「花模様」。
花びら真ん中に集まれず、散り始めた花のようでした。
次にやる時には、もっと上手につくることができると思います!
それにしても、昔の人々は、こんな郷土食をつくって季節を楽しみ、年間の行事を大切にして過ごしていたのですね。
昔のほうが、時間がゆったり流れていたのかもしれません。
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