2015年2月28日土曜日

日本栄養改善学会 第2回関東・甲信越支部学術総会

国立健康・栄養研究所を会場とし、同研究所の石見佳子先生を学術総会長として、日本栄養改善学会 第2回関東・甲信越支部学術総会が開催されました。

今朝ご報告したように、私、本日の総会での承認を経て、幹事に就任することになりました。
そして、さっそく検討事項をお預かりしました。

学術総会のテーマは、「ロコモティブシンドロームと栄養・運動」ということで、お二人の先生方の講演をお聞きししました。

独)国立健康・栄養研究所の宮地元彦先生の
「ロコモとメタボを予防するための身体活動・運動」

徳島大学教授の二川 健先生の
「無重力による筋委縮のメカニズムとそれに有効な機能性食材の開発」

切り口は異なりますが、ともに筋力・筋肉量の低下、筋委縮という観点でのお話が組み込まれ、総合テーマにそったものでした。それぞれ興味深く拝聴しました。

休憩後には、大学院生なども含めた若い研究者の皆さんの個別研究発表が、ポスター発表という形で実施されました。

支部長の女子栄養大学の武見ゆかり先生のご提案で、それぞれのポスター発表が終わった後に、総合討論という形で発表者が自分の研究と発表時のディスカッションをまとめて2分程度で話をするという場が設定されました。

これはとてもよいアイディアだったと思います。
すべてのポスター発表のエッセンスを聞くことができ、たいへん面白かったのです。

また、若い研究者の皆さんの研究をブラッシュアップさせる上でも有意義だったと思います。
若い皆さん、頑張ってねと思いました。

帰路、東京駅の券売機で新幹線の特急券を購入しました。
乗車区間を指定する画面で新幹線の路線をさがしたとき、「長野」がないので、{えっ?」と思いました。
よく見ると「北陸」という表示がありました。

北陸新幹線の開業が間近であることを実感しました。
長野新幹線の表示が消えてしまうのは、ちょっと、というか、かなり、寂しいですね。

あっという間に、週末

今週の月曜日に、とっても、とっても、とっても面倒だったシラバスの入稿を終えました。

その日から、晴々とした気分でいろいろな細かい仕事をなんだか楽しく終え、でも、この間にも懸案事案も発生し・・・気がつけば、もう週末です。

本日は東京で仕事。今は新幹線車中です。

久しぶりの長野駅は、長い期間行われていた工事が終了間近となり、長野駅ビル全体が見渡せるようになっていました。

新幹線車中におかれているトランヴェールでも北陸新幹線がらみの特集が組まれています。

新しい長野駅の紹介ページもあり、長野駅ビルMIDORIに、3月7日にオープンする長野県長寿食堂についてもほんの少し紹介されていました。
(公社)長野県栄養士会が提案した定食もメニューに加わっていますので、皆さん、一度、召し上がってみてください。

今日は、日本栄養改善学会関東甲信越支部総会のための上京です。

長野県を代表する形で幹事に加わっていただけないかというご依頼があり、お受けすることになりました。
各県から一人は幹事として入っていただこうという方針になったのだそうです。

・・・というわけで、総会は午後からなのですが、午前中に開催される幹事会にオブザーバーとして出席させていただくことになりました。

今、軽井沢から県境を通り抜けて、安中春名に向かっています。天気は☀☀☀

2015年2月21日土曜日

私もうれしかったです。

今日は土曜日ですが、出勤です。
次年度の授業シラバスを作成するためです。研究室のPCでしか入力ができないのです。

今年は入力方法が変更され、とっても、とっても、とっても、面倒なのです。
半日で1科目が完成・・・といったペースです。
なんとか頑張らないと・・・。

朝、通勤時、長野インターを入ってすぐに目に飛び込んできた白い北アルプスと戸隠の山々は見事でした。

高速を運転しながらでは写真がとれないので、大学に来てから、常念岳を撮ってみました!

キャンパス内で、たくさんの親子連れに出会いました。
学生プロジェクト「松本大学キッズスポーツスクール」が開催されていたらしいです。

かぁっわいいこと!!

PC入力に疲れて、気分転換に郵便局に行こうとしたとき、健康栄養学科の学生に出会いました。

「今日は何?」と尋ねると、
「先生、私、ノートを落としてしまって・・・、それを届けてくださった方がいて、今、受け取って来たんです (^_^.) 」とのこと。

「本当にいい大学ぅ~!!」と彼女が言いました。

もちろんキャンパス内で落としても届かないものもたくさんあるのでしょうが、その言葉を聞いて、私もとってもうれしくなりました。

シラバスの作成は気が重いのですが、白く輝いているアルプスを眺めているときのように、気持ちが晴れ晴れした瞬間でした。

2015年2月16日月曜日

平成26年度修士論文発表会

週明けの2月16日、本年度の修士論文発表会が開催されました。

今年は、社会人院生が3名、学部卒業生の院生1名が、大学院で取り組んできた研究の成果について発表しました。

参加していた1年生の社会人院生がびっくりしていましたが、発表後には大学院の先生方などとの間で、活発な質問疑応答がなされました。

応える院生はたいへんだったと思いますが、研究のおもしろさを感じることができる時間でした。

最後にあいさつされた副研究科長の山田一哉教授がおっしゃっていましたが、健康科学研究科ということで、スポーツ・栄養の枠を越えた研究分野、そして実験から調査系まで研究手法も多岐にわたっていることが、松本大学大学院の特徴でしょう。
専門外の研究分野の発表からも学ぶことがありました。

院生の皆様、お疲れさまでした。
夕方から、打ち上げ会があり、ホッとした修了生と楽しい時間を過ごしました。

2015年2月15日日曜日

公開特別講演会+長野県栄養士会研修会

2月14日(土)は2本立てのプログラム

午前中は松本大学健康栄養学科主催COC事業による公開特別講演会
午後は(公社)長野県栄養士会研究教育事業部主催研修会

学内では、次年度の新入生向けオリエンテーションも実施されていたため、上記の講演会等は人間健康学部棟である6号館で実施しました。
6号館は学外者が参加する企画にはあまり使用されないので、研修会でよく本学を訪れる長野県栄養士会員の方々にも新鮮だったことと思います。

公開特別講演会では、NPO法人HAP(Healthy Aging Projects for Women)理事長で日本女性医学学会認定薬剤師の宮原富士子さんをお迎えし、『女性のライフステージに応じた健康管理~専門職間の連携の視点も含めて~』というテーマでご講演いただきました。

宮原さんは私が研究に用いている食事調査(DHQ,BDHQ)のデータ処理センターも運営してくださっている方なので、本当にお世話になっているのです。
学会の自由集会等で、年に2回程度はいろいろ語り合う場もあるのですが、宮原さんのお話を講演会という形でお聴きするのは初めてでした。

いつもパワフルな活動ぶりに感嘆しているのですが、その源は宮原さんがライフワークとして大切にしているウィメンズヘルスにかける想いなのではないかと思いました。
この日のお話は、聴講していた本学学生からシニアの女性の皆さんまで、ひとりひとりが自分のライフステージに応じた健康課題について考える機会になったと思います。

2名の男性も参加してくださっていたのですが、最後に感想をお聞きしたところ、また、ぜひ講演にきていただきたいという感想を述べてくださいました。他の方々からも同じような感想をいただき、企画した私としてはたいへんうれしいことでした。

長野県栄養士会の研修会は、長野県健康福祉部健康増進課管理栄養士の成見みゆきさんから、新しい長野県県民健康・栄養調査、現在長野県が進めている健康づくりの取り組みである「信州ACEプロジェクト」についてお話していただきました。

講演のあと、グループワークで今後の活動に向けての提案などを出し合いました。
参加者は30数名と多くはありませんでしたが、その分、密度の濃い研修会になったと思います。

新しい県民健康・栄養調査結果の公表は年度末になるようです。
正式な発表を待ちたいと思います。

2015年2月8日日曜日

全国きのこマイスター交流集会

(一般社団法人)日本きのこマイスター協会が「きのこマイスター」という資格の認定を行っているのをご存知でしょうか?
ベーシック、マイスター、スペシャルという積み上げ式の3コースがあります。

私はマイスターコースで栄養学各論という講義を担当しています。
DVD教育を取り入れているので、最近は講義に出かけることはなくなりました。

2月7日(土)、長野県北部の中野市で全国きのこマイスター交流集会が開催されました。
そこでスキルアップセミナーの講演をお願いしたいとのご依頼をいただき、伺ってきました、

スキーに熱中していた若い頃、志賀高原に向けて通い詰めた雪の道。
いろいろなことを懐かしく思い出しながら、雪の積もった田畑を見つつ中野市の会場に向かいました。

以前講義を受けてくださった皆さんとも久しぶりにお会いすることができました。

「きのこの力を見直す~栄養学の視点~」というテーマでお話させていただきました。

きのこを使った料理は、野菜と同じように「副菜」という料理区分で扱われますが、栄養学的には、不溶性食物繊維の多さや野菜にはほとんどないビタミンD給源としても期待できるなど、とても面白い食材だと思います。

そんなことを中心にお話させていただきました。マイスターの皆さんにとっては、栄養学はとても難しい科目という印象のようです。
少しでも楽しく聞いていただけるように工夫したつもりですが、何を得ていただけたかしら?

講演後の懇親を兼ねた交流会にも参加させていただき、きのこづくしのお料理をたくさんいただきました。

写真はきのこのにぎり寿司(エリンギのにぎり、シメジ入り卵焼きのにぎり、えのきだけの軍艦巻き)と、きのこ入りシーザーサラダです。

他にも、たぁくさん、たぁくさんいただきました。

私の講演の前には、スペシャルきのこマイスターを取得された皆さんの研究成果発表があったのですが、こちらも興味深く聞かせていただきました。

いろいろな目的意識で資格をとっていらっしゃる参加者の皆さんとのお話はとても楽しいものでした。
皆さん、個性豊かで、パワフルで・・・「きのこ」を通じて元気をいただいたような気がします。

この会に呼んでくださったご関係者の皆様にお礼を申し上げます。

2015年2月4日水曜日

今日は二十四節気の立春

今日は立春です。
立春は、最近、私の周りでよく耳にするようになった「二十四節気」の一つ。

なぜ、二十四節気をよく耳にするようになったかというと・・・JR長野駅の新駅ビルMIDORIに(公社)長野県栄養士会もメニュー提供などを行うことになっているレストランがあります。
「長野県長寿食堂」というネーミングだそうです。

そこで提供されるメニューの一つが、二十四節気にちなんだものなのです。
そのメニューは、長野県で著名な料理研究家である横山タカ子先生の料理をもとにしたものです。
長野県栄養士会のメニューは地域食材の活用と共に、健康づくりに結び付く食事の形であることもめざしたものです。

レストランは、3月7日にオープンするそうです。皆さんも召し上がってみてください。

2月2日は信州ジビエ研究会、節分の3日は長野県栄養士会の理事会がありました。
夕方には家にもどることができ、何年ぶりかで自分でも豆まきをしました。

そして、本日4日は入試関係の会議、人権に関する研修会と盛りだくさん・・・。
落ち着かない立春でした。
春はもう少し先です。