2017年9月28日木曜日

松本市の「給食のあり方研究会」

松本市が新しく立ち上げた「給食のあり方研究会」の第1回目の会議があり、副会長を務めることになりました。

給食のあり方といっても学校給食に関する研究会で、単純に言ってしまえば老朽化した学校給食センターの建て替えをどうするかといったことなのですが、給食センターのあり方についてもっと多岐にわたる広い視野をもって検討を進めていきたいということのようです。
その考え方に関心を持ったので、お引き受けしました。

さまざまな立場の委員さんがいらっしゃり、会の進め方について多くの意見が出されました。
まとめていくのはたいへんかもしれませんが、活発な会議でいろいろ考えることができ、有意義でした。

本日は食物アレルギー対応に関する情報提供もあり、食物アレルギー対応は少し前とは大きく変わってきているということを教えていただくなど、非常に勉強にもなりました。

市の学校給食センターに勤務している松本大学の私のゼミの卒業生が給食センターでのアレルギー食対応について、非常にわかりやすく、熱意をもって説明してくれました。

松本市は大規模給食センターでのアレルギー食対応を、日本で最初に始めたところです。
アレルギーがご専門の医師の委員さんから、「日本で最初に始めたということは、おそらく世界で最初ということです」とのお話があり、「確かに!」と思いました。

非常に気を張り詰めて行うアレルギー給食業務をこなしているゼミの卒業生・・・学生時代から優秀でしたが、頼もしく成長してくれていてうれしいことでした。

松本市の食育推進計画の策定にも関わっている私としては、そことの調整を図る役割もあるのかもしれないと考えながら、会議に参加していました。

2017年9月26日火曜日

9月も最終週です

2017年度の夏休みも終わってしまうのね・・・と思ったのもつかの間、先週21日の木曜日から後期が始まり、9月23日は松本大学で開催された(公社)長野県栄養士会の研修会で進行役を務め・・・9月も最終週となってしまいました。

すっかり秋の気配ですが、ここ数日は結構日差しの強い日が続いています。

ずいぶん長い期間をかけて編集会議を重ねている新しいテキストの分担執筆原稿。
昨日、ようやく原稿をまとめ終わり、出版社に送りました。
ずっと背負っていた荷をようやく降ろすことができました。
まだ、校正作業が続きますし、10月もいろいろと予定は立て込んでいるのですが、ずいぶん気が楽になりました。

昨日、今年卒業したゼミ生2名からメールが届き、近々来学したいとの連絡。
健康栄養学科の卒業生は実りの秋になると母校を思い出してくれるのでしょうか。
それとも大学祭のことを思い出して訪ねたくなるのかもしれません。

いずれにしても、楽しみに待つことにします。

2017年9月19日火曜日

長野県食育推進計画評価策定委員会

大学では後期のオリエンテーションが始まり、久しぶりにキャンパス内で多くの学生とあいさつを交わしました。

学会参加と休日の間にたまった事案の対応をしているうちに正午近くになってしまいました。
今日は午後に、会長を務めている長野県食育推進計画評価策定委員会が開催されることになっていたため、区切りのよいところで大学を出て長野市に向かいました。

これまでも、いくつかの食育推進計画策定に関わらせていただきましたが、食育は間口が広くて行政の関係部局も多く、すっきりとした議論がなかなか難しいと感じます。

委員として出ていただいている組織も多様で、いろいろな観点での意見が出てきます。
そもそも食育はそういうものだとは思っているのですが、会長としてのスタンスも悩みどころです。

会議はあと1回とのこと。
計画案の作成自体は行政の担当課が中心になって進めてくださるのですが、精一杯役目を果たさなければと思いつつ、進行役を務めました。

2017年9月17日日曜日

松本大学「1日限りのレストラン」終わったようです!

台風の様子が気になりましたが、学会で長い間、留守にしていたので大学に来ました。

今日は、松本大学健康栄養学科の「1日限りのレストラン」の開催日でもあったので・・・。

あまり口出しをしては迷惑なので、朝と、前半と後半の入れ替え時だけ様子を見に行きました。
フロア担当の1・2年生と4年生が頑張っていました。
4年生はさすがですね! とても頼りがいがありました。

研究室にいると全く様子がわからないのですが、無事終わったのではないかと思います。
お疲れ様でした。
(私はそっと帰ることにします・・・。)

そうそう、昨日は京都散策でいい時間を過ごしました。
満足度は85%くらい。

あいにく雨でしたが、予定通り清水寺に行きました。
雨とインバウンドのお客様の合間を縫って、茶わん坂を上り、産寧坂と二寧坂を通って、高台寺から八坂神社を回って、三条通りへ。
どうしても立ち寄りたかった店があったのです。

立ち寄りたかった店というのは山口絵理子さんが経営する
MOTHERHOUSE マザーハウス
です。

バングラデシュでつくったバッグなどを扱っている店で、京都店は1か月ほど前に開店したところ・・・バッグと、数年使っていたお気に入りのIDカードケースが2週間ほど前に壊れてしまったので、いいのがあったら購入しようと決めていました。

対応してくださった男性の定員さんの応対がとてもよく、
バングラデシュの工場では200名ほどのかたが働いていて、1億5千万人以上の人口からするとほんの一握りではありますが、誇りを持ってものづくりに励む人がいるのです
と穏やかに熱意が伝わる目で話をしてくださいました。
楽しいひとときでした。
予定通りの買い物もすることができました。

12時過ぎの電車のチケットを買ってあったので、ゆっくりできず残念でした。
11時開店だったのです。ちょっとリサーチ不足・・・。
(学生時代に行った記憶のある店で・・・私は学生時代を奈良で過ごしたので、京都にはよくでかけていたのです・・・ティタイムをしながら、開店を待ちました。)

京都駅でじっくりランチを探してから電車に乗り込む予定だったのですが、その時間はありませんでした。

ホームで駅弁を買うことになったことと、あいにくの雨だったことで、15%のマイナス
それで85%の満足度というわけです。
とても素敵な旅の締めくくりでした。

2017年9月15日金曜日

徳島から京都へ

引き続き、学会出張中です。

今週、松本大学では就職合宿No.2、編入学入試などがあり留守中もいろいろ進んでいるはずです。

学会での発表は14日に終了したので、学会モードから大学業務モードに戻りつつあります。

学会で毎回旧交を温める先生方は欠席のかたが多かったのですが、それでもいろいろなところでお世話になっている多くの先生にお会いし、情報交換しました。

今日の午前中は、執筆を担当している教科書の編集者の先生と隣同志となりました。
来年度は改訂作業を進める予定とのことで「よろしく!」と頼まれたのですが、「うーん、どうしましょう?」という感じです。

(公社)日本栄養士会の企画運営委員会でいっしょに委員を務めていた、または務めている先生方にもたくさんお会いし・・・いろいろな役目を務めるのではたいへんですが、いろいろなネットワークができてそのネットワークが広がっていくのはうれしいことですね。

13日に次年度の日本栄養改善学会実行員会が開催されました。
次年度は関東甲信越支部で受けることになり、新潟で実施することになっています。
私も学術部の委員として、関わることになりました。
その準備委員会が開催されたわけです。

1年後のことですが、もうかなりのことが決まって来ています。学術部ではどのような教育講演やシンポジウムを組み入れていくかを早急に決めていかなければなりません。
今回のプログラムで聴講が多い会場などをリサーチして、どのようなテーマであれば聴講者が集まりそうかなどを探っていました。

本日の最後に参加したシンポジウムの会場で、数年前福岡の学会で学術総会会長を務められた福岡女子大学の早渕仁美先生から声をかけていただきました。
「学会準備は本当に大変ですね!」と申し上げましたら、「そうなのですよ」とのご返答。
本当に大変なのではこれからなのかもしれません。
基本的には新潟の先生方が進めてくださっているのですが、隣県から実行委員会に参加している私もできることはしなければ・・・と考えています。

学会最終日の本日、最後のプログラムとして聞いておきたいシンポジウムがあったのですが、聞くことhできず、早めに高速バスに乗りました。そのシンポジウムを聞いてから乗車できるバスはチケットが取れなかったのです。

仕方なく1時間早いバスに乗りました。
それでも本日中に帰宅することはできず、今は京都にいます。
新大阪に泊まるよりは京都にしようかなと思ったのです。

京都は海外からの旅行者が多いと聞いていましたが、確かにそうですね。ホテルがとれてよかったです
夕食をいただいた店でも、私が座った両隣りは海外からいらっしゃった方々でした。

通常モードに戻る前に、久しぶりの京都を少しだけ楽しんで帰りたいと思います。

2017年9月13日水曜日

2017年度就職合宿No1

徳島から先週の報告です。

先週は生坂村の通学合宿と、キャリアセンターの企画による就職合宿が合わせてあったため、あちこち飛び回った週でした。

9月5日の午後にゼミの4年生4名と3年生1名とともに、生坂村に向かいました。
6日・7日は就職合宿に付き添っていく必要があったため、生坂村高津屋森林公園での夕食以降の対応を学生に任せて、私は戻りました。

6日は8:30集合。
大学で「はじめの会』をした後、就職合宿の会場である白樺湖の池の平らホテルに向かいました。
私が参加したこの週の1回目の就職合宿は総合経営学部と人間健康学部の3年生59名が参加しました。

私は初めての経験だったので何だか新鮮!!
私が学生だったころは、こんなサポートはなかったので、今の学生は幸せですね!
それでも健康栄養学科の学生たちは不安そうな様子でした。

トレーニングの場ですから。うまくできなくてもいいわけですが、精一杯の努力をしてみるのは企画してくださった皆さんへの礼儀としてやらなければならにこと・・・と挨拶を頼まれたときに、学生たちに話をしました。

面接練習などがびっしり組まれた合宿でしたが、他学部の学生と進める活動などを通して、実り多い体験をしてくれたのではないかと思います。

スタッフとして各グループの支援をしてくれた4年生がすばらしく、りっぱなロールモデルとして3年生に刺激を与えていてくれたと思います。
なんとも心強いことでした!!

2017年9月12日火曜日

鳴門大橋を渡って・・・

新神戸から高速バスに乗車し、鳴門大橋を通って、徳島に来ました。

長野を9時半頃出て、17時半頃につきました。長旅でした!!
鳴門大橋走行中に日が陰ってしまい、きれいな海の写真はとれませんでした。

淡路島のあたりは寝ていたので、素敵な海の景色を見逃したのかもしれません。

徳島に来たのは、明日から始まる第64回日本栄養改善学会学術総会に参加するためです。

徳島には前にも学会で来たことがありますが、街の様子はあまり覚えていません。

今年は松本大学の先生方の参加があまり多くはありませんし、学会でいつもお会いする研究仲間の先生方も欠席するという方が多くて、なんだか寂しいです。

これから、少し街を散策してきてみます。

2017年9月5日火曜日

長野県栄養士会研究教育事業部研修会

明神館に出かける前日の9月2日は、(公社)長野県栄養士会研究教育事業部の研修会でした。
毎年、1回開催しています。

私は研究教育事業部の部長を務めています。
管理栄養士・栄養士を養成している大学や研究機関に勤めている会員で構成される事業部であるため、県の栄養士会の中では会員数が少ないマイナーな事業部です。

毎年そうなのですが、研修会は事業部会員以外にもオープンな形で実施しています。
今年も他の事業部や非会員の方が事業部会員よりも多く参加してくださいました。

今年度は、講演を2本立てで実施しました。

最初は、昨年実施された平成28年度長野県県民健康・栄養調査でまとまりつつある部分について、長野県健康福祉部健康増進課の小林真琴様にお願いしてのご講演。
最新の調査から見えてきた県民の健康や栄養状態の姿について、また専門職としてこの調査を活用していく上で理解しておいてほしい内容などについてお話してくださいました。

県民健康・栄養調査が行われるたびにご講演をお願いしていますが、調査に基づいてPDCA cycleで事業を進めようとしている県のご関係者の皆様の様子は心強い限りです。

参加された皆様も、そのお話の中から自分たちが取り組むべきことについて考えていただけたのではないかと思います。

二つ目は、松本大学教育学部学校教育学科准教授の澤柿教淳先生にお願いして、「南極の食卓風景から考えたこと」というテーマでお話いただきました。

澤柿先生には、私の研究室の取組みでご教示いただいたことがあり、たいへんお世話になっっているのです。
その先生が南極観測隊に参加されたご経験があると伺い、ご講演をお願いいたしました。

お忙しい中、快く(かな?私の勝手な思い込みかも!)お引き受けいただくことができ、とても楽しみにしていました。

当日は映像とともに、私たちが南極を疑似体験をできるようにとお話を組み立ててくださいました。
1万年以上前の空気が閉じ込められた南極の氷・・・水を灌ぐとその空気が溶け出していく小さな音がしました。私たちが生まれるよりずっとずっと昔の空気だなんて、感動してしまいました。

澤柿先生は、どれだけの氷を持ってお帰りになられたのかと考えてしまいましたが、隊員
として活動された方が講演などをなさるときには、そういうことに対応してくださるシステムがあるとのことでした。

参加された皆様の中には、南極とともに澤柿先生のお人柄のファンになられた方がたくさんいたと思います。
企画者としては、鼻高々。
もっと多くの方に聞いていただけるとよかったと思います。

90分では時間が足りず全部を見せていただくことができなかったので、またいつか・・・きっと! と思っています。

2017年9月4日月曜日

現実に戻って・・・

今朝いただいた明神館の朝食です。

経木に包まれた納豆なんて、久しく食べていなかった気がします。
納豆が大好きなので、とてもうれしい朝食でした。

フレンチと和食から選ぶことができたのですが、和食を選んでよかったです。

朝食が8:00-10:00という設定もふだん泊まるビジネスホテルとは違いますね。
皿数が多いことと、雰囲気に浸ってゆったり楽しみながらいただいたため、食べ終わると9時半近くになっていました。
こちらは前夜に撮った
フロント前のスペース

11時に大学で、来学者とお会いすることになっていたので、私だけ先に出発させていただきました。
御一行様は11:00に明神館を出て、海外からのお客様は13:00松本発のあずさで東京に向かうという予定と伺いました。

私が出発する前に、私もお世話になった先生のところでドクターをとられたタイの先生(彼女は生理学が専門ではないかと思います)と出合うことができ、同行されていた栄養学分野の先生と、今後も高齢者のサルコペニア対策のことで連絡を取り合うことになりました。

そして・・・同じ松本市内とはいえ、山道を下って大学に着くと、現実に戻ってきてしまったなあという感じがしました。

さっそく来学者の対応をして、その後、本日締切の校正原稿のチェックを終えて投函し、明日にスタートする生坂村の通学合宿の準備をして・・・などしていたら、この時刻になりました。

まだ、少し夢心地です。
夜空にはお月様が輝いています。

ご褒美!!

今、松本市扉温泉の明神館にいます。
一度は訪れたいと思っていたところだったので、なんだか幸せです。

活動仲間の先生が、海外から共同研究者を招聘して開催されたミーティングに参加するため、マイカーで登ってきました。
細い山道を走ったのは久しぶりです。
このところ、高速道路を行ったり来たりでしたから・・・。

夜中に目が覚めて大風呂に入ってきました。真夜中というかスーパー早朝の時刻でしたが、ほかにも2人の方が入っていました。
和テイストとモダンが融合した落ち着いた雰囲気の部屋に戻ると・・・川のせせらぎの音だけ・・・静かです。
ゴージャスなひととき。

このところ、あわただしい日々だったので、ご褒美だと思っています。
このミーティングでプレゼンテーションをすることになっていたので、昨日も睡眠時間がひどく短かったのです。

いつものごとく、泥縄式で準備。
英語のプレゼンテーションをつくり始めたのは、31日に東京で開催されたテキスト編集会議を終えて長野にもどってから。
昨日、マイカーで大学を出る直前まで作業を進め、やっとなんとかまとまりました。
プレゼンも上手にはできませんでしたが、なんとか役目は果たせたようです。

明神館の田邉真宏シェフには食育活動などでたいへんお世話になっています。
昨夕のディナーはフレンチで、田邉シェフらしい料理の数々をゆっくり楽しみました。
ご挨拶をしたかったのですが、松本市街地のヒカリヤのほうにいらっしゃるということで、お会いすることができませんでした。
ちょっと残念。

満腹感と温泉での入浴と、前日の睡眠不足でいつもよりも早い時刻に上瞼と下瞼が仲良しになってしまいベッドに入ったので、今朝はスーパー早朝に目が覚めてしまったということなのです。

さて、朝食は8時からということなので、もう一度、ベッドに入ってみることにします。