2014年10月19日日曜日

大学祭レポートⅡ

松本大学大学祭「梓乃森祭」開催中の週末です。
土曜日は、廣田ゼミの射的と食育SATシステムの教室にも、多くの方が訪れてくださいました。

私が顔を出した時には、かわいらしい小学生の女の子たちがSATの食事診断に、ゼミの4年生が射的にチャレンジしていました。
女の子たちに「写真をとってもいい?」と聞くと、「いいです」と答えてくれましたので、パチリ!

なんだかとても楽しそうです。

夕方からは、日曜日に開催される地域貢献大賞のコンクールに向けて、ゼミ長が務めることになっているプレゼンテーションを皆で見直して、遅くまで準備を進めていました。
ご苦労様!!

そして、日曜日の今日なのですが、私は長野市でシニア健康講座の調理実習講座。
大学祭のほうはゼミ生たちにお任せです。地域貢献大賞の晴れ舞台を見てあげられなくて、とても残念。

調理実習講座が無事に終わったところで、大学祭の食育SATシステムのPCがフリーズして困っているとの連絡が入りました。
できそうなことは伝えましたが・・・不在でごめんなさい。

射的は好評なようです。

地域貢献大賞はというと・・・「後援会長賞」をいただくことができたそうです!!

頑張った甲斐がありましたね。よかったぁ!

ゼミ生たちは後夜祭もでるのかしら? 
楽しんでください!!

2014年10月18日土曜日

大学祭 廣田ゼミ 準備が整いました!

松本大学の第48回梓乃森祭がスタートしました。

健康栄養学科の「1日限りのレストラン」は開店準備中!
予約した方のみが対象となります。ジビエ料理にもチャレンジしていますよ!!

各ゼミの模擬店は、すでに販売を開始していて、ちょっと学内を歩くと、「○○、いかがですか!」と売り歩く誰かにつかまってしまいます。
特に健康栄養学科の学生の声掛けをかいくぐって移動するのは、大変です。
さっそくコーヒーのお供になるスウィーツを買い求め、ただいまコーヒータイムです。

廣田ゼミ3年生のLet's hunting(射的)は、準備が整っています。

食事診断の食育SATシステムもあります。皆さんも日頃の食事を振り返ってみませんか?
なかなかできない体験ですよ!!

そして活動報告のポスターも展示しています。

皆さん、ぜひお越しください。
かわいい動物たちがお待ちしています。

5号館1階513教室です。

2014年10月14日火曜日

長野県の学校給食献立コンクールの1次審査

財団法人長野県学校給食会主催で開催される「学校給食に地場産物を活用した調理コンクール」は平成23年度から実施されています。

今年は4回目の開催となり、すっかり長野県の学校給食関係者の間に定着した感があります。

初回から、審査委員長を務めさせていただき、学校栄養士の皆さんや調理員の皆さんの学校給食にかける思いを体感してきました。

10月14日の午後、松本大学会議室を借用して、本年度の1次審査である書類選考が行われました。
自由献立部門と課題献立部門があり、献立票などの応募書類をみて9名の審査員で選考を行いました。

11月に2次の調理審査があり、このときは地場産物を納品してくださる農家の方や学校の校長先生などにも加わっていただきます。
1次審査は、応募書類をみて評価ができないといけないので、給食管理業務のことがわかるメンバーで審査を行いました。

約100件の応募書類の中から、事前チェックで30件足らずに絞り込んでいただいたのですが、1件ずつ吟味しながら審査するのはかなり大変です。
全部チェックし終わった頃には、疲れました。

審査員の評価を統合して2次審査に進んでいただくチームを選定しました。
明日には、連絡文書が発送されるそうです。

審査基準も年を追うごとに洗練されていきます。
選考に残ったチームの皆さんには、調理審査当日、落ち着いて頑張ってほしいと思います。

大学祭に向けての準備

心配された“非常に大型で強い”台風19号が通り過ぎました。
昨夜の就寝時には雨が強くなってきていましたが、朝、起きると穏やかになっていて、ほっとしました。
幸い、長野市や松本市では“大暴れ”という感じではありませんでしたが、各地では風雨の影響で被害があったようです。

学生たちは、今週末の大学祭に向けた準備を進めています。

私のところの3年ゼミ生はゼミ活動の発表と、射的をすることになっています。
昨日は台風が迫る時刻に、皆でその的などをつくっていました。

健康栄養学科らしく「ジビエ」を意識して、的たちはシカ、イノシシ、クマ、山鳩、キジなどのようです。
今年の3月に卒業したゼミ生が取り組んでいた長野県内の鳥獣被害とジビエに関する研究についても、ポスター掲示をするそうです。

準備作業中にお邪魔すると、「先生もやってみますか!」と誘われて、学生たちが購入してきた吸盤ピストルで射的にチャレンジしてみました。

なかなか難しいです! やっと4発目で何とか的に当たりました。

そして、結構、楽しいです。
皆さん、大学祭の折には私たちのゼミの教室(513教室)にお出かけください。

食育SATシステムによる食事診断のコーナーも設置するそうです。
教室の半分を使いますが、隣では沖島研究室ゼミ生による研究成果の発表があります。

両ゼミで運営する513教室にぜひ足を運んでください!!

2014年10月10日金曜日

菅野芳秀氏の講演会 お越しください!

本大学が取り組んでいる「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」の地域志向教育研究費による「特別講演会」を企画しました。

山形県長井市から、市民全体で取り組む生ゴミ循環システムであるレインボープランの立ち上げにあたって中心的役割を担った菅野芳秀さんをお迎えします。

菅野さんと松本大学健康栄養学科とのつながりは、平成21年度に始まりました。

私は、松本大学に着任する前に、長野市で菅野さんのご講演を聴かせていただく機会を得ました。
その後、菅野さんのご著書「生ゴミはよみがえる」(講談社) を拝読して、すっかり《菅野芳秀ファン》になってしまったのです。

生ごみというと、多くの人は環境問題などの視点で考えると思いますが、私はその本の中に出てくる「生ゴミがよみがえる町」の一節に心打たれ、生ゴミは、食育のよいツールになると考えるようになりました。
松本大学着任後は、健康栄養学科1年次の「食生活論」で、毎年、この部分を題材として学生たちに考えてもらうことにしています。

平成21年度、健康栄養学科が文部科学省の大学教育GPに採択されたとき、学生たちに菅野さんのお話を直接聞いてほしいと思い、特別公開講演会の講師をお願いしました。
こころよく引き受けてくださり、松本までお越しくださいました。

その時の報告は下記をご覧ください。

その後に続いた山形県長井市への視察は、私の研究室ゼミ生が取り組む学内でのささやかな生ゴミ循環システムづくりの活動へとつながりました。

視察時の様子は下記をご覧ください。

平成23年度に大学教育GPのまとめとして開催したGPフォーラムでも菅野さんにシンポジストを務めていただきました。

その時の報告は下記をご覧ください。

菅野さんが、山形県置賜地方(三市五町で構成される地域)を食と農とエネルギーの「自給圏」にして行こうという置賜自給圏構想を考える会の活動にも尽力されていると知り、再度、学生とともに長井市に伺ってみようと計画していました。
地域つくりを考えることは、食生活に関する専門職をめざす学生たちに不可欠な資質だと思っているからです。

菅野さんと何度かメールをやり取りした結果、今回は、こちらにお越しいただいてお話を伺うことにしました。

一般の方も参加できる公開講演会として実施しますので、関心のあるかたは、下記リンク先の内容をご確認いただき、お申込みいただければと思います。

概要は下記のとおりです。

日時 2014年10月25日(土) 開場 14:30 開演15:00
場所 松本大学6号館3階633教室
講師 山形県長井市のNPO法人レインボープラン市民市場「虹の駅」理事長 
    アジア農民交流センター(AFEC)共同代表 菅野芳秀氏
講演の演題 “土はいのちのみなもと”の地域づくり
タイムテーブル  14:30 受付開始
           15:00~16:30 講演会
           16:30~17:00 参加者との交流・ディスカッション
           17:00 終了予定


会場の関係で、定員は80名(入場無料)と少なめです。
そのため、事前にお申込みいただくことにしました。
参加を希望される場合は、住所・氏名・お勤めのかたは勤務先・連絡先電話番号を明記の上、下記にお示しした内容にしたがって、お申し込みください。

「菅野さんからのメッセージ」をお読みいただくと、少しだけお人柄がわかるのではないかと思います。
参加を希望される場合は、お早めに!!

ご案内、申し込み方法の詳細は、下記をご覧ください。

2014年10月4日土曜日

長野の野菜はおいしいよコンテスト

(公社)長野県栄養士会は小・中学生を対象として、野菜クッキングコンテストを開催しています。
この“長野の野菜はおいしいよコンテスト”も、今年でも第7回となりました。

最初に企画を検討した頃のことを知っているので、長野県栄養士会の食育活動がこんなふうに定着し発展しつつあることを、とてもうれしく思います。

この企画を立ち上げるときに中心的役割を果たし、毎年審査会の運営を担ってくださっていた小笠原憲子前常任理事が退任されてしまったので、今年は私にその役目が回ってきました。

第1回のときには、1次の書類審査のみ審査員を務めましたが、2次の実技審査に関わるのは初めてでした。

朝、会場となっていた長野調理製菓専門学校には、2次審査に残った子どもたちが続々と到着。
2次審査に残ること自体がたいへんなことなので、誇りをもって調理に臨んでほしいと思いながら、子どもたちを迎えました。

今回は、このコンテストの様子をラジオ番組として伝えてくださることになっているSBC信越放送のMCの方が、司会進行を務めてくださいました。

10:00に開会式がスタート。

主催者挨拶、審査委員長をお願いしている会場となっている調理専門学校の石坂豊明校長先生の挨拶と諸注意に続いて・・・10:30には2次審査に残った10組の子どもたちが一斉に調理をスタート。

一人でつくる人、クラスメートのチームで、姉妹のチームでなどさまざまですが、皆、なかなかの手際です。
始まる前に付き添ってきてくださった先生方とお話しする機会もありましたが、学校やお家で何回も練習してきてくれたそうです。

こんなふうに、クッキング~特に、野菜料理の~に関心を持ち、積極的に取り組んでくれる子どもたちが増えてくれることは、私たち企画側にとってもたいへんうれしいことです。

調理時間は1時間、大きな字で書いたレシピを見ながら、また、お互いに声を掛け合いながら、作業を進め、全チームが時間内に調理を終えました。

斬新なアイディアの「県内産野菜を1人分100g以上使用した料理」ができあがりました。

写真撮影後に審査員による試食審査があり、その結果も踏まえて審査会が開催されました。
その間に、子どもたちも試食し、他のチームの料理も味わいました。

そして・・・結果発表、表彰式。

唯一の男子チームが最優秀となりました。売木村という長野県南信地域から来てくれた6年生の二人でした。

表彰後のコメントがとてもよかったのです。
「ほかのチームの料理もとてもおいしかったので、その中で最優秀になれたのことは、とてもうれしいです。」
いい挨拶でしょ!!

今朝は朝5時に出発してきたのだそうです。調理中の作業段取りに関する声の掛け合いもすばらしく、将来はシェフになるかも・・・と思えるような二人でした。
「おめでとう!!」よかったですね。

料理の詳細は・・・長野県栄養士会では、毎年、このコンテストの
入賞作品を紹介する冊子をつくっています。

その中に写真とレシピが掲載されますので、それができあがるまで、“乞う、ご期待”。

2014年10月1日水曜日

御嶽山の噴火 Ⅱ

日本は火山列島だということを認識し直しています。

9月27日に噴火した御嶽山では、多くの犠牲者が出ています。
たまたまその晴天の日に登山をしていた方々が、迫りくる噴煙にとらわれて何を思ったかを考え…胸がつぶれそうです。

最近は登山とも縁遠くなってしまいましたが、以前は上高地の活火山である焼岳に登ったこともありますし、御嶽山に登ろうという案が浮上したこともありました。

自分の身に降りかかっていてもおかしくないことだと思うと、その場に居合わせた人々の恐怖感の一端を感じることができます。

私たちの年代では、休火山や死火山といういい方を学習しましたが、今はそのような表現はしないとのこと。

今年は、小笠原諸島の噴火で西之島が拡大を続けているというニュースもあります。
火山列島の日本で噴火に備えて・・・といっても、どうすればいいのかしら?

とにかく、防災意識を高くするということしかないのでしょうか?

御嶽山のふもとで育つ白菜は極上白菜として有名で、以前、食育関係の仕事で木曽にうかがたっ時に、夏場に生産されほとんどが長野県外に出てしまって、なかなか地産地消は難しいとうかがいました。

この白菜にも火山灰の降灰があったようですが、こだわりの白菜を栽培してきた皆さんのご苦労が無に帰さないようにと、祈るような気持ちです。